英国アンティーク、アザミがついた斧がモチーフのシルバーブローチ。
英国のアンティークセンターで手に入れた、長さ約5cmほどの小さな斧のブローチ。
スコットランドを象徴するアザミがくるりと柄に巻き付き、はめ込まれたイエローのガラスが光を放っています。斧の刃の部分には乳白色の、束の部分には黒ベースにわずかに赤みが入ったパーツがはめ込まれており、おそらくボヘミアングラスと思われます。
裏面には以下の文字。
W.B.S(Sは小さい文字) STERLING SILVER
英国においてスターリングシルバー(銀の純度92.5%)はホールマークによって管理されておりますが、ジュエリーなどの小さなものにおいては必ずしもホールマークは刻印されておらず、銀の純度を示す「925」もしくは「STERLING」などのみの場合もございます。
そして、「W.B.S(Sは小さい文字)」はメーカー名でしょう。
調べたところ、バーミンガムに「Ward Brothers」というシルバースミスがありました。
創業・廃業年は定かではありませんが、1921年にパテントをとり、1947年にオリンピアの展示会にゴールドやシルバーなどのアクセサリー類を中心に出店したという記録が残っています。恐らく1960年代までは製造を続けていたと思われますので、そこが製造したブローチと思われます。
かつてイングランド軍を撃退するきっかけをつくったという伝説を持つ、国花アザミを絡ませた斧は、勇壮なスコットランド戦士を連想させます。
スコットランドの民族衣装、キルトを着るときのキルトピンとしてもちょうど良いようなブローチは、ケルト文化を愛するスコットランド紳士が愛用してきたものかもしれません。
さあ、貴方も。
小さな銀の斧がもつ、強い想いを受け取ってください。
◆England
◆推定製造年代:c.1940-1960年代頃
◆素材:銀(スターリングシルバー)、ガラス、
◆サイズ:約4.8×1.9cm
◆重量:5g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆や変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*留め方はフックに引っかけるだけのシンプルな仕組みです。針先には十分お気をつけください。
*画像の箱や備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A