英国ヴィンテージ、マイヤーズの郵便ばかり。
手のひらにのるほどのこぶりな郵便ばかり。
シンプルな構造、黒ベースの躯体とシルバー色の受け皿やベース、そしてアイボリー色の文字盤。古いインダストリアル感がたまらない雰囲気をもっております。
目盛りの下のほうには以下の文字がみられます。
M.M & S Ld
MADE IN ENGLAND
「M.M & S Ld」とは「M. Myers and Son Ltd」のこと。同社は「Meyer Myers/マイヤー」により1837年に創業された事務用品の会社。
バーミンガムにおいてペン先やペンホルダーなどを中心に製造しており、1929年には英国産業博覧会にも、スチールペン、ペンホルダー、万年筆、レタークリップ、文房具雑貨、製図用コンパスとセット、レターバランス、ウィンドウディスプレイスタンドとクリップ、スチールスプリング、金属ノベルティ等を出展しています。
1985年にはアメリカのラベル会社、エイブリー・インターナショナルに売却され、150年近いマイヤーズの名前はここで無くなることとなります。
参考:Grace's Guide to British Industrial History
M. Myers and Sonの頁
https://www.gracesguide.co.uk/M._Myers_and_Son
箱の蓋には「The Challenge Spring Letter Balance」の文字がありますので「The Challenge」はこの郵便ばかりの品名かと思います。また、箱には「CHAD VALLEY SERIES」というシールが追加で貼られています。
「チャド・バレー/CHAD VALLEY」とは、かつてイングランドを代表したおもちゃメーカーのこと。
もともとは19世紀にイングランド・バーミンガムにおいてAnthony Bunn Johnsonが始めた印刷事業が始まり。息子の代に「ハーボーン/Harborne」の郊外に移転し、その場所が「チャド・バレー」と呼ばれていた地域だったことから、この名前となりました。第一次大戦前にはおもちゃ事業を始め、テディベアやTinToy(ブリキのおもちゃ)などを生産。1938年にはロイヤルワラントも手にいれています。第二次大戦時には、おもちゃとは全く違うもの(武器ケースや病院用ベッド、その他部品など)を生産しましたが、1945年にはおもちゃ事業を再開。1960年代までには7つの工場、1000人を超える人員をもつリーディング・カンパニーに成長します。
しかし、その後の不況により1978年にはパリトイに買収され、その後、アメリカ資本系のケナー・パーカーに買収。商標名は1988年にウールワースに売却。なお、ウールワースは東アジアで生産したチャド・ヴァレーの新しいシリーズを発売しています。
推測ではありますが、チャド・バレーが一時的にマイヤーズの郵便ばかりを取り扱って自分の販路に乗せていたのかもしれないな、と思います。小さくて簡易な郵便ばかりは子供の学習用としても重宝されたのではないでしょうか。
試しに、94gある当店取り扱いの時計パーツを量ってみました。目盛りは約3.5オンス。94gは3.31575オンスですので、まあまあ合っている、と言ってよいかと思います。
古き良きアナログな機械が持つ郷愁を閉じ込めたような小さなはかり。
貴方のデスクトップのアクセサリーにいかがでしょうか。
◆England
◆M. Myers and Son
◆推定製造年代:c.1930年代頃
◆素材:本体・金属 箱・紙
◆本体サイズ:ベース部分幅約5.2cm奥行約8.1cm 全体高さ約9.6cm 受け皿直径約5.3cm
◆箱サイズ:約7×9.2×9.8cm
◆本体重量:109g
◆在庫数:1点のみ(箱付)
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色がみられます。
*箱にはテープ跡や傷みがみられます。
*動作しますが精緻な計測にはおすすめいたしません。
*受け皿は外れません。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A

















