その歴史は古く、少なくとも15世紀にはヨーロッパにおいて使用されていました。
印象的なインテリアとしても効果的に使用され、たとえばマントルピースの上などに掛けられることもよくあったようです。
Portrait of George Henckell in his Study, c.1800 |
そして、その不思議な映り方から、画題をより深いものとする小物としてもしばしば見つけることができます。
The Mirror by Sir William Orpen 1900 |
独特のな映り方をするせいでしょうか、コンベックスミラーにはいろいろな名前で呼ばれています。
Fish Eye Mirror「魚眼ミラー」。
Banker's Eye「銀行家の眼」。
そしてフランスでは”oeil de sorciere”「魔女の眼」。
今回ご紹介するコンベックスミラーは、英国で買い付けたもの。
製作は1950年~60代頃と思われます。
周囲のフレームは木のベースに、石膏に金彩を施した伝統的な手法の物。
くるりと廻ったモールディングモチーフには独特のひび割れ模様が施され、外縁のアカンサスのスクロールが重厚感あふれるシルエットをつくりだしています。
ミラーは、壁に掛ける装飾品としては実はとても効果的。
広がりをもたらし、さらに光を写し込んでお部屋を思いがけなく素敵に演出してくれます。
そのミラーのなかでも、特別な構造のコンベックスミラーであれば、効果ははかり知れません。
それは、さながら光と空間をとりこむ魔法。
あなたのお部屋へ1枚の魔法をお届けいたします。
◆England
◆推定製造年代:1950~60代
◆素材:木、石膏、ガラス、紙、他
◆サイズ:直径約41 奥行き約4.5cm
◆重量:約2.5kg
◆在庫数:1枚のみ
【NOTE】
*背面は厚紙と塗装で仕上げられており、多少の汚れ、反りなどがみられます。
*背面の吊り金具は、英国買い付け当時のままです。現在のところ、問題なく吊ることができます。
*フレームには若干のアタリ、汚れ、修復跡などがみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*古いお品物ですので、上記のような事象がみられますが、全体としてはとても雰囲気ある素敵なお品物だと思います。ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A