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Friday

エドワーディアンから夢の一滴を/ Antique Edwardian Adjustable Menu Stand ”HARRODS”

 英国アンティーク、真鍮と木の伸縮式メニュースタンド。























あまりにも有名な百貨店「Harrods/ハロッズ」。


1834年にロンドンで「Charles Henry Harrod/チャールズ・ヘンリー・ハロッド」が食品雑貨の小売店創業したのが始まり。後に1849年に現在のナイツブリッジに移転し、経営者の交代などを経て、現在では世界的に有名な百貨店となっています。




さて、今回ご紹介するのは「Harrods」の名前が刻まれたメニュースタンドです。


高さは約40cm程度、ベースはウォールナットでできており、四角い支柱がネオクラシカル様式を思わせます。上部は真鍮製の傾斜式受台がしつらえられており、小さいながらも上品で格調高い雰囲気を漂わせています。



出色は傾きの調節方法。背面のネジを回すと、それに応じた歯車が動き、台の傾きがゆっくりと変わっていく様をみることができます。

その部分を動画にしましたのでご参考までにご確認ください。







どこかスチームパンクのようなアナログの動きが面白くて、見つけた時には何度も試してしまいました。


なお、真鍮の台の大きさは約11.2×15.1cmと、ほぼA6サイズ(10.5×14.5)程度の大きさ。受け部分の出っ張りはわずかなので、大きいものはカード程度のものしか置くことができません。

ただ、下桟のパーツには凹みがあるため、幅13.2mmまで、厚み約3mm程度のものでしたら差し込んで立てかけることができます。
A6サイズやポストカードでしたら、縦において安定して差し込み、立てかけることができます。


支柱は伸縮式で、サイドのネジを緩めることで支柱を伸ばして使うことができます。なお、ベースに対して上部がやや重めなため、ご使用の際には十分ご注意くださいますようお願いいたします。


木部は塗装がされており、杢目はあまりわかりません。販売していた英国のディーラーによればおそらくウォールナットだろう、とのことですので、そのままのご紹介とさせていただきます。




このメニュースタンドが、ハロッズオリジナル品として販売されていたのか、はたまた店内のディスプレイ用に使われていたのか、詳細は不明。

ただ、なんとなくではございますが、販売用ではなくあくまでディスプレイ用の備品だったのかな、と思います。(それにしては傾斜の仕組みが凝りすぎなのですが・・・)



ちなみに現在のハロッズの建物は1894年に着工し、1905年に竣工したもの。20世紀初頭、ナイツブリッジに現れた重厚感あふれる建造物はまるで夢のようで、さぞ当時の人々の心をつかんだのではないでしょうか。


例えば、そのなかのティールーム。お洒落にディスプレイされたウィンドウの中に、こんなメニュースタンドがあったのあもしれません。



古き良き最後の時代と言われる英国エドワーディアンから、老舗百貨店の名を記した小粋な逸品を、今あなたにお届けいたします。



◆England
◆推定製造年代:c.1900-1910年代頃
◆素材:真鍮、金属、木(ウォールナット)
◆サイズ:高さ約34-45cm程度 ベース部分幅約10.4cm 奥行約9.9cm
◆重量:838g
◆在庫数:1点のみ


【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色、材の凹みなどがみられます。
*ベースに対して上部がやや重めなため、それほど安定感はございません。ご使用の際には十分ご注意くださいますようお願いいたします。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。 






アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。



Todd Lowrey Antiques
by d+A