ドイツアンティーク、真鍮のコインディッシュ。
英国のアンティークセンターで手に入れた「BOA/イノシシ」のコインディッシュ。
ずっしりとした重みとリアルな表現が印象的で、底面には以下の文字がみられます。
DEPONIRT/デポニールト
これは古い時代にドイツで使用されていた言葉。もともとはフランスで生まれた言葉で、フランス語では「deposer」、直訳すると「委託する」となりますが、意味としては製品のデザインや商標が現地当局によって検証され、記録されていることになります。現代の日本語で言うと「意匠登録」に近いと思います。
1875年に帝政ドイツでは商標登録を管轄する帝国中央官庁が設立されたことにより、この表記はドイツでは正式なものではなくなりましたが、メーカーはこの馴染みのある名称を他の形式の著作権表示に置き換えることに問題が生じることを懸念し、その後も使い続けていたようですので、この表記があるから1875年より前のもの、と断言はできません。
このような背景とお品物の印象から、おそらく世紀の変わり目、1900年代頃のものではないかと推測いたします。
ヨーロッパでは古くから、豚(イノシシ)は子沢山であることから、豊饒(子宝に恵まれる=つまり財産に恵まれる)と強さの象徴と見なされ、繁栄と富をもたらすものとされてきました。また、ドイツ語の俗語では、思いがけず良い事があった時、「Schwein haben/シュバイン ハーベン=豚を手に入れた」と言い、「大当たりをとる、思わぬ幸運を拾う」の意味で使われてきたといいます。
そんな豚(イノシシ)のモチーフのこのコインディッシュは、真鍮製という触れ込みで、確かに真鍮(一般的に銅60%亜鉛40%)だとは思うのですが、やや赤みが強いので、銅が多めの真鍮なのかな、と推測いたします。
やや赤みがかった金色の姿は、まさに繁栄と富の象徴。ポケットのコインを置けば、いつのまにか増えている....のかもしれません(比喩です)。
思わず微笑みをさそう、ドイツアンティークの小品はいかがでしょうか。
◆Germany
◆推定製造年代:c.1900年代頃
◆素材:真鍮
◆サイズ:約13.7×7.5cm 厚み約2cm
◆重量:192g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色等がみられます。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A










