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Friday

透かし文様を愛でつつ封蝋を施す/ Antique Brass Sealing Stamp

 英国アンティーク、シーリングスタンプ。













シールングスタンプとは手紙などの封蝋をするための道具のこと。



熱で溶かした封蝋にスタンプで署名を刻印する際や、契約書などの署名の一部として使っていました。


かつては日本の印鑑のように非常にオフィシャルなものでしたが、時代が下がるにしたがってもう少し気軽に使うものとなってきたように思います。個人を特定するという意味で、基本的には本人のイニシアルを元とした2文字もしくは3文字のモノグラムがあしらわれてきましたが、後には1文字のみのものも使われています。




さて、今回ご紹介する英国で手に入れたシーリングスタンプは、印面がおそらく「g」となっているもの。印面を左右反転した画像も載せましたのでご参考になさってください。ややこぶりで、ハンドル部分の透かし文様が美しく、このままチャームとしてもお使いいただけるような雰囲気を持っています。


「g」のイニシアルを持つ方はもちろん、言葉として「good」や「great」などととらえてみるのもよろしいかもしれません。


時代的にはおそらく20世紀前半、1930年代くらいのものと推測いたします。実際に作業してみると、ワックスを溶かし、紙面に落とし固まらないうちにスタンプをぎゅっと押す行為は、少々コツが必要でなかなか手がかかります。それだけ重要な行為であったと納得しつつ、当時の作業を体験できる興味深さはなかなか得難いもの。


古い鍵のような透かし文様を愛でつつ、古き良き時代の追体験をお愉しみください。



◆England

◆推定製造年代:c.1930年代頃

◆素材:真鍮

◆サイズ:長さ約7cm 幅約2.6m シール面直径約2.2cm

◆重量:20g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色がみられます。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。



アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。



 

Todd Lowrey Antiques

by d+A


一年中ライオンズティーを飲もう/ Antique Tin Calendar Tea Caddy by Lyons Tea Ireland

 英国アンティーク、カレンダー付紅茶缶。


















「Lyon's TEA/ライオンズ・ティー」ご存じでしょうか。



それは1902年からの歴史を持つ紅茶ブランド。


もともとは1884年に「Joseph Lyons/ジョセフ・ライオンズ」と義理の兄弟によってつくられた「J. Lyons and Co.」というレストランチェーン、食品製造などを手掛けている会社が始まりです。


ライオンズは1894年にロンドンのピカデリーにの最初のティーショップをオープン。1909年からはティーショップチェーンへと発展。その後ホテルも手掛けるなど発展を続けます。


1904年、ジョセフ・ライオンズは自社のティーショップを通じてパッケージ入りの紅茶の販売を開始しました。最盛期は200店舗あったというティーショップを通じてライオンズの紅茶は人々へと浸透していきました。


ティーショップは1960年頃には閉鎖となりますが、紅茶事業は他社を買収しつつ大きくなり、現在は「ユニリーバ/Unilever」傘下となり、英国、そしてアイルランドの代表的な紅茶ブランドのひとつとされています。




さて、「ライオンズティー」といえばアイルランド、と思う人は多いかと思います。私もそのような認識でした。ただ、調べてみると始まったのはロンドンだし、現在は英国で製造されています。



ただ、オフィシャルサイトには以下のような記述があります。



「LYONS STORY

Founded in 1902 on Dublin’s High Street, Lyons began blending top-quality tea near Christchurch Cathedral using only the finest leaves, perfectly crafted to suit Ireland’s unique limestone-rich water.」


「1902年にダブリンのハイストリートに設立されたライオンズは、クライストチャーチ大聖堂の近くで、最高級の茶葉のみを使用し、アイルランド特有の石灰岩を豊富に含んだ水にぴったり合うように完璧に作られた最高品質の紅茶をブレンドし始めました。」



LYONS TEA オフィシャルサイト

https://www.liptonteas.com/our-brands/portfolio/lyons/



「Found=設立された」という文言が気になるところですが、ジョセフ・ライオンズがブレンドするなど紅茶の商品開発を行ったのがアイルランドで、その紅茶を広めていったのが、ライオンズの販売網だったということなのかもしれません。



・・・なかなか謎が多い紅茶です。今後の調査課題としたいところです。





前段が長くなりました。


今回はそのライオンズ・ティーのティーキャディー、しかもカレンダー付のご紹介です。



細長い矩形のティーキャディー缶は、シックなブラウンカラーでまとめられており、家具に施す象嵌細工で好まれる巻貝や光条などのモチーフがあしらわれています。


そして缶前面にはダイヤルで日付や月を合わせるカレンダーが取り付けられています。

月のダイヤルは蓋を開けないと回せないのですが、12か月、1‐31日まで、問題なく表示することができます。



蓋を開ければ内側には以下の文字。



All the

year round

drink

Lyon's TEA



一年中ライオンズティーを飲もう




カレンダーと絡めたコピー文がちょっと秀逸で、思わずニヤリとしてしまいます。


100年ほど前のものなので、多少の傷や錆などがございますが、カレンダーの動きはスムーズで、小物入れとしても十分お使いいただけるかと思います。



濃い目でしっかりした味わいのライオンズ・ティーはミルクティーに最適といわれています。


毎朝ミルクティーを飲みながら、ライオンズティーのカレンダーを合わせてみる・・・ちょっと洒落た習慣かと思うのですが、いかがでしょうか。



◆England

◆推定製造年代:c.1910-30年代

◆素材:金属

◆サイズ:約7.8×7.2cm 高さ約13cm

◆重量:161g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色がみられます。

*一番上の月のダイヤルは、蓋を開けないと操作できません。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。 





アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

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Todd Lowrey Antiques

by d+A


銀に潜む聖樹とビーナスの鏡/ Antique Silver Handle Magnifying Glass 1912

 英国アンティーク、シルバーハンドルの拡大鏡。


















英国アンティークのひとつの定番、拡大鏡。



機能性を求められつつも、そこには間違いなく作り手と使い手の美意識が感じられ、逸品が数多く存在します。その魅力にとらえられ、一つ持っていても、またひとつ、またひとつ・・・とコレクションする方も多いのではないでしょうか。


真鍮製、合金製、木のハンドルと金属のコンビネーションなど、様々な拡大鏡がありますが、今回はそのなかでも王道ともいえる優雅な銀のハンドルを持つ拡大鏡のご紹介です。



まず目に入るのはハンドルエンド部分の吊鐘草のモチーフ。そしてそこに組み合わされた光条の形はおそらくパルメットでしょう。パルメット(Palmette)とは、棕櫚(シュロ・ナツメヤシ)をもとにしたといわれる図案のこと。棕櫚は古代メソポタミアやエジプトでは命と繁栄の象徴であり、聖樹として尊ばれてきた歴史をもちます。それをもとにした扇のような図形は、古くから装飾につかわれてきました。



またいっぽうで吊鐘草(ベルフラワー=カンパニュラ)はその美しさから、「ビーナスの鏡」と呼ばれています。ビーナスが自分の鏡をなくし、キューピッドに探しにいかせますが、見つけた鏡を落としてしまい、ガラスは粉々に砕け散って地面に落ち、破片からカンパニュラが芽生えた・・・という神話から生まれた別名です。この花は主に感謝の気持ちを伝えるために使われ、多くの意味があり、愛情、不変性、永遠の愛の象徴として愛されてきました。


どちらのモチーフも、見るほどに美しく、調べるほどに興味深い歴史を纏っておりますので、是非お手元でさらにお調べになってもよろしいのではないでしょうか。




さて、英国アンティークシルバーの印、ホールマークを見てみましょう。


まずはシェフィールドのアセイオフィスの印、クラウンのマークがみられます。シェフィールドのアセイオフィスは現在も続いていますが、このクラウンのマークが使われていたのは1974年まで。1975年以降はヨークローズのマークとなります。理由としては1973年から使用されるようになったゴールドのスタンダードマークにクラウンが使われるようになったので、混同を避けるためです。


そしてスターリングシルバーの証、ライオンパサント。デイトレターはシールドに小文字の「u」で、シェフィールドにおいては1912年のデイトレターとなります。メーカーズマークは「A.B」。メーカーは「A.Beardshaw/A.ビアードショー=アルバート・ビアードショー」と思われます



もともとシェフィールドにおいて、1861年頃にアルバート・J・ビアードショーが「 Jehoiada Rhodes/ジェホイアダ・ローズ」と共同で営んでいた工房があり、1862年にビアードショーが独立して「アルバート・J・ビアードショー・アンド・カンパニー」を立ち上げた、という歴史を持ちます。銀細工、銀メッキ、刃物、他銀製品を扱っており、1897年に彼がなくなった後は息子たちが継いで、1951年頃まで事業は続いていたようです。




なお、レンズ部分は後年に付け替えられたものであると思われます。英国アンティークの拡大鏡は、このようにハンドルは活かしながらレンズ部分が付け替えられているものが多くあります。金属製のレンズ枠は太いものもありますが、このお品物はごく細いレンズ枠で仕上げられています。




全体長さ約14cm強でやや大きめ、レンズ部分は直径約5cmですので視野が広く、実用に十分ご使用いただけます。




ヨーロッパの伝統モチーフを纏うシルバーアイテムを、ぜひお手元でお役立てください。







◆England

◆Sheffield

◆A.Beardshaw 

◆推定製造年代:c.1912年

◆素材:スターリングシルバー、ガラス、金属

◆サイズ:全長約14.2㎝ レンズ部分直径約5.1cm ハンドル厚み約0.9cm

◆重量:37g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に微細な傷や汚れ、へこみ、変色等がみられます。

*レンズ部分は後年に付け替えられたものと思われます。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。




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夜に生きる球体の動物/ Adam Binder ROLY POLY Series "FANG" 2001

 イングランドのアーティスト、アダム・バインダー作の傑作フィギュア。



















当店でしばしばご紹介しておりますアダム・バインダー作の限定フィギュア。



もともとは「ハーモニーキングダム」の造形アーティストの一人だった彼は2001年に独立し、イングランド・コッツウォルズで自分の工房を立ち上げ、「Adam Binder Editions」として彼独特のこだわりに満ちた作品をつくってきました。



基本的には限定生産で、追加の生産はないことから、彼の作品は世界中でコレクターズ・アイテムとなっています。素材は大理石の粉と樹脂をまぜた独特のもので、しっとり、ずっしりとした質感と自然な発色が作品の魅力をさらに高めています。






今回ご紹介するのは、彼が「ハーモニーキングダム」に属していたころの一品です。



タイトルは「FANG」。「ROLY POLYS(起き上がりこぼしシリーズ)」の中のスペシャルバージョン。


まず「ROLY POLY」とは、様々な動物などが球体をベースとした形となっているシリーズのこと。多くが一部開くようになっており、そこにごく小さなものを入れておくことができます。猫や犬をはじめカエルやカバ、象にハリネズミなど独特の表情をもつ動物たちがまん丸くなっている様はとても可愛らしく、でも目を見ればちょっと怖い・・・そんな傑作シリーズ。



そして「FANG」は2001年に「Hallowfest(ハロウィンのイベント)」へ 来た人だけが手に入れられるものでした。そして内側にアイビーが彫られた英国版と、オークの葉が彫られたアメリカ・カナダ版があり、製作個数はそれぞれ5751、5001体。英国では吸血鬼と一緒になったボックスセットもあったようです。



今回ご紹介するのは内部にオークの葉がありますので、アメリカ・カナダ版となります。



モチーフは蝙蝠。自身の翼にしっかりとくるまれつつ、周囲を睥睨する様はまさに蝙蝠そのもの。ピンとたったピンクの耳が可愛らしく、でもちょっと強面・・・。見れば見るほど虜になってしまいそうです。



2013年からアダム・バインダー氏はブロンズ彫刻を主体とする活動をしており、小さな作品はほとんど作らなくなりました。


ブロンズ彫刻はとてもとても素晴らしいものですが、それはまさに「芸術」としての存在となっているため、彼独特の造形センスが活かされた小さな作品を多く揃える悦びは、年々難しくなっていくのは間違いありません。



アダム・バインダー氏の希少な傑作小品は、手に入れるともう手放せなくなる、蠱惑的な魅力を秘めています。今もし貴方が手に入れることが出来るなら、手に入れておくべきひとしなといえるでしょう。



夜にひっそりと息づく生き物を手に、空想に耽るひとときをお過ごしください。




◆England

◆製造年代:2001年

◆素材:石材・樹脂等

◆サイズ:直径約4cm 高さ約5.2cm 

◆本体重量:約44g

◆在庫:1体のみ



【NOTE】

*専用箱が付属しています。

*本体はとてもよいコンディションです。

*箱には保存時についたと思われる擦れや汚れ、角の折れ等がみられます。

*詳細は画像をご参照ください。

*上記ご了承の上、お求めください。



アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

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Todd Lowrey Antiques

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