ペーパーウェイトがヨーロッパで流行り出したのは19世紀半ばから。
きっかけは、1840年に発行されたイングランドのペニー切手だったといいます。
小さく軽く、ぱたん、と本を閉じればその風でどこかに飛んでしまう切手にとって、ペーパーウェイトは必要不可欠なものとなりました。
機能としては小さくて持ち重りがするものならば何でもよいのですが、ちょうどその頃に発表されたヴェネチアングラスのペーパーウェイトが大層評判となり、早速フランスのサンルイ、バカラなどが作り始め、そして英国のメーカーもこぞって作り始めたといいます。
とても人気があるのは、ミレフィオリ・グラスが敷き詰められたタイプ。トンボ玉の断面をぎっしりとならべた様は、まるで海中の珊瑚のようで、現在でも多くのコレクターの心をとらえています。
また、ガラスの中に花や生き物を表現するものも人気でした。
今回ご紹介するのは、まさにそのタイプ。
大きく咲く黄色い花びらの中心に、ひっそりと小さいカエルが隠れています。真上から見れば、中心の気泡のまさに真ん中に、蛙と花の完璧な世界をみることができます。
糊つきのふせんをメモ代わりにする事はとても便利ですが、たまにはこんなペーパーウェイトでメッセージを置いておくのも粋なもの。
光を透かして生き生きと輝く、いつまでも変わらないミニマムなテラリウムをお楽しみください。
◆England
◆推定製造年代:c.1960年頃
◆素材:ガラス
◆サイズ:直径約6.5cm 高さ約6cm
◆在庫:1点のみ
【NOTE】
*底面には若干の汚れがみられます。
*製造時からと思われる、筋や凹みが若干ございます。
*詳細は画像をご参照ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求め下さい。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A