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バイロン卿の私室を秘めた中世の修道院/ Vintage Hand Colored Engraving with Frame

英国ヴィンテージ、フレーミングされた手彩色版画。
















英国のアンティークマーケットで手に入れたこぶりなアートフレーム。

歴史を感じさせる建造物と、ほんのりとした色付けが魅力的な1枚です。




まず中央には以下の文字。


Newstead Abbey


「Newstead Abbey/ニュー・ステッド・アビー」とはイングランド、ノッティンガム州にある元聖アウグスチノ修道会派修道院のこと。もともとはヘンリー2世によって1170年頃に設立され、のちに修道士の寮として使われました。

ここは詩人バイロン(第6代バイロン男爵ジョージ・ゴードン・バイロン/George Gordon Byron, 6th Baron Byron/1788-1824)の家としても有名です。


歴史としては1539年に彼の先祖にあたるジョン・バイロン卿が手に入れて住まいとし、代々バイロン家が居住し、1808年に彼が従祖父より相続するも、あまりにも荒れ果てていたため滞在は多くなかったとか。バイロン家の手を離れた後、何人かの所有を経て1931年にノッティンガム市に寄贈されました。

現在はグレードIの指定建造物であり、一般公開され、結婚式場としても使われており、教会、館のほか、人工池と、日本庭園を含む16種類の庭園がある場所として親しまれているようです。もちろん「バイロン卿の私室」とされる部分もみどころのひとつ。





ニュー・ステッド・アビー  ウェブサイト


なかなか凝ったサイトで「House&Abbey」の頁の動画も素敵なのでぜひ覗いてみてください。







そして右下には「Robert Wignall」の文字とともに「R Wignall」の直筆サインがみられます。


「Robert Wignall/ロバート・ウィグナル」で調べれば、1970-1995年頃に活動していた同名の作家が英国にいますが、作風やサインがかなり異なるので、私としてはその人とは考えにくく、もう少し古い時代のものだと推測いたします。おそらく1950年代頃、版画でニュー・ステッド・アビーを出版し、作者本人の手彩色によって色をつけ、本人のサインを加えてフレーミングしたのではないでしょうか。




中世の香り漂う修道院の建物は圧倒的な存在感をもち、いつか訪れてみたい方は多いかと思います。そんな人のために、作家はこの版画を作ったのかもしれません。




英国の歴史を愛する方、そしてもちろんバイロン卿ファンの方にもおすすめの、英国アンティークの小品はいかがでしょうか。



◆England
◆推定製造年代:c.1950年代頃
◆素材:木、ガラス、紙、他
◆サイズ:約19.8×17.8cm 厚さ約1.4cm+金具
◆重量:273g
◆在庫数:1点のみ


【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れや変色等がみられます。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。



Todd Lowrey Antiques
by d+A


かつての港町は交差する鍵の紋章をもつ/ Antique Small Photo Stand "WISBECH"

 英国アンティーク、小さなフォトフレーム。


















英国のアンティークフェアで手に入れた、紋章付きの小さなフォトフレーム。



やや細長い矩形のフォルムで、赤みがかった茶色の塗装が施された木製のもので、下部には金属製の紋章がついています。




紋章にある「WISBECH/ウィズベック」とはイングランド、ケンブリッジシャーにある町のこと。ローマ時代以前からの古い歴史を持ち、1072年にウィリアム1世の命令で建てられたウィズベック城などで知られ、またジョージアン様式の建築が多く残っていることでも有名です。


かつては町にWissey川が流れており、17世紀に干拓によってできた農地をつかい、農産物を扱う裕福な港町となりました。町の建築物はこの豊かな時代の恩恵を受けたと考えられています。町の中心には12世紀に建てられた「St Peter & St Paul's Church/聖ペテロと聖パウロの教会」があります。



また、1929年に正式に認可された町の紋章は、金色の二重天蓋の中に立つ聖ペテロと聖パウロの像が盾に配され、上部に帆船が乗っているもの。この帆船はかつて港町として栄えたことを表しており、帆に描かれた交差した鍵は聖ペテロを象徴しているとされます。(聖ペテロの鍵とは:『マタイによる福音書』16章19節でイエス・キリストがペテロに授けた「天国の扉を開閉する権限」を象徴する2本の鍵(金と銀)のことです)



シールドに交差した鍵のみの紋章は1900年頃のものも確認されておりますので、昔から使われていた要素をまとめて、1929年に正式に認可した、という流れかと思います。





写真立ては構造体が木、裏側が紙でできたタイプで、造りとしてはヴィクトリア時代後半くらいからあるものと同じように思いますので、推定年代は1900-1930年代頃とさせていただきました。紙の傷みや金具の錆などがございますが、まだまだ実用にお使いいただけます。



手元にあった1930年代のシガレットカード、アーミーバッジシリーズを入れてみました。ロイヤル・ウォリックシャー連隊のシンボル、アンテロープ(かもしか)が美しい1枚です。



もちろん、お手元の写真やお気に入りのカードなどに差し替えていただければと思います。



小さいながらも英国アンティークの醍醐味がつまったフォトフレーム。

貴方のデスクトップにぜひどうぞ。






◆England

◆推定製造年代:c.1900-1930年代頃

◆素材:木、ガラス、金属、紙

◆サイズ:高さ約10.3cm 幅約5.9cm 厚み約0.9cm

◆立てた時の大体の奥行5cm

◆ガラス面見えがかり:約3.9×6cm

◆カードサイズ:3.7×6.3cm

◆重量:45g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色、塗装のハゲや割れ等がみられます。

*詳細は画像にてご確認ください。

*写真に写っているカードを入れてお届けいたします。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。 





アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。




Todd Lowrey Antiques

by d+A


英国上流階級のドレッシングツール / Antique Real Ebony Handle Nail Buffer

 英国アンティーク、黒檀のネイルバッファー(爪磨き)。
















「Nail Buffer/ネイルバッファー」とは爪磨きのこと。ネイルポリッシャーともよばれ、現代においても使われているお手入れアイテムの一つです。


爪磨きにはいろいろな方法がありますが、シャモア革(セーム革/鹿革)を使った方法は最も古い手法の一つ。古代エジプトでも使われていた歴史ある手法です。非常にきめ細かい繊維を持つシャモア革を使って爪を磨くことで、爪表面が整い、透明感のある自然な光沢が生まれます。場合によっては色がついたオイルとともに使用していました。



今回ご紹介するネイルバッファーは、その歴史あるシャモア革を使ったもの。そして本体とハンドルは「エボニー/黒檀」で出来ています。ハンドル部分には以下の刻印がみられます。




REAL EBONY
MADE IN ENGLAND



ヴィクトリアンからエドワーディアンにかけて、ドレッサー周りを黒檀の小物で揃えることは、上流階級の間ではひとつの流行となっていたようです。黒檀のドレッサートレイ、手鏡、ブラシ、ピンディッシュ、リングスタンド、そしてこのようなネイルバッファー。


「REAL EBONY」となっているのは、黒檀に似せた「黒塗装=エボナイズド」の品物も出回っていたため「これは本物」ということを強調するためであると思われます。革の部分は、金具を外せば、すぽん、と取り外せますので、汚れた場合は取り替えながら使用していました。庶民たちが日々の暮らしに追われる中で、爪が美しくあることは、上流階級の証のひとつであったことでしょう。




爪を美しく保つためには、現代では様々なアイテムがございますが、こんな古き良き時代のツールを使ってみるのもよろしいかもしれません。





◆England
◆推定製造年代:c.1890-1920年代頃
◆素材:黒檀、シャモア革(セーム革)、金属、布、他
◆サイズ:幅約19.8cm 奥行約3.7cm 高さ約5.5cm 
◆重量:86g
◆在庫数:1点のみ


【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色、材の離れ等がみられます。
*ハンドルと本体にわずかに隙間がございますが、しっかりととまっており、ご使用に支障はございません。
*シャモア革(セーム革)には若干の汚れや破れがみられます。取り替えながらご使用されることをおすすめいたします。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。 




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A


英国カントリーライフをカワウソ氏とともに/ Vintage BESWICK English Country Folk "FISHERMAN OTTER"

 英国ヴィンテージ、ベスウィック製カワウソのフィギュア。

















一目見たら忘れられないような、印象的な姿をしたフィギュア。


当店としては二度目のご紹介となります。



製作は英国の老舗、ベスウィック。


「ベスウィック/ベズィック/Beswick」とは、James Wright Beswick と彼の息子によりイングランド、ストークオントレントに1892年に開かれた窯元。1969年からはロイヤルドルトンの傘下となリ、その後2002年には工場自体も閉鎖されてしまいました。食器類も生産していましたが、有名なのは動物を中心としたフィギュア。柔らかく光を反射する陶肌と、フィギュアのいきいきとした表情は多くのコレクターの心をつかんで離しません。




さて、今回ご紹介するのはそのベスウィックの得意とする動物フィギュア。


底面にはベスウィックのマークと「FISHERMAN OTTER」の文字をみることができます。これは1993年9月から1994年にかけてベスウィック・ブランドとして発売された「English Country Folk」シリーズのうちの一体。


「folk」は「人々」の意味がありますので、「英国の田舎の人たち」という感じの意味でしょうか。バリエーションとしては犬の羊飼い、アナグマの登山家、豚の貴婦人、豚の紳士、キツネのハンターなどどれもが動物で、まるで人間のように服を着て直立しており、生態にちなんだなんらかのキャラクターを与えられています。



今回ご紹介するのはそのなかの「FISHERMAN OTTER/フィッシャーマン・オッター」。「FISHERMAN」は「漁師」の意味、そして「OTTER/オッター」とはカワウソのこと。


魚とりの達人カワウソをそのまま漁師に例えて、まあるい鼻づら、つぶらな瞳はカワウソそのままに、漁師のスタイルに仕立て上げています。


フィッシャーマンベストに膝上まである長靴、釣り竿、手編に魚籠。いかにも漁師がかぶっていそうな帽子からはみ出た小さな耳と、太くしっかりした尻尾がチャーミング。ベストの胸ポケットには小さな鋏が差し込まれ、プロフェッショナルとしての心意気を感じます。




釣り好きな方へのギフトにも最適な、英国老舗窯元ベスウィックならではの一品。意気揚々と魚捕りに励むカワウソ氏をおそばにおいて、英国カントリーライフをご堪能ください。



◆England

◆BESWICK

◆推定製造年代:c.1993-1998年

◆素材:陶器

◆サイズ:ベース直径約5.8cm 高さ約14.8cm

◆重量:129g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、接地面にわずかに汚れがみられます。

*ヒビやカケなどはございません。詳細は画像にてご確認ください。

*箱は付属しません。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。



アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

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Todd Lowrey Antiques

by d+A