英国買付、ポルトガルの鳥型灰皿。
なんとも可愛く不思議な品物を手に入れました。
英国のマーケット、販売していたのはポルトガルのディーラー。
ひとくせもふたくせもあるちょっとこだわりのアイテムを扱っている人でありました。
可愛い鳥のフォルムでありながら、ぺたりとつぶされたような形に思わず手に取れば、羽の端にちょこんとステイがついていて、ああ、灰皿なのか、とようやく腑に落ちました。
お皿のような形につぶされた鳥は、顔や羽の表現は細かくリアルで、決してデフォルメ一辺倒ではなく、アーティスティックな雰囲気が漂っています。
ディーラーによれば、恐らく製作されたのは1930年代から20世紀半ば、鳥の種類は「Robin?・・・?」という感じでした。
Robin/ロビンといえば、コマドリ(ヨーロッパコマドリ)のこと。
確かにちょこんと突き出た細めの嘴、丸い目、広がる尾羽はロビンのように見えます。
英国をはじめヨーロッパを中心に生息しているロビンは、古くから愛されてきた小鳥。
赤い胸を特徴としており、伝説として「十字架に架けられたイエス・キリストのイバラの冠を外そうとして、胸が血で染まった・・・」というものがあります。
小さく可憐で優し気な姿がそのような伝説を生んだのかもしれません。
ローマカトリックを主とするポルトガルでも、さぞ愛されてきた鳥なのではないでしょうか。
そんなロビンがモチーフであろう、芸術的な灰皿。
もちろん、灰皿にとどまらず、コイントレイやアクセサリーの一時置きにも最適なアイテムであることは間違いありません。
愛煙家はもちろん、鳥好きな方へのギフトにもおすすめ。
なかなか見ることのない個性的なフォルムに作り手の想いを感じる、こだわりのアンティークアイテムです。
◆英国買付/Portugal
◆推定製造年代:c.1930-1950年代頃
◆素材:金属
◆サイズ:幅約6.5cm 奥行き約8.4cm 高さ約1.8cm
◆重量:93g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A