ケルト風の組み紐文様が巧みに施された文様に円とクロスの組み合わせがポイントで施され、歴史と品格を感じさせるデザインをもつシルバーリング。
裏側にはごくごく小さなものではありますが、刻印がみられます。
一番左から・・・
MK おそらくメーカーズマークだと思われますが、メーカーは特定できませんでした。
925 シルバー925/スターリングシルバーのことです。
少しとばして一番右には・・・
IONA
IONA/アイオナとは、スコットランド西海岸にうかぶ小さな島の名前。
IONA SILVER もしくは IONA MARBLE などという言葉がアンティーク・ヴィンテージジュエリー市場にて散見されます。
IONA MARBLE/アイオナ マーブル とは、アイオナ島原産の石のことであり、IONA SILVER/アイオナ シルバーとは、アイオナ島で加工されたシルバー、
もしくはもっと広義にケルトデザインのアクセサリーをそう呼ぶこともあるようです。
そのアイオナ島のことを頭において小さなホールマークを眺めれば、おそらく一番右は小文字のH=エディンバラの1963年、
中央はエディンバラのアセイオフィスで1974年まで使われていたアザミ、そしてその左はエディンバラのアセイオフィスのマークであるお城・・・と思われます。
さて、アイオナ島はかなり辺鄙で小さな島でありますが、実はキリスト教の巡礼地として有名。
563年、郷里のアイルランドを追われた聖コルンバは、12人の同士とともに修道院を創設し、アイオナ島を拠点に、スコットランドやイングランド北部の異教徒をキリスト教に改宗していったといわれています。
学びの場として、あるいはキリスト教布教の拠点としてアイオナの名前はヨーロッパ中に広がってゆき、やがて主要な巡礼地となっていきました。
初期のスコットランド王が埋葬された土地でもあり、1005-1057までスコットランド王であったマクベス(マクベタッド・マク・フィンレック)も埋葬されています。
そんな島の名前が刻印された銀の指輪。
遥かな歴史物語が込められた存在感は、貴方にどんな一幕をみせてくれるのでしょうか。
◆Scotland
◆推定製造年代:c.1969年
◆素材:銀(スターリングシルバー)
◆サイズ:約23.5号
◆重量:7g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色や歪み等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A