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Monday

3体の精霊 / Adam Binder Editions Special Moment Series "The Three Sprites" 142/150 2006

イングランドのアーティスト、アダム・バインダー作の傑作フィギュア。





















イングランドのアーティスト、アダム・バインダー作の芸術的なカエル。


もともとは「ハーモニーキングダム」の造形アーティストの一人だったアダム・バインダー/Adam Binder。

2001年に独立し、イングランド・コッツウォルズで自分の工房を立ち上げ、「Adam Binder Editions」として彼独特のこだわりに満ちた作品をつくってきました。基本的には限定生産で、追加の生産はないことから、彼の作品は世界中でコレクターズ・アイテムとなっています。素材は大理石の粉と樹脂をまぜた独特のもので、しっとり、ずっしりとした質感と自然な発色が作品の魅力をさらに高めています。




当店では今までもアダム・バインダーの作品を複数ご紹介してまいりましたが、今回は「Special Moment」シリーズから、そして初めてイベントピースからのご紹介です。


タイトルは"The Three Sprites/スリー スプライト"。


「スプライト/sprite」とは妖精、小さな精霊のこと。
(他に落雷の際、雷雲上空の中間圏の地上40?90キロメートル付近で発生する放電・発光現象のこともスプライトといいます)


よって「3体の精霊」とでも訳しましょうか。

形状としては高さ約6.3cm。白い壺状のベースに、折り重なるようにカエル三匹がしがみついています。モチーフは「Aaglychnis Callidryas/アカメアカガエル」で、大きな目と細長い手足が特徴の熱帯雨林に生息するカエルです。3匹のうちの手前1匹は、ポコリと外れるようになっており、外れた部分は小さな空間があって、底には小さなオタマジャクシが確認できます。

側壁には「The Three Sprites」の文字が彫られております。ポコリと外れる1匹には胴体に貫通する穴が開いており、紐などを通してチャームとしてお愉しみいただくことも可能、と盛りだくさんな特徴をもっております。



そして、この「スリースプライト」は2006年のイベントピース。色違いで6つのバージョンがあり、スタンダードなUKバージョン以外は、それぞれのイベント限定の品物として販売されていました。UKバージョンが150体、その他5つのイベントバージョンは各100体、総合計650体。


UK Version: Green frogs, yellow eyes 150体
Blue Version (Fin-Alley Gifts Event):blue frogs, red eyes
Yellow Version (Arts West Unique Gifts Event):yellow frogs, green eyes
Orange Versionhe (Old Town Antiques Event):orange frogs, red eyes
Green Version(My Doll Shop's Event):green frogs, red eyes
Bling Version(the Mima's of Warwick Event):blue,green and yellow frogs, red eyes, bling


今回ご紹介しているのはUKバージョンで、世界限定150体のうちの145体目となっています。




2013年から彼はブロンズ彫刻を主体とする活動をしており、小さな作品はほとんど作らなくなりました。

ブロンズ彫刻はとてもとても素晴らしいものですが、それはまさに「芸術」としての存在となっているため、彼独特の造形センスが活かされた小さな作品を多く揃える悦びは、年々難しくなっていくのは間違いありません。



カエルラバーズならば、一作は手に入れておきたい、アダムバインダーのカエル・シリーズ。そのなかでも、世界中で150人だけがもつことを許された特別なピースはいかがでしょうか。

3体の精霊が放つ生き生きとしたその姿と存在感を、是非貴方のお手元でご鑑賞ください。




◆England
◆製造年代:2006年
◆素材:石材・樹脂等
◆サイズ:高さ約6.3cm 
◆本体重量:約66g
◆在庫:1体のみ


【NOTE】
*専用箱が付属しています。
*本体はとてもよいコンディションです。
*箱には保存時についたと思われる擦れや汚れ、角の折れ等がみられます。
*詳細は画像をご参照ください。
*上記ご了承の上、お求めください。

*このお品物は既にクローズした当店の姉妹店「Art Frog」から移行してきたものです。過去に「Art Frog」のブログで紹介されておりますので、検索時にご覧になるかもしれませんが、品物はこれ一点であり、当店で在庫しておりますのでご安心ください。



アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
下のバナーからお入りいただけます。







Saturday

実用を兼ねた迫力の銀細工/ Antique Silver Handle Magnifying Glass Birminghum 1908

 英国アンティーク、シルバーハンドルの拡大鏡。
















使い始めてみるともう手放せないツールのひとつ、拡大鏡。それがアンティークの、しかも銀製品であることは、美しさと機能性そしてクオリティのすべてを満足させるひとつの究極であることは間違いありません。


今回ご紹介する拡大鏡は、全体長さが約16cm弱と、当店がご紹介してきた拡大鏡の中ではおおぶりなサイズ。ふっくらと重量感のあるホタテ貝がエンド部分に鎮座し、周囲をアカンサスリーフとスクロールが飾る、いかにも古典主義な意匠をもつひとしなです。


さて、英国アンティーク・シルバーにはホールマークを読み解く愉しみがつきものですが、この拡大鏡にも、持ち手の中央部あたりに数個のホールマークをみることができます。イカリのマーク、ライオンパサント、そしてシールドに小文字の「i」。これはバーミンガムのアセイオフィスで1908年に認可を受けたスターリングシルバーであることを表しています。


メーカーズマークは「C&N」。これはバーミンガムにおいては「Crisford Norris /クリスフォード・ノリス」となります。

バーミンガムの「Vyse Street/ビースストリート」で1896年から1976年年頃まで活動しており、ピンクッションやナプキンリング、トロフィーなどの嗜好性の高い小物を製造していたシルバースミスです。


調べてみればビースストリートはバーミンガム中心部の北西に現存しており、そのあたりは「Jewellery Quarter/ジュエリークォーター」と呼ばれる地域です。18世紀から19世紀にかけて、バーミンガムは産業革命により繁栄し、さまざまな金属から幅広い製品を製造する大規模な工業都市に発展してきました。その中でもジュエリー・クォーターは特別な場所。名前の通り「ジュエリー」を生業とする工房や会社が軒を連ねる場所となっています。


1780年に登録された情報によれば、この地には当時26軒の宝石商があり、その後約300年間、英国においてのジュエリーの中心地として名を馳せてきました。そのなかでも1900-1920年頃がジュエリー・クォーターの全盛期と考えられており、その後世界恐慌や第二次大戦の空爆などでダメージをうけてしまいます。


ただ、現在でもさまざまなアクセサリーを製作する工房をはじめ、宝石や関連道具、材料屋さんなど、宝石関連企業が集積しており、僅か1k㎡あまりの土地に現在でも800社を超える企業、100社の専門小売店、50社の現代デザイナーメーカーが集い、今もなお英国のジュエリーの中心地となっています。そして多くの工房が19世紀の外観を保っているため、それ自体が観光名所となっており、再開発がすすめられているようです。



参考:ジュエリー・クォーター

https://www.birmingham-jewellery-quarter.net/



ヴィクトリアン後期からエドワーディアンをまたぎ、戦後まで活躍したシルバースミスによる細工は立体的で美しく、時を経た質感をもって見る者の心に迫ります。


全体長さが約16cm弱と、当店がご紹介してきた拡大鏡の中ではおおぶりなサイズですので、持ちやすく使いやすく、デスクのお供に最適といえるでしょう。なお、レンズ部分は後年に付け替えられたものであると思われます。


ヨーロッパで愛されてきたクラシカルなモチーフを配したシルバーアイテムは、持つことに悦びを感じ、使う度に優雅な気持ちを持っていただけることと思います。実用的な英国アンティークのひと品はいかがでしょうか。




◆England

◆Crisford Norris

◆推定製造年:c.1908年

◆素材:スターリングシルバー、ガラス、金属

◆サイズ:全長約15.6㎝ レンズ部分直径約5cm

◆重量:44g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に微細な傷や汚れ、材の細かな割れ、凹み等がみられますが、ガラス部分に目立つ傷はございません。

*レンズ部分は後年に付け替えられたものと思われます。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。



アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。




Todd Lowrey Antiques

by d+A


小さな愉しみを仕舞おう/ Vintage Silver & Onyx Pendant Bag Shape

 英国ヴィンテージ、シルバーとオニキスのペンダント。


















英国南部の競馬場で行われていたアンティークフェアで手に入れたペンダントのご紹介です。

比較的ロンドンから近いせいか、とても賑やかで、家具などの大物をはじめアクセサリー類も充実したフェアは時間が合えばぜひ訪れたい場所です。ストールも多く、一生懸命回るとヘロヘロになりお腹がすきますが、サンドイッチもコーヒーも田舎に比べればロンドン価格でびっくりするので、可能ならばぜひお弁当を持っていくことをお勧めいたします。


そんな場所でカジュアルな服装の金髪のお姉さんから買い付けたペンダント。


珍しいのはなんといってもこのデザイン。小さな小さなバッグの形をしていて、きちんと開閉するのが特徴です。バッグはアールデコ調の飾りが施されていて、シルバーをベースにマーカサイトが効果的に配されています。口金部分にはポイントでオニキスが入っているのもニクイ演出。


背面はシルバーの透かし彫り。小さいので1円玉はもちろん1ペニー硬貨すら入りませんが、例えばポプリを入れたり、小さな布にアロマオイルを染みこませて秘かに香りを楽しむことはできそうです。ロケット代わりに大切な人の写真をいれるのもよろしいかもしれません。


背面には「925」の刻印、隣には「Ω」の刻印。この「Ω」は、1975年以降の輸入品で、輸入後にシェフィールドのアセイオフィスで認可を受けた印となります。産地は不明ですが、何となくイタリアあたりかな、と推測いたします。「925」の右側にもデイトレターらしき刻印や、少し離れた場所にも刻印があるのですが、小さすぎて判読はできませんでした。



アクセサリーなどに、特に何を入れるのでもないのに、収納部があると何故か嬉しくなってしまうのは私だけでしょうか。時に意味もなく開閉してみたり、入れられるものを探してみたり。


優雅で小粋なデザインに、ちょっとしたお愉しみがついてくるヴィンテージアクセサリー。

貴方の装いのワンポイントにいかがでしょうか。



◆England買付

◆推定製造年代:c.1975年以降

◆素材:スターリングシルバー(シルバー925)、オニキス

◆バッグのみのサイズ:高さ約2.7cm 幅約3.5cm 厚み約0.6cm

◆ペンダント全長:約66cm

◆総重量:15g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色、ゆがみなどがみられます。

*留め具はきちんと動作します。

*チェーンには途中で大きめの丸環があり、通常は2つの長さにできるものかと思いますが、取り付け方を間違えたのか特に機能しません。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。 





アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

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Todd Lowrey Antiques

by d+A


オークフレームの舞台裏 / Antique Oak Frame

 英国アンティーク、オーク材のフレーム。

















英国の小さな街にあるアンティークショップ。


そこはアンティークフェアで知り合った紳士のお店で、門構えは小さいながらも奥に行くほどに広がっている、英国あるあるな構造となっていました。奥に行く狭い廊下には沢山のフレームが掛かっており、古いフレーム好きには夢のような空間。そこから何点か手に入れたうちのひとつのご紹介です。



存在感溢れる木製フレーム。材はオーク、なかには紙製のゴールド色のマットがついています。

オークの木目を楽しめる比較的シンプルなつくりで、裏を返せば歳月を経てきた木と紙の質感に溢れており、100年は優に超えた迫力をみせています。


また、紙製のマットには背面に文字が入った部分があり「via... TO CANADA AUSTRALIA NEWZEALAND」(どこもかつては英国の植民地でした)および「TELEPHONE SERVICE」などと読めます。このフレームと直接の関係はないように思いますが、過去に行った額装の名残かな、と思うと、なんだか不思議な舞台裏をみたような気持になります。


横位置で掛けられる吊り金具がついておりますが、紐はございません。とりあえずこの状態でのご紹介とさせていただきます。


このままディスプレイしていただいても。お気に入りのアートをいれて額装していただいても。


材の持つ力と時を経てきた存在感が格別な、英国アンティークフレームをご堪能ください。




◆England

◆推定製造年代:c.1900年代頃

◆素材:木(オーク)、紙、金属

◆サイズ(外寸):幅約28.6cm 高さ約21.2cm 厚み約2.4cm

◆窓部分サイズ:約16.8×12cm

◆総重量:312g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色、歪み、材のワレやアタリ等がみられます。

*直角が出ていない部分もございます。

*水平面に平らに置くと少しカタつきます。

*ガラスは嵌まっておりません。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

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Todd Lowrey Antiques

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