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Friday

愛は心に火をつける / Antique Papier Mache Snuff Box /526-035

 フランスアンティーク、パピエマシェのスナフボックス。















フランスからの小さなスナフボックスのご紹介です。



まず、スナフボックスとは、嗅ぎ煙草入れのこと。


歴史は古く、もともとはブラジルの先住民が煙草の葉を挽いて愉しんでおり、コロンブスの第2回新大陸航海の際に修道士がそれをもってスペインに帰国したことからヨーロッパに広まったとされています。18世紀になると嗅ぎ煙草は上流階級で好まれるものとなりました。「貴族の贅沢品」のイメージが強く、嗅ぎ煙草を入れておくための「Snuff Box/スナフボックス/嗅ぎ煙草入れ」は贅を凝らしたものも多く見受けられます。




今回ご紹介するのは、そのスナフボックス。


蓋部分には神話の一部を再現したような絵(版画)と、下部にはフランス語で「L'AMOUR ENFLAMME LES COEURS=愛は心に火をつける」 という格言が記されています。


その格言から考えれば、右側にいるのは小さな羽を持ったキューピッド。祭壇のような台座の上で、「愛の炎」を燃え立たせています。左側の女性は二羽の鳩とともに表現されているので、おそらく愛の女神ヴィーナス(アフロディーテ)。古代ギリシャ、ローマ神話において鳩はヴィーナスのアトリビュートのひとつとされています。


この絵が表願しているのは、ヴィーナスとキューピットが協力して燃え立たせている愛の炎が、鳩によって人々のもとに届けられる・・・というようなイメージかもしれません。



最後に、素材である「パピエマシェ(パピエマシュとも)/Papier mache」とは、フランスで1720年代頃から使われ始めた素材・技法のこと。


紙パルプに水、膠、スターチや腐敗を防ぐ為の塩、もしくはチョーク(白亜)や時に砂などが加えられ、型に入れ乾燥させたり焼き上げたりするもので、箱やトレイなどの小物から、後にテーブルや椅子などの家具にまで使われました。基本的に黒い製品が主流であり、これにペイントや象嵌、蒔絵などが施すことにより芸術性が高まり、ヨーロッパで流行していた東洋趣味ともあいまって、かなりな需要があったようです。


軽いわりには丈夫だったのでスナフボックスとしても人気の素材でした。蓋部分に象嵌をはめ込んだり、今回のお品物のように絵を描いたりして、様々なバリエーションを楽しんでいたようです。




情熱的な格言とロココ調の絵柄は格調高く、古びたパピエマシェの質感は経てきた歳月を雄弁に語る、スナフボックス。



アクセサリーやカフリンクスなどをそっと仕舞っておくのに最適な小箱として、お手元に置いてみてはいかがでしょうか。




◆France

◆推定製造年代:c.19世紀

◆素材:パピエマシェ

◆サイズ:直径約7.4cm 高さ約2cm

◆重量:31g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、傷みや変色等がみられます。

*蓋には打痕がみられます。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。





アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。




Todd Lowrey Antiques

by d+A


トロトロの卵をトーストに絡めて/ Antique Egg Timer "A PRESENT FROM MARGATE"/326-179

 英国買付アンティーク、エッグタイマー(砂時計)。



















英国のアンティークセンターで手に入れた、陶器人形の砂時計。


白いお仕着せを着たコックさんがにっこりと笑いつつ、ピンク色の砂が入った砂時計を掲げています。ひっくり返して測れば、ほぼ3分30秒で砂が落ち切ります。


このような砂時計は主に「Egg Timer/エッグタイマー」とよばれ、ゆで卵を作ったり、キッチンで使うために使われてきました。




今回のお品物は足元に「A PRESENT FROM MARGATE」と記されていることから、英国ケント州の海岸の街「マーゲイト/MARGATE」のお土産物だったと思われます。




また底面には「FOREIGN(海外の)」と記されています。


英国では1887年に英国内に輸入される外国製品には製造国を明記することが義務付けられました(Merchandise Marks Act/商品マーク法)。内容としては主に英国製でないものを英国製と偽ってはいけない、ということがメインだったようです。(どこまで守られていたかは疑問ですが)この法律により、海外のものはその生産国が、そして主に第一次大戦で戦ったドイツのものは、ドイツと明記することを避け「FOREIGN」と表示することが往々にしてあったようです。



よって「FOREIGN」が使われたのは1918年(第一次大戦終了)以降のことであり、全体の雰囲気から製造年代は1920-30年代と推測いたします。



ちなみに、常温の卵を水からゆでで、沸騰してから3分30秒はどのくらいの茹で加減でしょうか。それは、白身がようやく固まり始め、黄身はほとんど生の状態。これはおそらくエッグスタンドに卵を立てて、上の殻をカットし、薄いトーストを卵につけて食べる・・・英国人が大好きな食べ方にちょうどよい頃合いなのかもしれません。


トロトロの卵をトーストに絡めるために活躍するコックさんの砂時計。


貴方のイングリッシュブレックファーストのために、キッチンに並べてみるのはいかがでしょうか。




◆England買付/Germany(おそらく)

◆推定製造年代:c.1920-30年代

◆素材:陶器、ガラス、他

◆サイズ:高さ約10.2cm 

◆重量:55g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色等がみられます。

*目立つ割れや欠けはみられません。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。 





アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

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Todd Lowrey Antiques

by d+A


寸法も角度もお任せください/ Antique Brass & Boxwood Folding Ruler With Protractor by J.Rabone & Sons/526-092

 英国アンティーク、分度器付折りたたみ式定規。




















英国のアンティークフェアで手に入れた、古びた木と真鍮の質感が美しい折りたたみ式定規のご紹介です。



まず、本体には以下の文字が確認できます。



J.RABONE & SONS

BIRMINGHAM



「J.RABONE & SONS」とは、イングランドの老舗ツール・メーカー。歴史は古く、1784年に定規などのツールの製造会社をバーミンガムで設立して以来、定規の他、巻尺や水平器、温度計などを製造し、他社へも製品を供給していました。19世紀には多くのパテントを取得、イングランドでも屈指のメーカーとなっていきます。このころの屋号が「John Rabone & Sons」。1943年に法人化しますが、1963年にはシェフィールドの「James Chesterman and Co」と合併し、その後の表記は「Rabone Chesterman」となります。



他にも「WARRANTED BOXWOOD」「No.1165」の文字が確認できます。前者は「保証されたボックスウッド」で作られた、という意味であり、後者の番号はJ.RABONE & SONSの型番と思われます。



そして、折りたたみの中心部分には真鍮製の円盤が取り付けられており、そこには角度が刻まれています。定規を広げれば、それがそのままガイドの役割となって、角度が測れる機能を備えており、つまりこれは「プロトラクター・ルーラー=分度器付き 折りたたみ定規」であることがわかります。



折りたたみ部分のヒンジはボックスウッドに緻密に埋め込まれ、100年以上が経った今でも反りや歪みはほとんど感じられません。また、合わせの部分には凸凹が備えられており、折って合わせた時にぴったりと納まる様はとても気持ちよく、思わず何度も操作してしまう魅力を持っています。




英国の老舗ツールメーカーが手技をかけて作り上げた職人の為の定規。ボックスウッドの古艶は過ごしてきた歳月を語り、染みや小傷は現場をくぐってきた証といえるでしょう。



貴方のツールボックスの片隅にぜひ。

100年前の英国の職人から貴方へ受け継ぐ、味わい深いツールを手に入れてみてはいかがでしょうか。




◆England

◆推定製造年代:c.1900~1910年代頃

◆素材:真鍮、ボックスウッド

◆サイズ:(たたんだ状態)幅約3.5cm 長さ約17.1㎝ 厚さ約1.1cm

◆サイズ:(拡げた状態)全長24inch(60.96cm) 

◆重量:78g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、金属部の経年変化などがみられます。

*インチ定規です。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

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by d+A


トラファルガーの海戦へ想いを馳せる /Antique Brass Ship Book Ends "HMS VICTORY"/526-003

 英国アンティーク、HMSヴィクトリーを模したブックエンド。


















英国において最も有名な帆船といっても過言ではない船「ヴィクトリー」。


正式には「HMS Victory」。「HMS」は「His (Her) Majesty's Ship」の略であり、英国海軍艦艇に付けられる接頭辞で「国王もしくは女王陛下の船」という意味となっています。



ヴィクトリーの歴史は古く、作り始められたのは1758年。建造には6000本にも及ぶ木材が用いられ、そのうち90%がオーク材で、残りがエルム、パイン、モミの材木と少量のリグナムバイタだったといわれています。


1765年に進水、1778年の第一次ウェサン島の海戦が初戦。その後1805年、対ナポレオンのトラファルガーの海戦においてネルソン提督が乗り、旗艦として艦隊の先鋒を務めました。ネルソン提督はその戦いにおいて、ヴィクトリー船上にて命を落とすこととなりますが、英国軍は勝利をおさめます。



この戦いはナポレオンの英本土上陸の野望を粉砕した記念すべき海戦。現在のロンドン、ナショナルギャラリー前の広場は「トラファルガー広場」であり、そこにネルソン提督の像が建てられていることを考えれば、いかに英国において大切な歴史の一部とされているかはお分かりいただけるかと思います。


ちなみに現在、ヴィクトリーはポーツマスにて記念艦として公開されつつ、世界最古の現役軍艦として英国軍の旗艦として扱われています(実質航行はできませんが)。





さて、前置きが長くなりました。


今回ご紹介するのは、その「HMS ヴィクトリー」をモチーフとしたブックエンドです。


材は真鍮で、かなり立体感のある凝った仕上げとなっております。


たっぷりと風をうけ、はらんだ帆。ネルソンチェッカーと呼ばれる横縞に砲門の黒が互い違いに並んだ様を模した船体。船体の上部縁には「VICTORY」の文字がみられます。実は当店ではかなり前に同じデザインのブックエンドをご紹介したことがあります。今回のものはそれより若干大きく、本を乗せる部分が長く、全体として重い仕様。おそらく同デザインでいろいろなバージョンがつくられたのかもしれません。





重量はセットで827gと重く、本をしっかりと支えてくれそう。



貴方のデスクに是非1対のHMSヴィクトリーを。渋くきらめく真鍮の船体を眺めつつ、遥か2世紀前のトラファルガーの海戦へ、想いを馳せてみるのはいかがでしょうか。




◆England

◆推定製造年代:c.1900-1930年代頃

◆素材:真鍮

◆サイズ(船を正面から見たとき 1個あたり):幅約13cm 奥行き約15.2cm 高さ約12.8cm

◆2個セットの重量:827g

◆在庫数:1セットのみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆や変色がみられます。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。






アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

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