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Wednesday

手にするたびに心浮き立つシルバーのペア/ Antique Silver Handle Magnifying Glass & Letter Opener Birmingham 1912

 英国アンティーク、シルバーハンドルのレターオープナー & 拡大鏡のセット。
















英国アンティークのシルバーハンドルのレターオープナーと拡大鏡のセットをご紹介します。


特徴的なのは華やかなデザイン。中央にはふっくらとしたオーヴァルのカルトゥーシュが配され、ロココならではの左右非対称を際立たせるようにスクロールと小花が巧みにデザインされています。くびれの部分には小さな薔薇が、上部には蕾を思わせるふくらみもあり、どこまでも装飾を重ねるヨーロッパならではの華やかさを感じる意匠となっています。


持ち手の部分両面に数個のホールマーク。英国アンティーク・シルバーはホールマークを読み解く愉しみがつきものです。ひとつづつ見ていきましょう。


左から、バーミンガムの錨、ライオンパサント、一番右のデイトレターは若干歪んでいますが小文字の「n」に見えます。これらは1912年、バーミンガムのアセイオフィスで認可を受けたスターリングシルバーであることを表しています。


メーカーズマークは 非常に読みずらいですが「A&LLd」と思われます。これは 「Adie & Lovekin Ltd」のこと。 同社はAlfred Lovekin (1844-1912) と、James Adie (1840-1913)により、1863年頃バーミンガムで「Adie & Lovekin」として事業を開始。バーミンガムとチェスターのアセイオフィスで様々な銀製品の認可を受けながら事業を続けますが、1920年代頃には事業を停止してしまったようです。



レターオープナー、あるいはペーパーナイフは、「手紙の封を切る」ための道具として、なかなかに贅沢な品物。

指を使って無理やり破く方は少ないと思いますが、レターオープナーは、カッターナイフよりも鋭くないがゆえに、折れ曲がったところを柔らかく破り、はるかに心地良く開封のお手伝いをしてくれる確かな道具として、17世紀から支持され続けています。



シルバーのハンドルをもつレターオープナー、そしてお揃いのハンドルを持つ拡大鏡。デスクセットとして並べると、お互いがもつ装飾が響きあい、より美しい景色をもって貴方のデスクを彩ります。



なお、拡大鏡のレンズ部分は後年に付け替えられたものであると思われます。

英国アンティークの拡大鏡は、このようにハンドルは活かしながら、傷つきがちなレンズ部分のみ付け替えられているものがほとんど。金属製のレンズ枠は幅広いものもありますが、このお品物はごく細いレンズ枠で仕上げられていて、とてもスマートです。直径約4cm強、倍率約5倍のレンズはコンディションもよく、傷はほとんど見えませんので、十分にお使いいただけます。



持ち手はそれぞれ、全長7cm強と小さめ。

小ぶりながらも装飾豊かなハンドルは華やかで可憐。手にするたびに心浮き立つような高揚感を与えてくれそうです。



100年を超えても、変わらないシルバーの輝きと質感。いつまでも変わらない価値をもつ、英国アンティークの実用的なデスクセット。是非この機会にお手元に装備されてはいかがでしょうか。



◆England

◆Birmingham

◆推定製造年:c.1912年

◆素材:ガラス・金属・シルバー

◆ルーペサイズ:幅約4.1cm 長さ約11.4㎝ 

◆レターオープナーサイズ:長さ約17.2㎝ 

◆レンズ部分直径:約4cm

◆重量:ルーペ21g レターオープナー16g

◆在庫数:1セットのみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に微細な傷や汚れがみられますが、ガラス部分に目立つ傷はなく、とても良い状態です。

*レンズおよびオープナーの刃の部分は後年に付け替えられたものと思われます。

*オープナーは刃物ではありませんが、鋭い形をしています。お取り扱いには十分ご注意ください。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。



アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。

Todd Lowrey Antiques

by d+A