Search This Blog

Friday

デスクを埠頭に仕立ててみる/ Antique Brass Desk Tidy

 英国アンティーク、帆船モチーフのデスクタイディ。















英国の小さな町で行われていたアンティークフェア。

入場料1ポンドというフェアは、町の公民館のような小さなホールで行われており、住民たちの格好のコミュニティの場でもあるようでした。


そこで手に入れたデスクタイディのご紹介です。


ペンやインク壺がセットできるようになっているこのようなスタンドは、Desk Tidy /デスクタイディ(もしくはテディ)と呼ばれます。「Tidy」の意味は「きちんとした、整然とした」ですので、「デスクの上を整然とさせる道具」ということなのでしょう。現代では主としてペン立てを指し、アンティークの品物ですとほとんどがインク壺付きペン立てを指します。


販売していたのはきれいなブロンドのややぽっちゃりとしたレディ。「このインクウェルが珍しいの。ここまで真鍮なのはめったにないのよ」そういいながら、自慢げに小さな蓋を持ちあげて、インク壺を見せてくれました。


堂々とした帆船が背面に立ち上がり、ベース部分は石畳のようなデザインで、インク壺の蓋はチェーンで帆船とつながっており、まるで船を埠頭にとめておく鎖のようです。向かって左側には小さな四角形のくぼみがあり、おそらく切手入れと思われます。手元にあったジョージ6世の切手を入れてみましたのでご参考になさってください。船の手前にも少しへこみがあり、そこがペントレイなのかな、と思います。


作られた時代としてはインク壺がまだまだ現役で活躍している頃、20世紀初頭と推測いたします。



デスクに置けば、遥か昔の英国からやってきた帆船が、貴方のデスクという埠頭にひっそりと停泊しているような感覚にとらわれそう。



過去から、そして海からの幻風を頬に受けながら、思索のひとときをお過ごしください、



◆England

◆推定製造年代:c.1900-1930年代頃

◆素材:真鍮

◆サイズ:幅約13cm 奥行約8.5cm 高さ約14.5cm

◆重量:734g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色がみられます。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。 





アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。




Todd Lowrey Antiques

by d+A