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Friday

可憐で雄弁な脇役/ Antique Guilt Frame with Glass

 英国アンティーク、ガラス付ギルドフレーム。

















脇役でありながら、その存在感と効果は計り知れないアイテムがフレームです。


作品と周囲の世界の結界であるフレームのもつ役割は重要で、主役である作品を活かすも殺すもフレーム次第ともいわれます。画家自らがフレームまで製作することもあるとか。



今回ご紹介するのは、こぶりながらも雰囲気溢れる矩形のギルドフレームです。


ギルドフレームとは、基本的には木をベースに、石膏などの素材で型どりをしたものを乗せて装飾する方法で、古くから額縁等で使われている伝統技法です。その上に金箔や銀箔、ブロンズなどで仕上げたものを「gilt/ギルト/ギルド」とよび、様々なバリエーションがみられます。材質的に経年変化でひび割れることが多く、衝撃によって剥落することも多々ある仕上げではありますが、樹脂などではあり得ない、歳月と人の手を経て傷んだ景色もまたお愉しみいただける、アンティークならではの雰囲気を持っています。



手に入れた時からガラスが嵌まっており、昔ながらの手法、釘でとめられています。内部の絵もしくは写真や、背板は無く、過去のどこかの段階でフレームとガラスのみとなったようです。


パターンのモチーフは小花に葉、そしてくるりとしたスクロール。さりげなく可愛らしいパターンが立体的に表現されており、古いギルドフレームにありがちな、飾りの欠損が少々みられます。側面は木の表面そのままとなっており、留めの釘もあらわしで、比較的簡素な仕上がりと言えるでしょう。


作られた時代は古く、19世紀後半ヴィクトリア時代と推測いたします。



お好みの写真はもちろん、カードをいれるのにもほどよい大きさ。ご参考までに英国の古いポストカード(13.8×8.8cm)とともに撮影してみました。ただ、日本の現行の官製はがきのサイズは14.8×10cmですので、このフレームに納めるためには、長手方向を少しカットする必要がございますことをお伝えしておきます。


なかにいれるものを用意し、フレームに合わせて裏板を作り(厚紙でも良いと思います)、最後は昔ながらの手法で裏から四方をテープでとめればきれいに仕上がります。テープは製本用のものがお勧めです。なお、その際には釘はペンチなどで抜いてしまっても良いと思います。


古びた金彩が味わい深く、ギルドの欠けもひとつの表情となって矩形を彩っているアンティークフレーム。

このまま飾っても、中に見える景色がそのまま絵となるような力を秘めているようです。



貴方のお部屋を彩る可憐で雄弁な脇役として、お役立ていただければ幸いです。





◆England

◆推定製造年代:c.19世紀後半

◆素材:木、石膏、ガラス、他

◆サイズ(外寸):幅約13.6cm 高さ約17.4cm(+金具) 厚み約1.2cm 

◆重量:108g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色、材の欠け等がみられます。

*縦位置となる吊り金具がついておりますが、中心から少し外れています。ご使用になるかどうかはご自身でご判断ください。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。





アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。




Todd Lowrey Antiques

by d+A