英国アンティーク、ヴィクトリア時代のジョウロ。
ヴィクトリア時代の英国。
富裕層から中産階級まで幅広い層が植物を育てることに大層熱をあげておりました。
作りこんだ美にこだわるフランスの庭園に対し、自然のままの情景を再現することに美しさを見出す英国の庭園。
そんな外庭に加え、19世紀半ばに「ウォードの箱」(ロンドンの医師・植物学者ナサニエル・バグショー・ウォードによって考えられた、植物輸送のためのガラスの箱)の発明により、南洋から多くの珍しい植物が輸入されて、屋内でも植物を育てることが大流行したそうです。
植物のために必要な水遣りにつかうジョウロは、単なる機能性のみではなく、室内においてもきれいに見える上質なクオリティのものが求められました。
そんなことから、英国アンティークで美しいジョウロが在ることは、必然といえるでしょう。
今回ご紹介するのは、ヴィクトリア時代後期頃のものと思われる、銅製のジョウロ。
たっぷり水がはいる楕円柱のフォルム。
不純物が入らないように、閉じておける小さな蓋。
美しさと強度を保つためでしょうか、全体に細かな手打ちハンマーが施され、豊かな表情をお楽しみいただくことができます。しっかりとした取っ手は重くなった時にも扱いやすく、水洩れもしませんので、十分実用にお使いいただけるのではないでしょうか。
貴方が大切にしているグリーン達への、日々のお手入れに。
もちろん、ドライフラワーなど飾ってディスプレイしていただいても、とても素敵。
実用から生まれたフォルムを堪能し、使ってきた人々を想う。
ガーデニング大国、英国からの贈り物のような、アンティークのひとしなです。
◆England
◆推定製造年代:c.1890年代
◆素材:銅、他
◆サイズ:幅約13cm 奥行き約34cm 高さ約29.5cm
◆重量:796g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色、凹み等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A