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Saturday

ありきたりで特別な小さな絵画 / Antique Guilt Frame with Water Colour

豪華な金彩のフレームに囲まれた、オリジナル水彩画。











1階が石造り、2階が木造で英国らしいチューダー様式の建物を描いた水彩画/ウォーターカラーは、イングランド東部の街で手に入れたもの。


チューダー様式とは、15世紀末から17世紀初頭の、チューダー王朝期に確立した建築様式のこと。白壁にハーフティンバーと呼ばれる柱や梁などの骨組を細かく数多く露出させたデザインが特徴です。

現在のイングランドでも、古い街に行けばよくみることのできる様式で、200-300年経っているであろう建物が、あたりまえに使われていることに驚きます。

そんなことから、ごく普通の街角を描いたであろう、ウォーターカラー。
手前の角に見える石造りの建物は教会のようにもみえます。

筆致は誠実でありながらも、どこか拙く、作者にとって絵を描くことは趣味の延長線上であるような気がします。

実は、英国ではウォーターカラーは趣味としてとても盛ん。
チャールズ皇太子もウォーターカラーを趣味としており、彼の作品は記念切手としても販売されてきました。

数色の固形顔料を固めたパレット、そしてそれを溶く水があれば、大げさなセットを持ち歩かなくても手軽にスケッチが楽しめます。基本的には下書きも薄い色のウォーターカラーで行いますので、鉛筆を使うことは少なく、それがなんとも味わい深い表現を可能としています。


この作者も、身近な風景などを描いて、お気に入りの額に入れては愉しんでいたのではないでしょうか。


額は、かなり本格的なロココ風のギルド(金彩)フレーム。
恐らく絵よりも古いものではないかと思われます。

多少のカケや変色はございますが、周囲を縁取るアカンサスやロカイユのモチーフが優雅で、このウォーターカラーを飾る美しいドレスのような効果をもたらしています。


イングランドのありきたりな一風景。
でもこれはまぎれもなく、世界でここしかない特別なひとしなです。



◆England
◆推定製造年代:c.1930-50年代頃
◆素材:紙
◆サイズ:幅約14cm 奥行き約2.3cm 高さ約12.5cm
◆重量:128g
◆在庫数:1点のみ


【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、材のカケ、変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。

http://toddlowrey.com/?pid=133769726


Todd Lowrey Antiques
by d+A