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Thursday

荒海で頑張る親父殿/ Vintage Hignett's "Pilot" Flake Tobacco Tin

 英国ヴィンテージ、タバコ缶。


















やや金色味がかったシルバー色の缶。


荒海を航海中の様子が渋く表現されたイラストが特徴の、タバコ缶のご紹介です。


商品名は以下の通り。



HIGNETT'S

PILOT FLAKE



1859年にはリバプールで活動していた「Hignett Brothers and Co/ヒグネット・ブラザーズ・アンド・カンパニー」。1901年には13の英国タバコ・紙巻タバコ会社を合併して設立された「Imperial Tobacco Co/インペリアル・タバコ」に加わりますが、「Hignett」ブランドはそのまま残り製造・販売されていました。


この 「"Pilot" Flake Tobacco」は1950年代頃の製品と思われます。



開閉にややコツが必要です。閉めるときには向かって左側の端のほうから整えるように差し込むときれいに閉まります。動画にしましたのでご参考になさってください。





内寸が幅19cmございますので、筆記具は余裕で入るサイズです。

ショップカードや名刺の一時置きにもよろしいかもしれません。



荒海で頑張る親父殿が、いつも勇気を与えてくれるような気がする、英国の古いタバコ缶はいかがでしょうか。






◆推定製造年代:c.1950年代頃

◆素材:金属

◆外寸サイズ:約19.3×9.2cm  厚み約3.8cm

◆内寸:約19×8.5cm  深さ約3.2cm

◆重量:116g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色がみられます。

*匂いは全く感じません。

*開閉にややコツが必要です。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。 





アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。




Todd Lowrey Antiques

by d+A


金色に輝く幸運のイノシシ/ Antique Brass Boa Coin Dich

 ドイツアンティーク、真鍮のコインディッシュ。












英国のアンティークセンターで手に入れた「BOA/イノシシ」のコインディッシュ。


ずっしりとした重みとリアルな表現が印象的で、底面には以下の文字がみられます。


DEPONIRT/デポニールト


これは古い時代にドイツで使用されていた言葉。もともとはフランスで生まれた言葉で、フランス語では「deposer」、直訳すると「委託する」となりますが、意味としては製品のデザインや商標が現地当局によって検証され、記録されていることになります。現代の日本語で言うと「意匠登録」に近いと思います。


1875年に帝政ドイツでは商標登録を管轄する帝国中央官庁が設立されたことにより、この表記はドイツでは正式なものではなくなりましたが、メーカーはこの馴染みのある名称を他の形式の著作権表示に置き換えることに問題が生じることを懸念し、その後も使い続けていたようですので、この表記があるから1875年より前のもの、と断言はできません。



このような背景とお品物の印象から、おそらく世紀の変わり目、1900年代頃のものではないかと推測いたします。



ヨーロッパでは古くから、豚(イノシシ)は子沢山であることから、豊饒(子宝に恵まれる=つまり財産に恵まれる)と強さの象徴と見なされ、繁栄と富をもたらすものとされてきました。また、ドイツ語の俗語では、思いがけず良い事があった時、「Schwein haben/シュバイン ハーベン=豚を手に入れた」と言い、「大当たりをとる、思わぬ幸運を拾う」の意味で使われてきたといいます。




そんな豚(イノシシ)のモチーフのこのコインディッシュは、真鍮製という触れ込みで、確かに真鍮(一般的に銅60%亜鉛40%)だとは思うのですが、やや赤みが強いので、銅が多めの真鍮なのかな、と推測いたします。



やや赤みがかった金色の姿は、まさに繁栄と富の象徴。ポケットのコインを置けば、いつのまにか増えている....のかもしれません(比喩です)。



思わず微笑みをさそう、ドイツアンティークの小品はいかがでしょうか。





◆Germany

◆推定製造年代:c.1900年代頃

◆素材:真鍮

◆サイズ:約13.7×7.5cm 厚み約2cm

◆重量:192g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色等がみられます。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。 





アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。




Todd Lowrey Antiques

by d+A


聖エドワード王冠にコインを貯めよう / Vintage Cast Iron Crown Money Box Coronation 1953

 英国ヴィンテージ、キャストアイアンの貯金箱。


















英国のアンティークフェアで手に入れた、王冠の貯金箱。


ずっしりと重い鉄でできており、ボトム部分には以下の文字が確認できます。


ELIZABETH Ⅱ

CORONATION

JUNE 2

1953



これは、1953年6月2日、エリザベス二世が戴冠した時につくられた記念グッズと思われます。




モチーフは「聖エドワード王冠/St. Edward's Crown」。


王冠の名称は、アングロ・サクソンの王、エドワード懺悔(ざんげ)王(1004-1066)のために作られたものにちなんでいるといわれています。古い王冠は1220年以来、クロムウェルが溶かすよう命令するまで戴冠式に使われていました。


現聖エドワード王冠は、チャールズ2世(1630-1685)が製作を命じたもの。聖エドワードの王冠に似せた上、さらに豪華なものをチャールズ2世は作らせました。


この王冠を戴冠式に使った君主は、チャールズ2世、ジェイムズ2世(1633-1701)、ウィリアム3世(1650-1702)、ジョージ5世(1865-1936)、ジョージ6世(1895-1952)、エリザベス2世(1926-2022)。そして現国王であるチャールズ3世(1948-)の計7人となります。(生没年表記です)




王冠のデザインは交互に配置された4個のクロスパティーと4個のフルール・ド・リスを基調としており、内側は白貂の毛皮で縁取ったベルベット帽。


その上に2本のアーチが十字形に組まれ載せられていて、高さは約30センチ。22カラットの純金のほか、ローズカットのアクアマリン345個、ホワイトトパーズ37個、トルマリン27個、ルビー12個、アメジスト7個、サファイア6個、ジャーゴン2個、ガーネット1個、スピネル1個、ざくろ石1個を含む計444個の宝石や半貴石があしらわれています。


かつて宝石は戴冠式の度に賃借し、のち取り外されてフレームだけにされていたそうですが、1911年に宝石は恒久的にはめ込まれるようになりました。


なんと重量は2.23キロ。その重さに耐えかねて、ヴィクトリア女王は自身の戴冠式でこの王冠の使用しなかったことで知られています。


ちなみにこの王冠は英国国章にも登場しており、まさに英国王室のシンボルのひとつといえるでしょう。



なお、アーチ内部のベルベットは現聖エドワード王冠は紫。一方で、この貯金箱は赤になっています。少なくてもエリザベス二世、そして父親のジョージ6世のときも紫でしたので、赤は国章の色に揃えたのではないでしょうか。布の部分ですので、過去には取り替えられながら使われていたものと思われます。



貯金箱の開閉は少々手間ではございますが、マイナスドライバーを使用すれば、ぱかりと割れて中のものを取り出すことができます。英国買い付け当時から1964年のハーフペニー硬貨がはいっておりましたので、入れたままお届けいたします。


英国の歴史そのものともいえる聖エドワード王冠。ずっしりとした重さは纏ってきた時そのものかもしれません。



歴史好きな方や、英国王室にご興味がおありの方へ。

もちろん貯金箱コレクターの方にもおすすめな、英国ヴィンテージのひとしなです。



◆England

◆推定製造年代:c.1953年

◆素材:鉄

◆サイズ:約7.5cm×7.5cm 高さ約8.5cm

◆重量:341

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色がみられます。

*スリットは日本の500円硬貨が余裕で通ります。

*開閉にはマイナスドライバーが必要です。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。 





アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

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by d+A


海路を導く黒い銘木/ Antique Ebony and Brass Parallel Ruler for Ocean Navigation

 英国アンティーク、黒檀と真鍮の平行定規。
















英国のアンティークフェアで手に入れた、黒檀と真鍮の平行定規。


このタイプの平行定規は英国のアンティーク市場でしばしば見ることができます。主な用途としては「海のナビゲーション」。



海図の上で平行に動かし、航路を決めたり距離を測るために使用します。


正直、使い方の詳細は私もよくわからないのですが、参考になりそうな動画がありましたのでご紹介しております。


使い方参考:walking the parallel rules by US Maritime Academy

https://www.youtube.com/watch?v=yGK6M-YmLxQ&t=89s



同機構の平行定規は、現在では透明素材で目盛りがついたものが「ナビゲーション平行定規」として一般に販売されておりますので、基本的な使い方は変更なく実用に使われているのではないでしょうか。



今回ご紹介する古い平行定規は、材である黒檀も特徴の一つです。


実は、英国の定規類で古くから使われているのはボックスウッド(ツゲ)であり、色は明るい黄褐色で緻密な杢目が特徴です。目盛りをつけるにも丁度良く、気乾比重(*後述)は0.75以上で、硬いため、湿度の変化による影響を受けにくく、まさに定規向けといえるでしょう。



一方でさらに高い安定性をもつのが黒檀です。


気乾比重が非常に高く(1.0前後)、水に沈むほど高い密度をもちます。外気や湿度変化による木材自体の寸法変化が少ないので、それだけをみれば黒檀のほうがずっと定規に向いている材のように思えます。ただ、黒檀は文字通り黒いため目盛りをつけることが難しく、さらに希少な材のため高価なものとなることが予想されます。



このことから、海の上という厳しい条件で使用することが多いナビゲーション用平行定規は、がんばって黒檀で作られていたことが多かったのではないでしょうか。使用方法は目盛りがあれば越したことはありませんが、目盛りが無くても他の定規との併用で解決していたと思われます。古い時代のもので黒檀でない木製もございますが、黒檀のもののほうが多く残っているような気がします。



参考:平行定規コレクション

NATIONAL MUSEUM OF AMERICAN HISTORY 

Pararel Ruler の頁

https://americanhistory.si.edu/collections/object-groups/parallel-rules




今回ご紹介する黒檀と真鍮の平行定規には、「WG.WILSON」と手で削った感じで名前が彫られています。きっと持ち主の名前だったのでしょう。




海路を読む者にとっては必需品であったであろう平行定規。信頼性の高い黒い銘木でつくられた品物は、多くの海の男たちから頼りにされていたに違いありません。


世紀が変わっても、しっとりと緻密であり続ける木肌を是非お手元でご鑑賞ください。





*気乾比重(きかんひじゅう)=木材を自然乾燥(含水率約15%)させた状態の重さと、同体積の水の重さを比較した数値(密度)。数値が高いほど重くて硬く、低いほど軽くて柔らかいことを示します。




◆England

◆推定製造年代:c.19世紀後半から20世紀初頭

◆素材:黒檀、真鍮

◆サイズ:長さ約30.5~47cm 幅約5cm 厚み約0.4cm

◆重量:95g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色等がみられます。

*動きはスムーズです。わずかに反りがみられます。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。 





アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

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