英国アンティーク、テーブルベル。
ヨーロッパのアンティークアイテムの定番の一つ、テーブルベル。
機能的にはシンプルで、自ら振って鳴らすもの、もしくは置き型でハンマーを弾いたり摘まみを回したりして鳴らしたりするものに分かれます。
鳴る、という要件さえ満たせばよいので、デザインは様々。
シンプルなもの、人の形をしているもの、街のお土産品のように紋章をかたどったもの・・・。
機能のある嗜好品として意匠を凝らされたものがあることも頷けます。
今回ご紹介する英国で手に入れたテーブルベルは、まさに「意匠を凝らした」お品物であるといえます。
まず、作られた時代は古く、19世紀後半ヴィクトリアンからエドワーディアンにかけてと推測いたします。特徴は鐘本体(キャスティング)に施された美しい装飾。アーツ&クラフツからアールヌーヴォーへと流れる19世紀末の意匠の流れに沿うように、植物をモチーフとしたと思われる特徴的なデザインがキャスティングを彩ります。
高さ約10cm弱とテーブルベルとしてはややこぶり。
黒に近い塗装が施されたハンドルは木製で、上部はふっくらと膨らみ、トップには真鍮の飾りがついています。キャスティング全体のフォルムは、いかにも「鐘」を思わせるきれいな形。クラッパー(鳴子)も可愛らしい形をしており、振ればチリチリン・・・ときれいな音を奏でてくれます。
動画をアップいたしましたので、よろしければご確認ください。
デスクトップやカウンターに置けばそれだけで絵になる存在感を持っています。
揺らして鳴らせば、世紀末からの音が聞こえてくるような、英国アンティークの逸品。
貴方のお手元で、更なる時を刻ませてみてはいかがでしょうか。
◆England
◆推定製造年代:c.1880-1900年代頃
◆素材:真鍮、木
◆サイズ:直径約6.7cm 高さ約9.5cm
◆重量:79g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆びや変色等がみられます。
*ハンドルの木部分、付け根には欠けたような跡があります。一見は目立たず、機能に支障はございません。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A