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Wednesday

小さく優美な道しるべ / Antique Edwardian Brass Swirled Compass Pendant

英国アンティーク、優雅なペンダントヘッド型の方位磁石。












イングランド中部で行われていたアンティーク・フェア。

歴史ある古い街の川沿いに広がる緑地で年に数回行われるフェアは、入場料一人4.5ポンド。
某大型アンティークフェアは一人20ポンドなのに比べ、なかなか良心的な価格設定です。
その割にはよい品揃えが多く、地元の人も多くてのんびりしており、日程が合えば必ず訪れるフェアなのです。

そんなフェアのなか、拡大鏡や顕微鏡などこだわりの品揃えのストール。
店主は眼鏡をかけた壮年の英国紳士。
アイテムについて尋ねれば、聞いたこと以上の回答が返ってくるタイプです。

その店主から拡大鏡や顕微鏡などそこそこ多くの買い物をしたのですが、最後までどうしようか悩んでいたのが、このコンパス。

特別な品が入れられているガラスケースに入っており、明らかに他とは異なるオーラをまとっていました。

恐る恐る聞けば、お値段はしかるべき高値。
そしてとまらないトーク。

「これは珍しい(unusual! )。時代はエドワーディアンだね。ちゃんと磁針も動いている。この古さでは珍しいよ。ガラスもいい。面取りしてある。東が「Osten」表示だからメカ部分はドイツだろう。でも加工はイングランド。いい品だよ。」


・・・はい、わかりました。おっしゃる通りでございます。
手に取らせてもらってよく見れば、なるほど細工も美しく、小さな磁針がふるふると動く様はちょっとした生き物の様で健気にも思えます。


面取りガラスを両面にもつ小さなコンパスは、支点を軸にくるくるとまわるようになっています。
ペンダントとして首から下げたときに、より見やすいようになっているのかもしれません。


かつてどんな人がこのコンパスを身に着けていたのでしょうか。
レディかもしれないし、ひょっとして紳士かもしれません。

優雅な装飾が施された小さな小さな方位磁針は、どこか御守りのようにも見えます。
持ち主の行き先を示し、護る。
そんな役割を持っているような気がいたします。


遥かエドワーディアンから届いた稀有なひとしな。
英国アンティークの佳品を貴方のもとにお届けいたします。




◆England(Germany)
◆推定製造年代:c.1900-1910年代頃
◆素材:真鍮・ガラス・他
◆サイズ:幅約4cm 厚さ約0.7cm
◆重量:14g
◆在庫数:1点のみ


【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆や変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*ガラス面にもわずかに傷がございます。ヒビはございません。
*コンパスの方位は大体合っておりますが、正確な計測にはおすすめできません。
*画像のチェーンや箱、その他備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。



Todd Lowrey Antiques
by d+A