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Friday

定規で計算するということ / Antique Slide Ruler by EUGENE DIETZGEN CO./526-227

 アメリカアンティーク、ケース入り計算尺。





















英国のアンティークマーケットで手に入れたケース入り定規。

レンガ色の厚紙と布でできたケースには以下の文字がみられます。



向かって左側のラベルには以下の文字。


MULTIPLEX SLIDE RULE 

No. 1760B 

EUGENE DIETZGEN CO. 



マルチプレックス計算尺

No. 1760B

ユージーン・ディーツゲン社





CHICAGO (シカゴ)

NEW YORK (ニューヨーク

SAN FRANCISCO (サンフランシスコ)

NEW ORLEANS (ニューオーリンズ)

PITTSBURGH (ピッツバーグ)







向かって右側のラベルには以下の文字。


DIETZGEN IMPROVED

AUTOMATIC ADJUSTMENT 


ディーツゲン改良型

自動調整機能


*重なるようにスタンプの文字「BUNDY , D L」もあり。





まず、ユージーン・ディーツゲン社とは、1885年にアメリカのシカゴで設立された、製図、測量器具、および計算尺の製造・販売会社のこと。


ドイツ移民である「Eugene Dietzgen/ユージーン・ディーツゲン」が設立し、当初はドイツから輸入してアメリカで販売していましたが、やがて自社工場をアメリカでつくり、製造販売を行っていました。計算尺の製造を本格的に開始したのは1898年。そこから計算尺が計算機にとってかわられる1970年代頃まで製造を行っていました。


その後は時代の変化に合わせてデジタル大判印刷用の用紙、プロッター用紙、コーティングフィルムなどを扱うデジタルイメージングメディアの企業へと変わり、現在も営業を続けています。


ディーツゲン オフィシャルサイト

https://my.dietzgen.com/




さて、もう少し品物を見てみましょう。ケースを開ければ定規が現れます。定規は木をベースにセルロイドをコーティングしたもので、中央がスライドする仕組み。


これは「Slide Ruler/計算尺」です。



計算尺(けいさんじゃく)とは、対数の原理を利用した計算用具のこと。歴史は古く、対数のものは1614年にスコットランドのジョン・ネイピアが発表し、その6年後に英国のガンターが対数尺を考案したとされます。用途に応じて棒状や円盤状、棒状で広がるもの等があり、ほとんどのものが乗除算および三角関数、対数、平方根、立方根などの計算用に用いられます。1970年代頃まで理工学系設計計算や測量などの用途に利用されていましたが、関数電卓の登場によって市場はほぼ無くなり、現在は一部のメーカーだけがわずかに生産しているようです。




またこの計算尺のカーソル(目盛を読む透明な窓の金属フレーム)には、番号がついており「DIETZGEN PAT. 1855523」の刻印が見られます。ディーツゲン社の特許「1855523」番の意味であり、これは以下のサイトによれは1932年4月26日に登録されたものであることがわかります。



参考:The Oughtred Society(計算尺コレクターのグループによって設立されたサイト)

American Slide Rule Patentsの頁

https://www.oughtred.org/patents.shtml



1930年代当時のディーツゲン社は、この「ガラス&メタルフレーム」のカーソルを好んで採用していました。その後、1940年代半ば(1946年頃)になると、同社は金属フレームを持たないプラスチック製の「フレームレス・カーソル」へとデザインを変更します。そのため、この金属フレームを持つ仕様は1940年代前半まで主流だったデザイン。よって製造年代は1932-1940年代頃と推測いたします。



また端部に手書きで彫り込まれた「G.L.Bundy」は持ち主の名前もしくは会社名と思われます。








なお、私ごとではありますが、美術系への進学にあたり、高校二年生のときから数学は放棄しておりましたので、大変申し訳ありませんが解散弱の使い方のご説明はご勘弁ください。


ご参考になりそうなサイトをご紹介しておきます。


計算尺推進委員会

https://www.pi-sliderule.net/




正直、現代において計算尺を使う用途はほぼなさそうです。ただ、このお品物は片側が30cmまでの目盛りがついておりますので、一般的な定規として十分にお使いいただけるものと思います。


ボタンを押せばすぐに答えがでる電卓。数字を入力し関数を設定すれば、あっというまに答えが表示される表計算。


現代ではあたりまえのことも、100年近く前にはどれほどの時間がかかったのでしょうか。アナログな計算用具を手にしながら、つらつらとそんなことを考えてみるのも良いかもしれません。




◆U.S.A

◆EUGENE DIETZGEN CO.

◆推定製造年代:c.1932-1940年代頃

◆素材:紙、木、セルロイド、ガラス、金属他

◆ケースサイズ:約29×4.3 厚さ約1.8cm

◆本体サイズ:約27.2×3.2cm 厚み1.1cm

◆重量(ケース含む):108g

◆在庫数:1点のみ





【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色等がみられます。

*ケースには傷みがみられますが、定規自体はとても良いコンディションです。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。



Todd Lowrey Antiques

by d+A


森の番人を玄関に/ Vintage Brass Shoe Horn with Owl/526-238

 英国ヴィンテージ、フクロウのシューホーン(靴べら)。












英国の大きなアンティークフェアで手に入れた、全長約22cmのこぶりなシューホーン(靴べら)。材は真鍮で、ところどころに錆や凹みが見られるものの、歳月を経た金属が持つまろやかな光沢が魅力的です。


そして一番の特徴は、ハンドルが「Owl/フクロウ」となっていること。


ギリシャ神話では女神、アテナの使いとして登場するフクロウ。ヨーロッパでは、森の賢者や番人、知恵の神様、幸福の鳥と称され、知恵・知性の象徴、そして縁起の良いものとされています。そして、ハリーポッターではフクロウが郵便を届けてくれるように、昔から魔法使いの使い魔としての役割を持っているのもフクロウの特徴の一つ。



そんなフクロウをモチーフとしたシューホーンは、玄関周りに置いて番人代わりにするのにぴったりなのかもしれません。


トップには丸環がついておりますので、よく使う場所に引っかけたり、キータッセルをつけたりすることも可能。ご自身の使いやすいようにご活用していただけるかと思います。


フクロウがお好きな方にぴったりの、実用的な英国ヴィンテージアイテムはいかがでしょうか。



◆England

◆推定製造年代:c.1950年代頃

◆素材:真鍮

◆サイズ:長さ約22cm 幅約3.5cm 厚み約1.2cm

◆重量:90g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色がみられます。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。





アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

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Todd Lowrey Antiques

by d+A


ミニマムな美しさ/ Vintage Metal Tape Measure by JOHN RABONE & SONS/326-274

 英国ヴィンテージ、メタルテープメジャー。


















英国のアンティークマーケットで手に入れたテープメジャー。



まず、直径は約5cm弱。つるりとしたシンプルなシルバーカラーの円形で、以下の刻印をみることができます。




JOHN RABONE & SONS


MADE IN ENGLAND

PATENT NO 345448




まず、「J.Rabone & Sons」とは、イングランドの老舗ツール・メーカー。歴史は古く、1784年に Michael Rabone が定規などのツールの製造会社をバーミンガムで設立したのが始まりとされています。以来、定規の他、巻き尺や水平器、温度計などを製造し、他社へも製品を供給していました。


19世紀には多くのパテントを取得、イングランドでも屈指のメーカーとなっていきます。このころの屋号は「John Rabone & Sons」。1943年に法人化しますが、1963年に Rabone社はシェフィールドの James Chesterman and Co と合併しその後の表記は「Rabone Chesterman」となります。その後1990年にアメリカのツール・定規メーカー「Stanley/スタンレー」に買収されますが、一部の事業はまだ続いているとの情報もあり明確な現状はわかりませんでした。



当店では今までいろいろなRaboneの製品をご紹介してまいりました。直定規にノギス、水平器等々。そして今回はテープメジャー=巻き尺となります。



作られた年代は前述の歴史から1963年に James Chesterman and Co.と合併する前、おそらく1940-1950年代頃と推測いたします。



単位はインチで、テープ長さは6フィート。テープの材も金属で、それ故にテープには以下の文言がみられます。



OIL TO PREVENT RUST



錆止め油を塗っています、という意味だと思うのですが、確かにすべて引き出した時にはオイルの手触りが感じられました。

少しばかり拭き取りましたが、あまり拭いてしまうのも当時のものが無くなってしまうので、少しだけとしておきました。そのため、引き出す際はその点にご注意くださいますようお願いいたします。



テープは引き出せば任意の場所でとまり、円の中心にあるボタンを押せばシュッと巻き戻ります。動作状況を動画としましたのでよろしければご覧ください。







まだまだ十分に実用に足る英国ヴィンテージのテープメジャー。

どこかモダンな雰囲気すら漂わせるシンプルさは、必要不可欠なものだけを追求した気概を感じさせ、ミニマムな美しさに満ちています。




貴方の工具箱の片隅にいかがでしょうか。





◆England

◆JOHN RABONE & SONS

◆推定製造年代:c.1940-1950年代頃

◆素材:金属

◆サイズ:直径約5.1cm 厚み約2.1cm

◆メジャー:6フィート

◆重量:136g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色等がみられます。

*巻き取りのスプリングは問題なく動作します。

*内部にはオイルが使われています。テープを引き出す際は汚れても良い状態でお願いいたします。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。 





アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

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by d+A


霞纏い眠る子猫/ Vintage Royal Crown Derby Paperweight "Misty"/526-018

 英国ヴィンテージ、ロイヤル・クラウン・ダービーの猫。














小さな体を丸めて、気持ちよさげに目を閉じる猫。


モノトーンの色彩と品の良い造形が目を惹く、ロイヤルクラウンダービーの傑作ペーパーウェイトのご紹介です。



ロイヤルクラウンダービーは、1750年イングランド・ダービー州で創業した、英国でもっとも歴史のある陶磁器ブランドのひとつ。


2世紀を超えて英国王室を始めとする王候貴族に愛され、その確かな技術、高い品質、美しいデザインは、英国で格調高いライフスタイルの象徴とされてきました。現在でも 英国内で生産し続けている貴重なブランドのひとつです。


食器ももちろん有名ですが、1981年から始まった動物のペーパーウェイトのコレクションはその独創的なデザインとクオリティの高さから、世界中にファンをうみだしました。ロイヤルクラウンダービー社では、収集家(コレクター)のために、コレクターズ・ギルドを設立。年々新しいアイテムが作られていく一方で、多くのアイテムは一定の製造期間を過ぎると絶版になり、作られなくなったアイテムは、オークションなどで高値で取り引きされています。




今回ご紹介するのはそのうちの子猫。


底面にはロイヤル・クラウン・ダービーのペーパーウェイトにある「ストッパー/stopper/栓」が取り付けられており、その脇にはバックスタンプと以下の文字がみられます。


Misty

An Exclusive for

The Royal Crown Derby

Collectors Guild 


2002 ROYAL CROWN DERBY

MADE IN ENGLAND


MMⅢ




「An Exclusive for The Royal Crown Derby Collectors Guild 」とは「イヤル・クラウン・ダービー コレクターズ・ギルド向け限定品」の意味。そして「Misty/ミスティ」とは英語で「霞がかった」の意味ですが、英国では猫の名前の定番の一つ。特にグレー(灰色)やブルーなどモノトーンの毛色をした猫によく付けられる名前となっています。




今回の猫は白黒のブチで、お顔部分はいわゆるハチワレ。可愛らしい草葉の文様とブルーグレーのお花が散りばめられており、とても優雅な雰囲気をもっています。ところどころに施された金彩も効果的で、全体を品よくまとめています。また、デザイン・発売は2002年で「MMⅢ」は2003年の意味ですので、この個体は2003年の製造と思われます。




見ているだけでこちらまでお昼寝をしたくなってくる、美しい子猫。


ロイヤルクラウンダービーのファンの方はもちろん、猫を愛する方にお持ちいただきたい、英国の名窯が生み出した傑作をお届けいたします。






◆England

◆Royal Crown Derby

◆推定製造年代:c.2003年

◆素材:陶器

◆サイズ:幅約8.4cm 奥行約5.8cm 高さ約3.5cm

◆重量:103g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですが、欠けやヒビはございません。

*接地面にわずかに汚れがみられます。詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*箱は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

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Todd Lowrey Antiques

by d+A