英国ヴィンテージ、指輪物語に登場する「一つの指輪」モチーフのリング。
英国の偉大な文学者ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン(1892-1973)が紡ぎだした壮大な叙事詩、指輪物語。
本としてももちろんですが、近年は映画化され、ますますその世界にはまる人が増えていることは、ご存じの通り。題名の通り指輪をめぐる物語であり、もともとエルフの細工師が作り出した「九つの指輪、七つの指輪、三つの指輪」からなる力の指輪があり、冥王サウロンがそれらを支配するために作り出した「一つの指輪」が物語の焦点となります。
重さも大きさも一定ではないとさえる(!?)シンプルで完璧なフォルムをもつ金の指輪。そこにフェアノール文字(トールキン制作の架空文字)を使って暗黒語で刻まれているのは、力の指輪の詩の一節。
アッシュ ナズグ ドゥルバトゥルーク、 アッシュ ナズグ ギムバトゥル、 アッシュ ナズグ スラカトゥルーク、 アグ ブルズム=イシ クリムパトゥル
(Ash nazg durbatuluk, ash nazg gimbatul, ash nazg thrakatuluk agh burzum-ishi krimpatul)
一つの指輪は、すべてを統べ、一つの指輪は、すべてを見つけ、一つの指輪は、すべてを捕えて、くらやみのなかにつなぎとめる。
(One Ring to rule them all, One Ring to find them, One Ring to bring them all and in the darkness bind them)
この文字は通常は見えず、サウロンが身に着けているとき、もしくは熱せられているときや力が働くときなどのみ、炎のように浮かび上がるとされています。
さて、今回ご紹介するリングは、その「一つの指輪」をモチーフとしたもの。
オリジナル設定のゴールドではなくシルバー、そして若干のたどたどしさはございますが、ファンであれば一目見ただけで「一つの指輪」だと気づかれることでしょう。
英国においてスターリングシルバー(銀の純度92.5%)はホールマークによって管理されておりますが、ジュエリーなどの小さなものにおいては必ずしもホールマークは刻印されておらず、銀の純度を示す「925」もしくは「STARLING」などのみの場合もございます。
今回ご紹介するリングも裏面に小さく「925」の刻印をみることができます。
指輪物語の中で「一つの指輪」は、嵌めると体が透明になり、不老長寿をもたらすとされております。
その魔法の力は残念ながら、現在のところこの指輪には無いようです・・・。
それでもこの指輪を身に着け、指輪物語の世界に浸っている時間は、少しだけ貴方の時を止めるかもしれないと思うのですが、いかがでしょうか。
◆England
◆推定製造年代:c.1930年代以降
◆素材:シルバー925
◆サイズ:約20.5号
◆重量:7g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れがみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。
Todd Lowrey Antiques
by d+A