英国アンティーク、シルバーブローチ。
英国のアンティークマーケットで手に入れた、小さなホースシューのブローチ。
ホースシュー(蹄鉄)は古来から幸運の御守り、魔除けとして愛されてきました。
由来は諸説ありますが、例えば後にカンタベリー大司教となった鍛冶屋の聖ダンステンが 悪魔から馬の蹄鉄を修理するよう頼まれた際、悪魔の足に蹄鉄を打ち付け、痛がる悪魔に、扉に蹄鉄が留められているときは絶対中に入らないという約束を取り付け、ようやく蹄鉄を取り外してやったことから悪魔除けとされた・・・という説がございます。
この伝説から、蹄鉄は扉の上や扉自体に取り付けたり、お部屋の梁に掛けたりと、古くから親しまれてきたラッキーアイテムなのです。
そんなホースシューが二つ並んだ小さなブローチ。
作られた時代は古く、英国エドワーディアン(1900-1910年代頃)と思われます。
背面には「STERLING」「935」の刻印がみられ、一般的なシルバー925よりも少し純度の高い銀でできていることがわかります。
嵌め込まれているのは「ペースト/Paste」。
英語の辞典ではなかなかでてきませんが、アンティークジュエリーにおいては鉛ガラスで作られた宝石の代替え品のことであり、現代でいう「ラインストーン」のようなものとなっています。
(ラインストーンも元来は、ドイツのライン川で採掘された水晶から切り取った宝石の原石をさしますが)
ペースト(ペーストガラス、ペーストジュエリー)は、英国やフランスでは17世紀から発展し、ダイヤモンドの代わりとして大層好まれました。
渋く光るシルバー935をベースとした、二つ並んだホースシュー。
控えめな煌めきのペーストがグラデーションの大きさではめ込まれ、小さいながらも独特の存在感を放っています。
貴方の襟元に、少しだけ光る小さな幸運のお守りはいかがでしょうか。
2つのホースシューは、効果は二倍・・・いえ、二乗なのではないかと思います。
◆England
◆推定製造年代:c.1900-1910年代頃
◆素材:シルバー935、ガラス
◆サイズ:幅約2.3×1.9cm
◆重量:5g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*ブローチ留め金具は、ご使用可能と判断してご紹介しておりますが現代の物に比べればわずかに操作性に劣ります。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A