19世紀末に開発されたオパールセントグラスは、名前の通りまるで宝石のオパールのような輝きをもつガラス。
動物の骨灰やその他をガラス原料と混ぜて生み出され、材の分量や作り方によって微妙に様々に表情を変える特徴をもっています。
代表的な表情は、点灯してないときは青白い乳白、点灯するとすこし虹色がかった色合いになり、その雰囲気の変わり方も楽しみのひとつといえるでしょう。
このオパールセントグラスシェードは、ドイツ、フランクフルト南部の高級温泉地、ヴィースバーデンで手に入れたお品物。
ヨーロッパでも最も古い温泉地と言われるヴィースバーデンは、1850年から第二次大戦頃までは皇帝の宮廷都市であり、多くの富裕層が訪れていました。第二次大戦でも比較的損害は軽微で、現在でも美しい街並みを愉しむことができる、郊外の落ち着いた都市。そしてその歴史のせいか、街中には多くのアンティークショップが点在しています。
そんなアンティークショップの一軒、棚の片隅でそっと光っていたガラスシェード。
きれいな青白い表情と、独特の虹色をもつこのシェードは、フリルと直線を合わせたような形をしており、フランスやベルギーのアンティーク・シェードとは少しデザインが異なる、とても珍しいフォルムをしています。
アールヌーヴォーが大きく花開いたオーストリアで、アールヌーヴォーからアールデコへの移行期に作られたと思われる、可憐なガラスの花。
明かりを灯せば、世紀を超えた柔らかな光があたたかく洩れだしてくるような、可憐なグラスシェードです。
安心の日本メーカーの灯具とセットにして、お届けいたします。
◆アンティーク・グラスシェードと現行品の灯具のセット販売です。
◆グラスシェード:Austria 灯具:日本メーカー品(現行品)
◆シェード推定製造年代:c.1900~1910年代
◆シェード素材:ガラス
◆シェードサイズ:直径約12.4cm 高さ約8.2cm 取付口直径約5.7cm
◆ペンダント状態(灯具にシェードを取り付けた状態)での、天井取付面からシェード下端までの長さ:約42.7cm
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*シェードは古いお品物ですので、製造時からの汚れやスポッツ、気泡や筋などがございます。
*シェード取付口には、若干のざらつきがございます。
*灯具は日本メーカーの現行品です。天井の電源に引掛シーリングにてお取り付けください。
*灯具口金はE17、消費電力は60Wまでとなります。口金E17であれば、白熱灯でもLED電球でも取り付けられます。
*電球は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
*グラスシェード単体での販売も可能です。その場合は、「この商品について問い合わせる」をクリックしてお問い合わせください。
*灯具単体での販売はしておりません。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A