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Friday

ガソリン入れてまた走ろう/ Vintage Esso Petrol Pumps by LESNEY

 英国ヴィンテージ、レズニー社の給油機モデル。















英国の玩具を語るにあたって避けて通れないのが、レズニー社「マッチボックス」シリーズのミニカーです。


1947年ロンドン郊外にて、「Leslie Smith/レズリー・スミス」と「Rodney Smith/ロドニー・スミス」によってダイキャストメーカーとして創業した「Lesney Products & Co. Ltd./レズニー社」。「LESNEY/レズニー」という名前は、血縁関係のない(同じスミスですが)2人のパートナーの名前を組み合わせた造語です。



レズニー社を有名にしたのは1953年から始まった「マッチボックス」シリーズ。小スケール(メインは1/64スケールですが1/18、1/24スケールもあり)のミニカーを紙箱に詰めた、遊び心とコレクタブルな要素を詰め込んだシリーズで、後々のミニカー業界に大きな影響を与えました。1970年から始まった日本の「トミカ」も、このマッチボックスシリーズを大いに参考にしたといわれています。



1960年代半ばまでに、マッチボックスは世界最大のダイキャスト製模型自動車ブランドとなり、複数のシリーズを展開しました。



残念ながら1982年、当時の英国の経済状況による長年の困難の後、レズニー社は破産。マッチボックスブランドとレズニー社の金型はユニバーサル・ホールディングス/ユニバーサル・トイズに買収され、同社の一部門となり、そののち1997年以降、マッチボックスブランドはアメリカのマテル社の所有となっています。



今回ご紹介するのは、そのマッチボックスシリーズのミニカー・・・ではなく、ガスステーション(ガソリンスタンド)の給油機のミニチュアです。ブランドはESSO。マッチボックスシリーズのミニカーに合わせたアクセサリーとして1960年代頃に販売されていました。



撮影時に手元にあったBMWのイゼッタのミニカーを合わせてみました。こちらはレズニーのものではなく、ドイツ製ですので、少しスケールが違うかもしれません。雰囲気をお伝えしたかったので、どうかご了承ください。


少し塗装の落ちた赤い色味と、給油機の脇でずっと頑張っているお兄さんがなんとも可愛らしいひとしな。貴方のお手持ちのミニカーのために、是非給油機を用意してあげてはいかがでしょうか。



◆England

◆LESNEY

◆推定製造年代:c.1960年代

◆素材:金属

◆サイズ:幅約9.4cm 奥行約2.2cm 高さ約3.1cm

◆重量:37g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色や塗装の剥がれがみられます。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品、ミニカーなどは付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。 





アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。




Todd Lowrey Antiques

by d+A


木と真鍮が馴染む道具を手に/ Vintage Brass & Boxwood Caliper Gauge by RABONE

 英国ヴィンテージ、真鍮とボックスウッドのノギス。

















英国のアンティークセンターで手に入れたヴィンテージノギスのご紹介です。



ノギスとは、対象物を外側から挟んだり、内側に当てるなどして、厚さや径などを測る測定器具の日本での呼称で、英語では「Vernier Caliper/バーニアキャリパー 」もしくは単に「Caliper/キャリパー」と呼ばれています。



「ノギス」という言い方は、「ノニウス(単に厚さを測るだけだった道具に目盛をつけて機能を進化させたポルトガルの数学者ペドロ・ヌネスのラテン語表記 Petrus Nonius/ペトルス・ノニウス)」 が転訛して、日本では「ノギス」と呼ばれるようになったといわれています。



そして、ノニウスの測定器具に、フランスの数学者「Pierre Vernier/ピエール・ヴェルニエ(バーニア)」が、副尺を考案してさらに精度を高めたものを発明したことから、英語表記ではこの種の測定器具を「Vernier Scale/バーニアスケール」あるいは「Vernier Caliper/バーニアキャリパー」と呼ぶようになりました。



今回のノギスは、木製の直定規にノギスの機能が付加されたもので、ノギスの機能は主に対象物の外側のみを測ることができる単純なものとなっています。



注目すべきは、その製作精度と品質で、木製の定規に合わせて真鍮製のスライド定規やエンドキャップが組み合わされているのですが、それらはどこまでも繊細で、長年経っても殆ど狂いはなく、指の腹で触ってみても天然木と金属パーツのコンビネーションとは思えぬほど、寸分の狂いやズレもなくフラットに仕上がっております。


その天然木は「ボックスウッド/Boxwood」と呼ばれるツゲの仲間で、緻密な杢目と安定性から、伸縮しにくく折れにくい材料として、古くからチェスの駒や定規類によく使われています。


真鍮の定規がボックスウッドに彫られた溝の中を移動するのですが、何度動かしてもその動きに変化はなく、少しきつめにゆったり動く様は信頼性の証しといえます。




インチの目盛りなどは定規の両面に表示されており、オモテ面は1/8インチ、ウラ面は1/16毎に目盛りが刻まれており、真鍮定規にはさらに細かい1/32インチの目盛りが刻まれています。寸法の目盛りや数字以外に、メーカー名の「RABONE」、モデルナンバーを示す「№1460」そして、MADE IN ENGLAND と刻まれています。


RABONE とは、イングランドの老舗ツールメーカー。歴史は古く、1784年に定規などのツールの製造会社をバーミンガムで設立しました。以来、定規の他、巻き尺や水平器、温度計などを製造し、他社へも製品を供給していました。19世紀には多くのパテントを取得、イングランドでも屈指のメーカーとなっていきます。このころの屋号は「John Rabone & Sons」。1943年に法人化しますが、1963年に Rabone社はシェフィールドの「James Chesterman and Co」と合併し、その後の表記は「Rabone Chesterman」となります。





今回のノギスは、その合併前のお品物と思われます。




長い年月を経て使い込まれ、細かい傷や多少の汚れなどがみられますが、反りもなく、まだまだ現役としてご使用いただけるクオリティを保っております。



あらゆる面で現代では成しえない、英国のクラフトマンシップが凝縮されたこだわりのツール。是非お手元で、その品質をお確かめください。




◆England

◆RABONE

◆推定製造年代:c.1940~1960年代頃

◆素材:真鍮、ボックスウッド

◆サイズ:幅約2.8cm 長さ約11.1㎝ 厚さ約0.3cm

◆重量:34g 

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、金属部の経年変化などがみられますが、とても良い状態です。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。


【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色等がみられます。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。 





アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

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Todd Lowrey Antiques

by d+A


禁断のレッドクロス / Vintage Royal Doulton "NURSE BUNNYKINS-RED CROSS"

 ロイヤルドルトン社製、バニキンズ・シリーズよりナース・バニキンズ。
















紺色のマントを羽織り、右手にはクリップボードを抱えたウサギナース。レッドクロスのついたエプロンにキャップは、まさに英国ヴィクトリア時代のナースのユニフォームです。




1815年設立のRoyal Doulton/ロイヤルドルトン。


創業者はジョン・ドルトン/John Doultonのほか、マーサ・ジョーンズ/Martha Jonesとジョン・ワッツ/John Wattsの3人でしたが、1853年に社名は「Doulton」となります。


はじめはストーン・ウェアを生産する小さな工場でしたが、2代目のHenry Doulton/ヘンリー・ドルトンの代に蒸気機関を取り入れるなど積極的に事業を拡大、大成功をおさめます。


その後1882年にスタッフォードシャー、ストークオントレントのBurslem/バースレムを生産拠点と定め、ここが現在も続くロイヤル・ドルトンの本社となっています。またヘンリー・ドルトンは陶磁器業界で初となる「ナイト」の称号を与えられ、1901年にはエドワード7世から王室御用達の栄誉を受け、ここで「ロイヤル・ドルトン」と名乗ることを許されたのです。


ロイヤルドルトンの特徴は、滑らかな肌のボーン・チャイナと、意匠の芸術性。


実際に使われる食器はもちろん、装飾的でコレクタブルな食器、人形などのフィギュアも美しく完成度の高いものが多く、さすが世界的に有名な、英国を代表する陶磁器メーカーであるといえるでしょう。


また、Bunnykins/バニキンズとは、1930年代から続いているロイヤル・ドルトンのうさぎキャラクターのこと。現在では子供向けの食器がメインで、バニキンズ・シリーズとしてお皿やマグカップが販売されています。ただ、フィギュア(陶器製人形)は、現在はロイヤルドルトンからは製造・販売はされていないようです。



バニキンズのもともとの始まりは1934年、テーブルウェアから始まりました。

陶器製の人形の始まりは1939年。きっと、テーブルウェアの評判がよかったからだと思われます。



英国の絵本作家、Mary Barbara Baileyによるウサギのイラストをモデルに、Charles John Nokeが立体としてモデリングしたのが、初代、6デザインのバニキンズ・・・陶器製のウサギの人形でした。(ちなみにこの6デザインのバニキンズは、現在市場に出ると驚くほどの高額で取引されています)



その後、世界は第二次大戦へ突入し、ロイヤルドルトンは陶器製人形の生産を中止。1969年にBeswick Pottery を買収後、1972年から再度シリーズとして製造を始めたのです。


クリケットをしているチームだったり、ロビン・フッドだったり、チューダー朝のコスチュームを着ていたりと、テーマは様々ですが、すべて「ウサギ」。


基本的にある一定期間しか製造・販売していないため、販売終了となれば市場にでたものを探すしかありません。また、ファンクラブ限定商品であったり、特定の団体や組織などのために製作されたものもあり、レア度も様々。それによって価格も異なります。





今回ご紹介するナース・バニキンズは、1989年から1994年にかけて販売されたものです。デザイナーはGraham Tongue、もデラーはMartyn Alcock。


底面には、ロイヤルドルトンのバックスタンプの他に以下の文字がみられます。


NURSE BUNNYKINS

DB74

1988 ROYAL DOULTON



実はナース・バニキンズは2パターンあり、初代がレッドクロス、次がグリーンクロス、同じデザインでクロスの色だけ異なります。どちらも本体底のデザインナンバーは「DB74」ですが、ヴィンテージ市場ではレッドクロスは「74A」グリーンクロスは「74B」ということで流通しております。


当店ではグリーンクロスは以前販売したことがありますが、レッドクロスは初めてのご紹介となります。市場でみかけるのはグリーンクロスが多く、一般的にはレッドクロスのほうがだいぶ高い価格で取引されています。一説によると、赤十字が使用を許可しなかったため、レッドクロスバニキンズが作られたのはごく少数。ロイヤルドルトンは追って同じ型でグリーンクロスを製造販売した・・・ということのようです。


レッドクロス=赤十字(国際赤十字組織)が発足したのは1864年。その後、レッドクロスの使用に関しては厳しい規律ができた一方で、グリーンクロス=緑十字は主に安全衛生のシンボルとして幅広く認知されており、とくに許可が必要ないため、そちらに切り替えたのではないでしょうか。




そんな背景をもつ、貴重なレッドクロス・ナース・バニキンズ。



落ち着いた佇まいとちょっと厳し気な顔つき、そして誇らしげにレッドクロスを纏う様子から察するに、ベテランナースなのは間違いないでしょう。小さなフィギュアから、そんな雰囲気すら読み取らせる、英国ロイヤルドルトンの造形の確かさを是非ご鑑賞ください。




◆ENGLAND

◆Royal Doulton

◆製造年代:1988-1994年

◆素材:陶器

◆サイズ:高さ約10.8cm

◆重量:約60g

◆在庫数:1体のみ


【NOTE】

*底面に多少の汚れはございますが、ひびやカケはなく、とてもよい状態です。

*箱は付属しません。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

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by d+A


白の騎士とともに次の枡目まで/ Vintage Pottery Vase "Alice and the White Knight"

 英国ヴィンテージ「鏡の国のアリス」挿絵の花瓶。
















あまりにも有名なルイス・キャロルによる1871年発刊「鏡の国のアリス/Through the Looking-Glass, and What Alice Found There」。


今回ご紹介するのはその挿絵が施された花瓶です。



挿絵画家は「ジョン・テニエル/John Tenniel」。


「鏡の国のアリス/Alice's Adventures in Wonderland」は1865年発刊の「不思議の国のアリス」の成功を受けての続編であり、キャロルとしては当然「不思議の国のアリス」の挿絵を担当したジョン・テニエルへまず依頼をしたようですが、テニエルは多忙を理由にこの仕事を拒否。実はキャロルは挿絵に対しての注文がかなり多かったため、面倒くさい依頼主であった、ということも理由であったと考えられています。


他に色々と探しますが折り合わず、結局、キャロルはテニエルに、彼が現在仕事を引き受けている出版者すべてに対して、向こう5か月分の違約金を代わりに支払うという条件を提示し、1868年6月にさらに「暇を見つけては」という条件のもとでこの仕事を引き受けさせることになったといわれています。





そんな裏話をもつテニエルの挿絵。


ややふっくらとした円盤型の花瓶に施されているのは「鏡の国のアリス」の口絵となっている「白の騎士(ナイト)」の挿絵です。



下部には少し文字が剥げておりますが「Alice and the White Knight」の文字がみられます。



白の騎士とは、第8章に登場する、文字通り白の騎士の駒を擬人化したキャラクター。

アリスを捕らえようとしていた赤の騎士に決闘で勝利したのち、アリスを次の桝目まで送り届ける役目を果たします。

その間、馬に取り付けてあるネズミ捕り、鮫に噛まれないための馬具、円錐形の兜といった自身の様々な発明をアリスに披露し、別れ際には「木戸の横木に腰掛けて」という詩をアリスに捧げる・・・という、例によってよくわからないキャラクターです。



一説ではありますが、この白の騎士はルイス・キャロル自身をモデルにした可能性が高いと考えられています。発明を好んであまり実用に即さない、無駄な装置を考案することや、お話しの中でアリスを心から助けた唯一のキャラクターであることも理由となっていますが、はっきりとしたことはわかりません・・・・。





また、底面には以下の文字が見られます。



LIVERPOOL RD. POTTERY LTD.

ENGLAND

FINE BONE CHINA

REG. DESIGN No. 925553




リバプールロードポタリーとは、ストークオントレント、リバプールロードに1956年から1976年にあった陶器の装飾工房。無地の白磁に装飾を施し、自社名で販売するなどの方法で営業しており、この花瓶もそんなものの一つと考えられます。「REG. DESIGN No. 925553」は1965年以降の番号と思われますので、推定製造年代は1960-1970年代としてご紹介させていただきます。




花屋の店先に在ったラナンキュラスのポンポンタイプがとてもきれいだったので、飾ってみました。


丸い形のアートフレームのような存在感をもつ花瓶は、そのまま飾っていただいても、そしてもちろん花を活けていただいてもよく映えます。



いつまでも世界中の人々を魅了してやまないアリスの世界を、是非あなたのおそばでご堪能ください。




◆England

◆LIVERPOOL RD. POTTERY LTD.

◆推定製造年代:c.1960-1970年代

◆素材:陶器

◆サイズ:高さ約10.7cm 幅約11cm 厚み約3.9cm

◆重量:138g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や模様の剥がれなどがございます。

*ワレや欠けはございません。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。 





アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

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Todd Lowrey Antiques

by d+A