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Saturday

伝説に想いを馳せる小さな本物 / Antique Brass Hook "Unicorn Horn"

まるでユニコーンの角のような螺旋をもつアンティーク・フック。









フランスで手に入れた古いフックは、あまり見かけない珍しいデザイン。

螺旋状の線が彫りこまれた引っ掛ける部分は、まるでユニコーンの角のようです。


古代から世界各国で伝えられる伝説の獣、ユニコーン。


古代ギリシアのメガステネス(紀元前4世紀末頃)によってユニコーンの角に螺旋状の筋が入っていることが初めて述べられ、それがユニコーンのイメージの中に入り込んでいったといいます。

角には特別な力があり、代表的なものとしては病を治す力があり、また角で作った杯で水を飲めば不死となる、というもの。

紀元前からの長い歴史の中で、世界中各地に伝わるユニコーンの伝説。

そんな伝説に想いを馳せてみたくなる小さなフックは、アンティークの醍醐味を存分に感じさせてくれます。


小さいながらも確かな質感をもつアンティーク・フックは、使うたびに本物をもつ悦びを教えてくれることでしょう。


◆France
◆推定製造年代:c.19世紀後半
◆素材:真鍮
◆サイズ:幅約1.8 奥行き(取り付けた時に出っ張るサイズ)約3.5 高さ約4cm
◆在庫数:1点のみ


【NOTE】
*古いお品物ですので、多少の汚れ、錆びや変色などがみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承のうえ、お求めください。


アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。



http://toddlowrey.com/?pid=117910584

Todd Lowrey Antiques
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エレガントな分割器械 / Antique French Divider

フランスで手に入れた、緩やかな曲線が美しいデバイダー。











Divider/デバイダーとは、製図用具の一種。

コンパスのように開閉できる二本の脚の先が両方とも針状になっており、寸法の写しとりや線分などの分割に使用するもの。

製図にはもちろん、例えば海図から航行距離を割り出したりするのにも用いられます。

現代ではこのような作業はほぼコンピューターの領域になってしまっていると思われますが、昔は精度の高いデバイダーは様々な場面での必需品でした。

今回ご紹介するのは、フランスで手に入れた古いデバイダー。

材はくすんだゴールドがかった金属で、真鍮のようにも思えますが詳細は不明。現代の製図器具のような銀色の合金とはひとあじ違った雰囲気をもっています。

英国式の様に細かい調整ができるわけではないのですが、操作性はなかなかしっかりとしていて、十分実用にしていただけそう。なによりも、指あたりのよい曲線がさりげなく使われていて、なんともエレガントな雰囲気がなによりの魅力です。


ご自身用にももちろんですが、こだわりが強いご友人へのギフトにも喜んでいただけそう。


優雅で緻密、小さなアナログ器械は、訳もなく触れてみたくなる魅力にあふれています。


先人の知恵が生んだひとつの結晶を、愛でてみてはいかがでしょうか。



◆France
◆推定製造年代:c.1940-1950年頃
◆素材:金属
◆サイズ:全長約12.2cm
◆在庫数:1点のみ


【NOTE】
*古いお品物ですので、多少の汚れ、錆びや変色などがみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承のうえ、お求めください。


アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。


http://toddlowrey.com/?pid=117902600


Todd Lowrey Antiques
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Tuesday

シャムロックを掲げたアールヌーヴォーの源泉/Arts & Crafts Shamrock Key Box

可憐なシャムロックが鍵としてデザインされた、格調高いアーツ&クラフツのキーボックス。














シャムロック/Shamrockとは、英語でクローバーなどを指す三つ葉の総称。

アイルランドの守護聖人、聖パトリックを表すモチーフでもあり、それが由来してアイルランドを象徴する植物として知られています。

シャムロックの葉が3つに分かれているのは「三位一体」を表しているともいい、信仰心とともに永く愛されてきたモチーフであるといえるでしょう。


また、Arts & Crafts/アーツアンドクラフツとは、産業革命後の大量生産品に異を唱え、中世の手仕事に帰り、生活と芸術を統一することをウィリアム・モリスらが提唱した19世紀後半の運動のこと。


壁紙やファブリックのデザイン、家具のデザインをはじめ、食器や雑貨、本の装丁やフォントのデザインまで、幅広く多くのものが生みだされました。この運動は大陸へと伝わり、アールヌーヴォーの源となったといわれています。



このキーボックスは、そんなアーツアンドクラフツの意匠をとりいれたもの。

銅で造られた本体に、アーツアンドクラフツらしい幾何学的な曲線がモチーフとなった真鍮製の脚が取り付けられています。

蓋は1枚の真鍮に、上部には円柱形の取っ手、そして内部には振れ止めが、必要最小限にとりつけられたシンプルなもの。

正面には、シャムロックの鍵モチーフが立体的に施され、可愛らしいワンポイントになっています。

銅と真鍮の色合いの対比が美しく、端正な佇まいとあいまって、凛とした空気を周囲の空間にもたらしてくれそう。


傍に置いておくほどに愛着のわく、小さな、本物の英国アンティークの逸品です。



◆England
◆推定製造年代:c.1900年頃
◆素材:銅・真鍮
◆サイズ:幅約14.7cm 奥行き約6.7cm 高さ約6m
◆在庫数:1点のみ


【NOTE】
*多少の汚れ、小傷、錆び、および底になにかの貼り跡がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*古いお品物ですので、上記のような事象がみられますが、全体としてはコンディションのよいお品物だと思います。ご了承の上、お求めください。


アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
下のバナーからお入りいただけます。


http://toddlowrey.com/?pid=117387006

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光と空間をとりこむ魔法の鏡 / Vintage Convex Mirror

華やかで重厚感あふれるギルドフレームに納められた、コンベックスミラー。















コンベックスミラーとは凸面鏡のこと。


その歴史は古く、少なくとも15世紀にはヨーロッパにおいて使用されていました。

印象的なインテリアとしても効果的に使用され、たとえばマントルピースの上などに掛けられることもよくあったようです。


Portrait of George Henckell in his Study, c.1800


そして、その不思議な映り方から、画題をより深いものとする小物としてもしばしば見つけることができます。



The Mirror by Sir William Orpen 1900





独特のな映り方をするせいでしょうか、コンベックスミラーにはいろいろな名前で呼ばれています。

Fish Eye Mirror「魚眼ミラー」。
Banker's Eye「銀行家の眼」。
そしてフランスでは”oeil de sorciere”「魔女の眼」。


今回ご紹介するコンベックスミラーは、英国で買い付けたもの。
製作は1950年~60代頃と思われます。

周囲のフレームは木のベースに、石膏に金彩を施した伝統的な手法の物。

くるりと廻ったモールディングモチーフには独特のひび割れ模様が施され、外縁のアカンサスのスクロールが重厚感あふれるシルエットをつくりだしています。


ミラーは、壁に掛ける装飾品としては実はとても効果的。
広がりをもたらし、さらに光を写し込んでお部屋を思いがけなく素敵に演出してくれます。



そのミラーのなかでも、特別な構造のコンベックスミラーであれば、効果ははかり知れません。

それは、さながら光と空間をとりこむ魔法。

あなたのお部屋へ1枚の魔法をお届けいたします。



◆England
◆推定製造年代:1950~60代
◆素材:木、石膏、ガラス、紙、他
◆サイズ:直径約41 奥行き約4.5cm
◆重量:約2.5kg
◆在庫数:1枚のみ

【NOTE】
*背面は厚紙と塗装で仕上げられており、多少の汚れ、反りなどがみられます。
*背面の吊り金具は、英国買い付け当時のままです。現在のところ、問題なく吊ることができます。
*フレームには若干のアタリ、汚れ、修復跡などがみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*古いお品物ですので、上記のような事象がみられますが、全体としてはとても雰囲気ある素敵なお品物だと思います。ご了承の上、お求めください。



アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。


http://toddlowrey.com/?pid=117385698


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