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Wednesday

パブリックスクールの少年が手に入れた誇り / Antique Victorian Brass & Steel Combination Compass by T Grew Plaistow

英国パブリックスクールで受賞記念に贈られた、ケース入りコンパス。















イングランド北部の小さな街。

そこのシティ・ホールで行われていた小さなアンティーク・フェアで、品の良い老夫婦から買い付けたのがこのコンパス。

後ろでにこにこ笑っている奥様。
接客担当らしき旦那様は私たちにそっとケースからコンパスをだしてみせ、「いい品物です。ケースもいい。古い、ヴィクトリアンのもの。パブリックスクールの賞品で・・。」と、少しはにかみながら説明してくれました。



よく見れば、雰囲気溢れるケースにはシールが貼られており、恐らく開封時に少し失われてしまったようですが、以下の文字をみることができます。

PUBLIC SCHOOL
AWARDED BY
DEPARTMENT OF
AND AR


PUBLIC SCHOOL/パブリックスクールとは、英国のイングランドおよびウェールズにおける私立の中等教育学校のこと。
私立学校の中でもトップの10%を構成するエリート校の総称。かのイートン校(ハリー王子らロイヤル・ファミリー、貴族の子弟らが通うことで知られ、歴代英首相の26パーセント、73人中19人を輩出した名門校)などのことをいいます。

また「AWARD」は「賞」の意味。
このことから、このコンパスはどこかのパブリックスクールにおいて、何らかの受賞記念の副賞として受賞者の生徒に授けられたものであることがわかります。



ラベルの右側には、円形の中に以下の文字。

DIEU ET MON DROIT

これは、イングランド君主の紋章に記されているモットー。
「神と我が権利」に訳されるフランス語であり、英語訳で「God and my right」とされ、王は神の恩寵を給わるイングランド君主であるということを意味し、君主が神の与えた支配権を持っていることを暗示するために使用されています。




また、コンパス自体の緻密なつくりも見逃せまでん。
本体は真鍮、先端やカラス口部分は鉄製。用の美を体現したような端正なフォルムに見惚れます。内側には「GREW」の刻印がみられます。




実は、英国のコレクターが自分のコレクションを解説しているサイトに、ほぼ同じものをみつけました。下から6番目です。
http://www.mathsinstruments.me.uk/page31.html

これによれば、このコンパスはロンドン近郊エセックス州にあった「T Grew Plaistow」という製図メーカーの製品。残っているラベルを読めば、賞の名前は「prize by the Department of Science and Art」となっています。「AND AR」が同じであるため、今回ご紹介しているコンパスも「芸術科学部門」の賞、だった可能性が高そうです。




英国王のモットーのもとに授けられた製図ツール。
これを使うとき、その少年はどれほど誇らしい思いを胸にしたことでしょうか。

賞をもらうほどならば、優等生であったことでしょう。
ラベルの破れは、意外とやんちゃなところもあったのかもしれません。
ひょっとして、クラスメイトに破られてしまったのかもしれません。



パブリックスクールの鐘の音、少年たちのざわめきが聴こえてきそうな、ストーリーをもつ英国アンティークの逸品です。



◆England
◆推定製造年代:c.1850年代頃
◆素材:金属・紙・布
◆外箱:長さ約17cm 約16g
◆コンパス:長さ約15cm 約56g
◆在庫数:1点のみ


【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆や変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*紙ケースは端部が破れています。コンパスを押し込むと飛び出してしまいますのでご注意ください。
*コンパスの先端は鋭利です。お取り扱いには十分ご注意ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。

http://toddlowrey.com/?pid=135931597


Todd Lowrey Antiques
by d+A




郷愁を誘うデスクツール / Vintage Pencil Sharpner VELOS No.3400 SOLD BY J.C.KING LIMITED

英国ヴィンテージ、フォルムが秀逸なペンシルシャープナー。
















英国北部の街で手に入れたペンシルシャープナー/鉛筆削り。

ちょっと愛嬌のあるフォルムと印象的な赤いペイントに惹かれて手にとれば、でっぷりと体格の良い英国のおじさまがにやりと笑って鉛筆を差し出しました。

「削れるよ!やってみたら」

実際に鉛筆を差し込んでハンドルを廻せば、ごりごりとした手ごたえも逞しく、しっかりと削ることができました。削りカスの出し方まで教えてくれたおじさまと、アナログな器械にやられてお買い上げ。


よくみれば、おしゃれなロゴがついています。


SOLD BY J.C.KING LIMITED
246-254 St.JOHN Sr.LONDON E.C.1

CROWN PENCIL SHARPNER

MADE IN ENGLAND
VELOS
No.3400


J.C.KING LIMITEDとは、かつてロンドンのセントジョン通り246-254番地にあった文具商。主に1940年代にだしていた広告をみつけることが出来ましたので、その頃に商売をしていたと思われます。



1945年1月の広告


参考サイト(英語版)
https://www.gracesguide.co.uk/J._C._King_Ltd




ただ、この鉛筆削り自体は、「VEROS No.3400」として、この「J.C.KING LIMITED」のロゴがはいっていない物もみることができますので、おそらくこのお品物自体はJ.C.KING LIMITEDが自分のお店用に特別にロゴを入れさせた特注品だったと推測いたします。


足元にはネジでデスクに留めるための穴があいています。
本来はデスクに固定して使用しますが、削るときに手で押さえていただければ、じゅうぶんに鉛筆を削っていただけます。(多少粗いですが・・)

がっしりとした本体に、削りカスを貯める部分は透明な樹脂シートがはめ込まれています。



ごりごりと、ダイレクトに手に響く刃の振動をたのしんでもよし。
ディスプレイして、妙に可愛らしいフォルムを堪能するのもよし。

郷愁を誘う20世紀中ごろのデスクツールを、どうぞお愉しみください。



◆England
◆推定製造年代:c.1940年代頃
◆素材:金属・樹脂
◆外箱サイズ:幅約6.5cm 奥行き約11cm 高さ約10.5cm
◆重量:429g
◆在庫数:1点のみ


【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、錆、テープ跡やテープの貼りこみ、塗装の剥がれ等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*実際に鉛筆を削ることは可能ですが、両手で行う必要があり、仕上がりはややけば立ったような感じになります。
*削りカスを出すときは、丸い前部分を回転させ、本体から取り外してください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。

http://toddlowrey.com/?pid=135931370


Todd Lowrey Antiques
by d+A

ペニーをみつけて幸運を掴もう /Antique Coin Dish with One Penny Coin King GeorgreⅤ 1921

英国王ジョージ5世の横顔が施された1ペニー硬貨を利用したコインディッシュ。


 







日本ではそれほど見かけませんが、英国では古いコインを使用した雑貨や、アクセサリーなどをしばしばみることができます。穴をあけてブレスレットのチャームとしたり、曲げてリングとしたり。

日本において日本政府発行の硬貨を加工することは違法ですが、英国においてはそのような法律がない、もしくは昔はなかったのかもしれません。



今回ご紹介するコインディッシュにも、英国の硬貨が使用されています。

中心には1921年発行の1ペニー硬貨。
表面は英国王ジョージ5世の横顔が、裏面には女神ブリタニアの意匠が施されています。


コインをいれれば、底の丸みのせいで少し浮いた状態となりますので、実に取り出しやすい親切設計。もちろんアクセサリーやカフスなどの小物を、ちょっと置いておくのにとても便利な受け皿となっています。

ジョージ5世の戴冠式が行われたのが1911年(在位は1910年から)ですので、その10周年を記念して作成されたのかもしれません。



「Find a penny, Pick it up, and then all day, You'll have good luck.(ペニーをみつけて持っておけば1日幸運をもてる)」ということわざがあります。
傍らにこのディッシュをおいておけば、いつでもペニーをみつけられる・・・そんな思いもこめて作られたのかもしれません。


日々の暮らしに参加させれば、使う度ちょっと嬉しくなるような、英国アンティーク・アイテムです。




◆England
◆推定製造年代:c.1920年代
◆素材:コイン/ほぼ銅の合金 トレイ/おそらく銅を中心とした合金
◆外箱サイズ:直径約10cm 高さ約1.5cm
◆重量:47g
◆在庫数:1点のみ


【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、凹みや変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
*申し訳ございませんが、英国の硬貨加工に関する法律に関するコメントはあくまで当方の推測です。



アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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http://toddlowrey.com/?pid=135931193


Todd Lowrey Antiques
by d+A



手仕事が生み出す豪奢な姿に酔う / Vintage Gold Embossed Leather Letter Rack

美しいパターンの金彩エンボスが施されたヴィンテージレターラック。












イングランド南部、サリー州にある競馬場。
緑の芝生が果てしなく広がる美しい場所は、ちょっとしたホールもあり、競馬が行われない日には様々な催し物が行われ、地域のコミュニティの中心ともなっています。


そこでしばしば行われるアンティーク・フェアは、出店者もお客様も年齢層が高く(アンティークフェアやアンティークセンターは大体そうですが、ここは特に)、ホールの隅にはマイクが設えられ、1時間に1回くらい歌手が懐かしめの曲を歌っている、というなんとものんびりした雰囲気なのです。

コーナーでは軽い飲み物を提供するカウンターがあり、アンティーク探しに疲れたら、そこで手に入れた飲み物を持って一歩外に。
広がる芝生を前にしつつ、いくつも並べられたテーブル&チェアにのんびりと腰掛け、眼と心を休ませることができます。


そんなフェアで手に入れた、英国としてはちょっと珍しいレターラック。


可憐な花と松ぼっくりのようなパターンが上手にレイアウトされ、キャメルの深い色合いに効かせたブラックと、わずかなレッドが豪奢な雰囲気を演出しています。

松ぼっくりは、種としてこれからの可能性を感じること、そして多くの種がまとまっていることから、ヨーロッパでは成長、豊穣、多産等の象徴として、とても好まれるモチーフ。英国の住宅、門柱のトップなどにもよくあしらわれているのを見ることができます。


生産国等は刻まれておりませんが、英国ではイタリア産の革製レターラックが多く出回っておりましたので、イタリアのものかもしれません。
表面はレザー張りですが、それほどの重量はないので、芯材は紙、もしくは松系の木と思われます。

内寸幅は約18.9cmと、B5サイズ(18.2×25.7cm)を縦にしてちょうど入るサイズ。
日々溜まりがちな手紙や伝票類などを整理する時に、大いに役立ってくれそうです。


センスのよい意匠と、丁寧な手仕事によって生み出された、小粋なデスク・テディ。
貴方のデスクトップの雰囲気づくりにいかがでしょうか。



◆England買付
◆推定製造年代:c.1930-1950年代頃
◆素材:紙(もしくは木)・革
◆外箱サイズ:幅約22cm 奥行き約11.5cm 高さ約16cm
◆重量:407g
◆在庫数:1点のみ


【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色、材の擦れ等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。

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Todd Lowrey Antiques
by d+A