アメリカンアンティーク、真鍮製のペントレイ兼切手入れ。
英国のアンティークフェアで手に入れた、真鍮製のペントレイ兼切手入れ。
ずっしりとした重量感、古びた真鍮の質感、そして蓋に浮き彫りになったロゴに魅かれ手に入れてしまいました。
文字の内容は以下の通り。
THE LOUTHAN MFG.CO.
MFRS. OF
ELEMITE
East Liverpool, Ohio
調べてみれば、これはアメリカ、オハイオ州のイーストリバプールにあった「Louthan Manufacturing Co/ルーサン マニュファクチャリング カンパニー」という陶器部品製造会社のものであることがわかりました。
ちなみに「ELEMITE/エレマイト」とは同社の発明品らしく、加熱と冷却を繰り返しても割れない磁器として、器械用に製造販売していたものでした。
The East Liverpool Carnegie Libraryによれば、同社の設立は恐らく1901年頃。The Potters herald(1899-1982にかけてオハイオ州イーストリバプールで発刊されていた新聞)の1946年1月号にも社名が掲載されておりますので、その頃までは継続していたようです。
参考:The East Liverpool Carnegie Library の頁
https://www.carnegie.lib.oh.us/1900-1909
参考:The Potters herald 1946年1月号の頁
今回ご紹介するペントレイ兼切手入れは、恐らくルーサン社の発明品「エレマイト」を売り出すためのノベルティとして作られたものではないでしょうか。
自社製品、そしてノベルティを携えて、英国までビジネスを広げようと出張してきていた・・・もしくは、アメリカで同社に縁あった英国のビジネスマンが、母国に持ち帰ったのかもしれません。
しっかりとした作りは高級感があり、ずっしりとした作りで安定感も抜群。かなり費用をかけたノベルティだったと思われます。
切手入れ部分は大きめですので、日本の一般的な切手はもちろん、クリップや画鋲などの小さなアイテムの収納に最適。いつでもさっと使えるペントレイと共に、十分実用にご使用いただけます。
20世紀初頭のアメリカンカンパニーの熱意を感じさせるデスクトップアイテムです。
◆England買付/US
◆推定製造年代:1910-1930年代頃
◆素材:真鍮、鉄
◆サイズ(外寸):幅約116.1cm 奥行約9.4cm 高さ約3.4cm
◆サイズ(箱内寸):幅約.7-4.8cm 奥行約4.7cm 深さ最大2cm
◆重量:415g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色、歪み等がみられます。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A