英国アンティーク、携帯用グラスと専用ケース。
英国のアンティークフェアで見つけた、手のひらに乗るほどの小さな革ケース。
使いこんで古びた表情を愉しみつつ、凝った金具をパチンと外すと、ケースはパカリと開きます。内側には薄くコルクが貼られ、中には小さなグラスがおさまっています。
そう、これは携帯用グラスと専用ケース。
英国人の屋外で使う食器についての認識は、日本人と大きく違うような気がします。
日本だと屋外での食事には「お弁当用」として壊れないお弁当箱や水筒を持っていくのが昔からの定番。
でも英国では、ピクニック用バスケット(ハンパー)は、陶器のお皿に金属のカトラリー、硝子のワイングラスまで揃って籐の籠にセットされたものが定番。
もちろん、昨今では英国でもタッパーに樹脂のコップを持っていく人も多いと思いますが、ハンパーのような文化があるだけでも、ちょっと驚きです。
そんな英国で使われていた、携帯用グラス。
恐らくウィスキーなどを飲むためのものでしょう。フラスコから直接ではなく、あえてグラスに注ぎ、香りと色を愉しみつつ飲みたい紳士にはうってつけのアイテムだったのではないでしょうか。
このくらいの大きさでしたら、ジャケットのポケットには十分入りそう。
片方にはウィスキーが入ったフラスコ、もう片方にはこんな携帯グラスをポケットに仕込ませ、ステッキ片手にフィールドウォークに出発。
歩き疲れたら、ちょっと一杯。
そしてまた草深い丘へと足をすすめる・・・。
そんな紳士の姿が目に浮かぶようです。
貴方の人生のお供に。
歩き疲れたら、ちょっとひとやすみ、してください。
◆England
◆推定製造年代:c.1910-1930年代頃
◆素材:革・コルク・金属・ガラス
◆ケースサイズ:直径約5cm 高さ約7.6cm
◆グラスサイズ:直径約3.9cm 高さ約6cm
◆重量:73g(ケース+グラス)
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*グラスに欠けやヒビはございません。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。
Todd Lowrey Antiques
by d+A