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Wednesday

クチバシで挟んで / Antique Slide Gauge Drill Wire Rule Caliper

 英国アンティーク、キャリパー。

















英国のアンティークマーケット、その奇妙なフォルムに惹かれて手に入れたツールのご紹介です。


対象物を挟み込んで、その厚さや径などを測る測定工具で、英語では「Caliper/キャリパー」、日本では「ノギス」と呼ばれるツールです。


キャリパーと呼ばれるツールは、その歴史も含め多種多様で、円を描くコンパスのような形状をした単純なものから、現代ではデジタルディスプレイを備えた高性能なものまで幅広いです。



今回のツールは、本尺とそれに沿ってスライドする副尺によって、対象の厚さを測定するのですが、本尺と副尺には爪/顎がついており、対象を外側から挟んだり、

対象の内側に当てることなどができます。


このタイプは、一般的に、Vernier Caliper/バーニアキャリパー と呼ばれ、副尺にバーニア目盛が備わっており、精密な数値までの測定が可能で、数値の読み取り部分がダイヤル式のものや、デジタル式などの種類があり、現在ではデジタルキャリパーがその利便性によって普及しています。


今回のものは、バーニア目盛がないので、このタイプの初期型モデルと思われます。



本尺と副尺の爪/顎のことを、その形状から「クチバシ」と呼ぶこともあり、確かに、奇妙に感じたフォルムは、鳥やイルカのクチバシを彷彿とさせ、とても愛らしく、親しみを感じさせます。


さらにこのツールが特異なのは、エッジに沿って連続する数多くの丸穴や窪みです。

これらは、ドリルやワイヤーの太さを確認/測るためのものですが、刻まれた数字は具体的なサイズを表すものではなく、太さの微妙な違いを見た目や感触ではなく、より正確に確かめるために使用していたのではないかと推測します。



英国製の古いツールなので、インチの目盛りが刻まれています。最大4インチ(約10cm)まで計測でき、ロッキングスクリューによって、任意の位置での固定も可能です。



表面には、PARTRIDGE と EARL OF DUDLEY'S の刻印が見られます。PARTRIDGEは、恐らく製造者の George Partridge のことだと思われます。

EARL OF DUDLEY'S は、イングランド中部のウェスト・ミッドランズ州にある、スタッフォード郡のダドリー城のダドリー伯爵だど思われますが、残念ながらその意図は不明です。 



厚さ5㎜と重量感たっぷりで、いまだ現役で使用できますが、何といってもその個性的なかたちは、見ているだけでも愛着が湧いてくること必至。

コレクションの一部にいかがでしょうか。



◆England

◆推定製造年:c.1920~40年代頃

◆素材:鍛造合金鋼

◆サイズ:全長約15.3㎝ 幅約7.7cm/3.7cm 厚さ約0.5cm

◆重量:243g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に微細な傷や汚れ、金属部の経年変化などがみられますが、動作は正常です。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。



アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。


Todd Lowrey Antiques

by d+A