英国ヴィンテージ、ミニチュアカップボード。
英国で一般的な家具で、日本人にとっては違和感があるであろう家具、カップボード。
カップボード/Cupboardとは食器棚のことで、文字通りティーカップを収納するための棚から発展したといわれています。
日本では食器棚といえばほとんどがガラス扉がついているもの。一方で英国でカップボードといえば、上部がオープンシェルフになっていて、そこにそのままカップやお皿を並べるのが一般的。
え、それじゃあ、ホコリがついちゃうじゃない?
そう思われることでしょう。
ただ、英国にしばらく滞在したことがあるかたはこう思われるはずです。
英国ではホコリは積もらない。
いえ、皆無というわけではありませんが、本当に少ないのです。例えば東京では2-3日たてばリビングのテレビにはうっすらホコリがつきます。ただ、私が住んでいたロンドンの部屋では、テレビの掃除って・・・1年で何回しただろう?という感じでした。
(お察しの通り私はそれほどキレイ好きではありませんが、お客様をお招きできる程度には整えていた、と思います・・・。)
カーペット敷きの部屋が多くホコリが舞い上がりにくいこと、湿度が低くホコリがまとまりづらいことなどが考えられますが、これには誰もが明確な答えを出していないかと思います。
ということで、ごく普通にオープンのカップボードに食器は並べられ、そのまま使う・・・という人が多いように思います。
さて、今回ご紹介するのは、そんな英国らしい家具、カップボードのミニチュアです。
上部収納は例によってオープンで、左右の側板には可愛らしくリズミカルな波型の刳り込みが入っています。
下部収納は左右に開き扉、中央に4棹の引き出しがついており、すべて開閉が可能。トップや天板、底板に廻されたモールディングや、挽物の脚など作りは本格的でまさに正統派カップボードといえるでしょう。
幅が約10cm、高さが約16cmですので、1/12スケールとすれば幅が120cm、高さが192cmとなります。英国のカップボードとしてはごく標準のサイズですので、1/12スケールのドールハウスにも違和感なく収めていただけるかと思います。本を模した2つの木製パーツが付属しているのも嬉しいポイント。(食器棚なのですが)
ドールハウスに置いてみたり、ディスプレイとして楽しんだり。
下部収納に大切な小物を仕舞っておくのもおすすめです。
英国らしい小さな家具をお手元に置いて、各国のホコリ事情などについてぼんやり考えるのも一興かと思いますが、いかがでしょうか。
◆England
◆推定製造年代:c.1960-70年代頃
◆素材:木
◆サイズ:幅約10.2cm 奥行き約3.8cm 高さ約16.2cm
◆重量:108g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*安定して自立します。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A