英国アンティーク、オプトレックス社の洗眼料ボトル。
見事なコバルトブルーのガラス瓶。
扁平な楕円の断面をもつ本体に、ちょうどフィットするように蓋が乗っています。
蓋には以下の文字がみられます。
OPTREX
SAFE-GUARDS
SIGHT
そして、本体底には以下の文字。
OPTREX
REGISTERED
DESIGN
これは、OPTREX社による洗眼料の瓶、そして洗眼出来る蓋のセットです。
蓋部分が絶妙なカーブを描いていて、ここに液体を貯め、眼にあてて上を向き、眼を洗う・・・という仕組み。
現代でも同じようなものがありますね。
蓋部分だけでも流通しておりますが、本体とセットで残っているのは珍しいのではないでしょうか。
ちなみにOPTREX/オプトレックス社とは、1930年代にイングランドのミドルセックス、Perivale/パリベールで設立された会社。
1976年にはHoechst AG に、更に1983年にはBootsに買収されています。
洗眼料や目薬、後年にはコンタクトレンズ関連などにおいてブランドとしては継続しており、現代では「YourPharmacy」から「OPTREX」ブランドの製品を購入することが出来ます。
英国アンティークにおいて、ガラス瓶はひとつの定番。
飲料はもちろん、調味料や薬品において、保存・販売用として多くのガラス瓶が製造販売されてきました。
薬品においては成分を紫外線などから守るため、濃いブルーやブラウンのガラス瓶が効果的。
そんな色のガラス瓶は深い表情を持ち、光に透かせば印象的な佇まいで周囲を魅了します。
一輪挿しとしてディスプレイしたり。窓辺において透過光を満喫したり。
まさに目が覚めるような深いコバルトブルーをどうぞお愉しみください。
◆England
◆推定製造年代:c.1930-1950年代頃
◆素材:ガラス
◆サイズ(蓋含む):幅約6.1cm 奥行き約3.5cm 高さ約13cm
◆重量(蓋含む):141g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、製造時からと思われる筋などがみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*蓋は乗っているだけです。特にストッパー等はないので、傾ければ外れます。
*欠けやヒビはございません。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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紳士の為の西洋小物骨董店 トッドローリイ・アンティークスの
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Tuesday
華麗な金彩をもつ執事の船窓 / Antique Leaf Edged Giltwood Convex Mirror
英国アンティーク、リーフ装飾のコンベックスミラー。
コンベックスミラーとは凸面鏡のこと。
その歴史は古く、少なくとも15世紀にはヨーロッパにおいて使用されていました。
印象的なインテリアとしても効果的に使用され、たとえばマントルピースの上などに掛けられることもよくあったようです。
独特のな映り方をするせいでしょうか、コンベックスミラーにはいろいろな名前で呼ばれています。
Fish Eye Mirror「魚眼ミラー」。
Banker's Eye「銀行家の眼」。
"oeil de sorciere”(フランス語)「魔女の眼」。
そして Butlers Porthole「執事の船窓」。
これは、凸面鏡の効果として広く室内を見渡すことができるため、執事は主人を直接みることなく、凸面鏡から主人の動きを観察し、様々なサーヴィスをしていたことから来た名称と思われます。
今回ご紹介するコンベックスミラーは、英国で買い付けたもの。
周囲をめぐるのは、アカンサスの葉がモチーフと思われる、立体感あるリーフパターン。
陰影の豊かな表情が、豪華かつ繊細にミラーを彩ります。
背面は木の繊維を集めて作られたファイバーボードとなっています。
ファイバーボードが初めて工業的につくられたのは1898年の英国ですので、このミラーは少なくてもその後、おそらく1900年代から1930年代くらいの品物と推測いたします。
直径約39cmと、存在感ある大きさと豪華で本格的な仕様は、壁にかければ周囲の景色と光を取り込み、圧倒的な存在感を放ちます。
そっと凸面鏡をうかがい、部屋の中の動きに目を凝らしてみる・・・。
思っていたものとはまた異なる何かを目撃することになるやもしれません。
みれば見るほど、不思議な気持ちを呼びさます英国アンティークのひとしなです。
◆England
◆推定製造年代:c.1900-1930年代頃
◆素材:木・ガラス・その他
◆サイズ:直径約39cm 奥行き約2.8cm
◆重量:約1.7kg
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*背面の吊り金具とチェーンは、英国買い付け当時のままです。現在のところ、問題なく吊ることができます。
*ミラーには、若干の錆や曇り、小傷がみられます。
*フレームには若干のアタリ、汚れ、塗装の剥げ、材の離れ、割れ等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*背面には一部になにか貼って剥がしたような跡がみられます。
*古いお品物ですので、上記のような事象がみられますが、全体としてはとても雰囲気ある素敵なお品物だと思います。ご了承の上、お求めください。
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コンベックスミラーとは凸面鏡のこと。
その歴史は古く、少なくとも15世紀にはヨーロッパにおいて使用されていました。
印象的なインテリアとしても効果的に使用され、たとえばマントルピースの上などに掛けられることもよくあったようです。
独特のな映り方をするせいでしょうか、コンベックスミラーにはいろいろな名前で呼ばれています。
Fish Eye Mirror「魚眼ミラー」。
Banker's Eye「銀行家の眼」。
"oeil de sorciere”(フランス語)「魔女の眼」。
そして Butlers Porthole「執事の船窓」。
これは、凸面鏡の効果として広く室内を見渡すことができるため、執事は主人を直接みることなく、凸面鏡から主人の動きを観察し、様々なサーヴィスをしていたことから来た名称と思われます。
今回ご紹介するコンベックスミラーは、英国で買い付けたもの。
周囲をめぐるのは、アカンサスの葉がモチーフと思われる、立体感あるリーフパターン。
陰影の豊かな表情が、豪華かつ繊細にミラーを彩ります。
背面は木の繊維を集めて作られたファイバーボードとなっています。
ファイバーボードが初めて工業的につくられたのは1898年の英国ですので、このミラーは少なくてもその後、おそらく1900年代から1930年代くらいの品物と推測いたします。
直径約39cmと、存在感ある大きさと豪華で本格的な仕様は、壁にかければ周囲の景色と光を取り込み、圧倒的な存在感を放ちます。
そっと凸面鏡をうかがい、部屋の中の動きに目を凝らしてみる・・・。
思っていたものとはまた異なる何かを目撃することになるやもしれません。
みれば見るほど、不思議な気持ちを呼びさます英国アンティークのひとしなです。
◆England
◆推定製造年代:c.1900-1930年代頃
◆素材:木・ガラス・その他
◆サイズ:直径約39cm 奥行き約2.8cm
◆重量:約1.7kg
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*背面の吊り金具とチェーンは、英国買い付け当時のままです。現在のところ、問題なく吊ることができます。
*ミラーには、若干の錆や曇り、小傷がみられます。
*フレームには若干のアタリ、汚れ、塗装の剥げ、材の離れ、割れ等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*背面には一部になにか貼って剥がしたような跡がみられます。
*古いお品物ですので、上記のような事象がみられますが、全体としてはとても雰囲気ある素敵なお品物だと思います。ご了承の上、お求めください。
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ケルトの力強さを感じる銀の指輪 / Vintage Sterling Silver Celtic Ring
英国ヴィンテージ、ケルトモチーフのシルバーリング。
ケルトのデザインには代表的なものに「ケルティック・ノット/Celtic knot」があります。
日本語にすると「ケルトの組み紐文様」。
多様な結び目やスタイルがあり、様々な意味が込められながら、古代ケルト人によって建築物のレリーフや装身具などに使われてきました。
また、組み紐の文様だけでなく、渦巻きもケルトの代表的なモチーフです。
今回ご紹介するリングは、その渦巻文様が力強くレリーフされたひとしな。
原始本能に訴える力強さを持つ渦巻文様。
古代ケルトの人々はどんな想いをその形に込めたのでしょうか。
リングのべースとなる材はスターリングシルバー。
英国においてスターリングシルバー(銀の純度92.5%)はホールマークによって管理されておりますが、ジュエリーなどの小さなものにおいては必ずしもホールマークは刻印されておらず、銀の純度を示す「925」もしくは「SILVER」「STARLING」などのみの場合もございます。今回ご紹介するリングも裏面に小さく「925」の刻印をみることができます。
原始の時代を思わせるプリミティブな力強さを感じる、英国ヴィンテージのシルバーリング。
さりげない装いに一匙のニュアンスを加えてくれるアイテムです。
◆England
◆推定製造年代:c.1970年代以降
◆素材:銀(スターリングシルバー)
◆サイズ:約17号
◆重量:4g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物のため、小傷や汚れ、錆、歪みや変色等がございます。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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ケルトのデザインには代表的なものに「ケルティック・ノット/Celtic knot」があります。
日本語にすると「ケルトの組み紐文様」。
多様な結び目やスタイルがあり、様々な意味が込められながら、古代ケルト人によって建築物のレリーフや装身具などに使われてきました。
また、組み紐の文様だけでなく、渦巻きもケルトの代表的なモチーフです。
今回ご紹介するリングは、その渦巻文様が力強くレリーフされたひとしな。
原始本能に訴える力強さを持つ渦巻文様。
古代ケルトの人々はどんな想いをその形に込めたのでしょうか。
リングのべースとなる材はスターリングシルバー。
英国においてスターリングシルバー(銀の純度92.5%)はホールマークによって管理されておりますが、ジュエリーなどの小さなものにおいては必ずしもホールマークは刻印されておらず、銀の純度を示す「925」もしくは「SILVER」「STARLING」などのみの場合もございます。今回ご紹介するリングも裏面に小さく「925」の刻印をみることができます。
原始の時代を思わせるプリミティブな力強さを感じる、英国ヴィンテージのシルバーリング。
さりげない装いに一匙のニュアンスを加えてくれるアイテムです。
◆England
◆推定製造年代:c.1970年代以降
◆素材:銀(スターリングシルバー)
◆サイズ:約17号
◆重量:4g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物のため、小傷や汚れ、錆、歪みや変色等がございます。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上お求めください。
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Accessories
歴史の残り香を纏う球体 / Antique CHAD VALLEY World Globe
英国アンティーク、チャド・バレー社による地球儀。
チャド・バレー/CHAD VALLEYとは、かつてイングランドを代表したおもちゃメーカー。
もともとは19世紀にイングランド・バーミンガムにおいてAnthony Bunn Johnsonが始めた印刷事業が始まり。息子の代にハーボーン/Harborneの郊外に移転し、その場所が「チャド・バレー」と呼ばれていた地域だったことから、この名前となりました。
第一次大戦前にはおもちゃ事業を始め、テディベアやTinToy(ブリキのおもちゃ)などを生産。1938年にはロイヤルワラントも手にいれています。第二次大戦時には、おもちゃとは全く違うもの(武器ケースや病院用ベッド、その他部品など)を生産しましたが、1945年にはおもちゃ事業を再開。
1960年代までには7つの工場、1000人を超える人員をもつリーディング・カンパニーに成長します。
しかし、その後の不況により1978年にはパリトイに買収され、その後、アメリカ資本系のケナー・パーカーに買収。商標名は1988年にウールワースに売却。ウールワースは東アジアで生産したチャド・ヴァレーの新しいシリーズを発売しています。
今回ご紹介する地球儀は、そのチャド・バレー社によるもの。
比較的簡易なつくりのブリキ製。
インテリア用、というよりは、子供の学習用と思われます。
製造年代はいつ頃でしょうか。
前述の歴史から、第二次大戦中ではないだろうとは思いながら、地球儀の詳細を調べてみました。国境や国名は、その時代を切り取る雄弁な証拠なのです。
まず、ヨーロッパには今は無き「ユーゴスラビア」があります。
これで、1929年から2003年の間と絞り込めました。
そして、アジアには「THAILAND(SHAM)」文字。
タイにおいて「THAILAND」の国名が使われだしたのは1939年6月から。それまでは「SHAM」という名前でしたので、この地球儀は変更したばかりの頃に作られたと思われます。
また、アフリカには1895年から1958年の間に存在した「French West Africa/フランス領西アフリカ」の文字も見えます。
以上のことから、この地球儀の製作年は第二次大戦終了後1940年代後半から1958年まで、といえると思われます。
支柱には MADE IN ENGLAND の文字とともに、チャドバレー社のロイヤルワラントが記され、底面には「CLOCK SETTING」というタイトルで、時差の説明とみられる文章が記されています。
さて、年代特定ができる訳ではないのですが、台湾のところに国名「TAIWAN」とともに、小さく「Formosa/フォルモサ」と記されていることも興味深く、歴史への探求心をそそります。
フォルモサとは、台湾の旧名、別称。欧州諸国では現在でもこう呼ばれる場合があります。
由来としては、ヨーロッパより最初に台湾に到達したポルトガルの船員が、緑に覆われた台湾島に感動して「Ilha Formosa(麗しの島)!」と叫んだという伝承から。
・・・なんともロマンティックな響きです。
古い時代の地球儀を眺めれば、いままで知らなかった出来事を見つけることが出来るかもしれません。
そんなことのひとつひとつが、これからの貴方の日々を豊かに彩ると思うのですが、いかがでしょうか。
◆England
◆推定製造年代:c.1940-1950年代頃
◆素材:金属(ブリキ)
◆サイズ:土台直径約11.2cm 高さ約21cm
◆重量:199g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色、一部に凹みなどがみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
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チャド・バレー/CHAD VALLEYとは、かつてイングランドを代表したおもちゃメーカー。
もともとは19世紀にイングランド・バーミンガムにおいてAnthony Bunn Johnsonが始めた印刷事業が始まり。息子の代にハーボーン/Harborneの郊外に移転し、その場所が「チャド・バレー」と呼ばれていた地域だったことから、この名前となりました。
第一次大戦前にはおもちゃ事業を始め、テディベアやTinToy(ブリキのおもちゃ)などを生産。1938年にはロイヤルワラントも手にいれています。第二次大戦時には、おもちゃとは全く違うもの(武器ケースや病院用ベッド、その他部品など)を生産しましたが、1945年にはおもちゃ事業を再開。
1960年代までには7つの工場、1000人を超える人員をもつリーディング・カンパニーに成長します。
しかし、その後の不況により1978年にはパリトイに買収され、その後、アメリカ資本系のケナー・パーカーに買収。商標名は1988年にウールワースに売却。ウールワースは東アジアで生産したチャド・ヴァレーの新しいシリーズを発売しています。
今回ご紹介する地球儀は、そのチャド・バレー社によるもの。
比較的簡易なつくりのブリキ製。
インテリア用、というよりは、子供の学習用と思われます。
製造年代はいつ頃でしょうか。
前述の歴史から、第二次大戦中ではないだろうとは思いながら、地球儀の詳細を調べてみました。国境や国名は、その時代を切り取る雄弁な証拠なのです。
まず、ヨーロッパには今は無き「ユーゴスラビア」があります。
これで、1929年から2003年の間と絞り込めました。
そして、アジアには「THAILAND(SHAM)」文字。
タイにおいて「THAILAND」の国名が使われだしたのは1939年6月から。それまでは「SHAM」という名前でしたので、この地球儀は変更したばかりの頃に作られたと思われます。
また、アフリカには1895年から1958年の間に存在した「French West Africa/フランス領西アフリカ」の文字も見えます。
以上のことから、この地球儀の製作年は第二次大戦終了後1940年代後半から1958年まで、といえると思われます。
支柱には MADE IN ENGLAND の文字とともに、チャドバレー社のロイヤルワラントが記され、底面には「CLOCK SETTING」というタイトルで、時差の説明とみられる文章が記されています。
さて、年代特定ができる訳ではないのですが、台湾のところに国名「TAIWAN」とともに、小さく「Formosa/フォルモサ」と記されていることも興味深く、歴史への探求心をそそります。
フォルモサとは、台湾の旧名、別称。欧州諸国では現在でもこう呼ばれる場合があります。
由来としては、ヨーロッパより最初に台湾に到達したポルトガルの船員が、緑に覆われた台湾島に感動して「Ilha Formosa(麗しの島)!」と叫んだという伝承から。
・・・なんともロマンティックな響きです。
古い時代の地球儀を眺めれば、いままで知らなかった出来事を見つけることが出来るかもしれません。
そんなことのひとつひとつが、これからの貴方の日々を豊かに彩ると思うのですが、いかがでしょうか。
◆England
◆推定製造年代:c.1940-1950年代頃
◆素材:金属(ブリキ)
◆サイズ:土台直径約11.2cm 高さ約21cm
◆重量:199g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色、一部に凹みなどがみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
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