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Sunday

3個のどんぐりが意味するもの / Antique Threepenny Charm with Chain

 英国アンティーク、3ペンス銀貨を加工したチャーム付きペンダント。













英国で手に入れた、丸い輪の中にどんぐりが配されたチャームを持つ、シルバーペンダント。


初めはただ単に、どんぐりのデザインが素敵なシルバーのチャームだな、と思って手に入れました。


後にじっくり裏面を見ると、見る角度によって人の横顔が見えて参りました。あ、これは・・・!と思いつき、調べてみれば、これはジョージ5世(在位1910-1936)時代に発行された3ペンス銀貨であることがわかりました。



ちなみに現在の日本においては、貨幣を加工することは法律によって禁じられており、私たちも日本硬貨のアクセサリーは目にすることは(多分)ありません。

でも他国、例えばアメリカや英国などでは特に禁じられてはいないようで、「硬貨/コイン」を使ったアクセサリーや雑貨をしばしばみることができます。


最も多いのはコインをそのまま使ったリング、そしてチャームでしょう。他にはコインを加工した小さなスプーンやコインを貼り付けたピンディッシュなどもあります。




でも今回のように、ここまでコインを切り抜いたデザインを見たのは初めてでした。それにしても、こんな小さなものをよく綺麗に切り抜いたなあ、と妙に感動をしてしまいました。

(反対側のジョージ5世は可哀相ですが・・・)



きれいな3角にレイアウトされた枝付きのどんぐり。

これは三位一体を表しているのでしょうか?それとも三権分立?

英国の哲学者ロックが提唱し、18世紀フランスの啓蒙家モンテスキューが確立したという三権分立。厳格な三権分立を貫くアメリカに対し、英国は国王の元、議会(立法権)、内閣(行政権)、裁判所(司法権)の三権がゆるやかに統治権力を分け合っているといわれます。それを考えれば、国王の横顔が彫られたコインの背面には、うってつけのデザインであるような気がいたします。



とりつけられたチェーンも「STERLING」の刻印が入ったシルバー。

ただ、こちらはそれほど古いものではないと思われます。



貴方の胸元に3個のどんぐりはいかがでしょう。


古来より、永遠や繁栄を意味するモチーフとして好まれてきたどんぐりが、豊かな実りを運んできてくれるかもしれません。



◆England

◆推定製造年代:コイン1910-1936 /チェーンc.1970年代以降

◆素材:コイン・シルバー500/チェーン・シルバー925、

◆チェーン全長(環から環まで)約40cm

◆重量:2g

◆在庫数:1点のみ


【NOTE】

*古いお品物のため、小傷や汚れ、変色等がございます。

*チェーン留め具は問題なく稼働します。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上お求めください。




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。

Todd Lowrey Antiques

by d+A