フランスで手に入れた、緩やかな曲線が美しいデバイダー。
Divider/デバイダーとは、製図用具の一種。
コンパスのように開閉できる二本の脚の先が両方とも針状になっており、寸法の写しとりや線分などの分割に使用するもの。
製図にはもちろん、例えば海図から航行距離を割り出したりするのにも用いられます。
現代ではこのような作業はほぼコンピューターの領域になってしまっていると思われますが、昔は精度の高いデバイダーは様々な場面での必需品でした。
今回ご紹介するのは、フランスで手に入れた古いデバイダー。
材はくすんだゴールドがかった金属で、真鍮のようにも思えますが詳細は不明。現代の製図器具のような銀色の合金とはひとあじ違った雰囲気をもっています。
英国式の様に細かい調整ができるわけではないのですが、操作性はなかなかしっかりとしていて、十分実用にしていただけそう。なによりも、指あたりのよい曲線がさりげなく使われていて、なんともエレガントな雰囲気がなによりの魅力です。
ご自身用にももちろんですが、こだわりが強いご友人へのギフトにも喜んでいただけそう。
優雅で緻密、小さなアナログ器械は、訳もなく触れてみたくなる魅力にあふれています。
先人の知恵が生んだひとつの結晶を、愛でてみてはいかがでしょうか。
◆France
◆推定製造年代:c.1940-1950年頃
◆素材:金属
◆サイズ:全長約12.2cm
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、多少の汚れ、錆びや変色などがみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承のうえ、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。
Todd Lowrey Antiques
by d+A