英国アンティーク、スターリングシルバーのグリップを持つステッキ。
英国のアンティークフェアで手に入れた、濃い飴色の杢目とスターリングシルバーのグリップを持つステッキ。
すっきりとしたフォルムのグリップには使い込まれた味わい深い表情があり、シンプルななかにも風格を感じさせるひとふりです。
さて、英国アンティークシルバーの印、ホールマークを見てみましょう。
まず右端にはデイトレター。二番目にはアセイオフィスのマークで、ロンドンの豹。三番目にはスターリングシルバーの証、ライオンパサント。デイトレターは読みにくいのですがシールドに大文字の「S」にみえますので、1913年にロンドンのアセイオフィスで認可を受けたものであると思われます。左端にメーカーズマークらしきものがあるのですが、どこのものか特定はできませんでした。
シャフトの材は木ですが、濃い茶色に部分的に飴色となる杢目が確認できます。部分的に渦巻のようなところもあり、おそらくウォールナットと思われます。
ウォールナット=胡桃の木は、ヨーロッパにおいて古くから家具を中心に使われてきた材です。大きな板は取りづらいので、椅子の脚や支柱などは無垢材でも、仕上げ材としては多くはベニヤ(厚めの突板)として使われてきました。程よい色味と美しい杢目は化粧材として非常に人気があります。特に人気なのが、バー(ル)ウォールナットとよばれる杢目。これは根元にできる瘤からとるもので、スライスすると渦巻状の杢目があらわれ、妙なる絵画のような雰囲気をもっています。
そんなウォールナットを使用したと思われる1913年のステッキ。
1913年といえば、英国はジョージ5世(在位1910~1936)の治世下。翌1914年に勃発する第一次世界大戦の直前の時期にあたり、「最後の平穏な年」とも言われますが、実態はアイルランド問題、女性参政権運動、労働争議という3つの大きな火種を抱えた不安定な年でもありました。
第一次大戦の予感がひたひたと寄せてくる年に生まれたステッキは、ふたつの大戦を乗り越えて今ここに在ります。このステッキを持っていた紳士は、その間どんな日常を送っていたのでしょうか。
100年を超えてなお、人を支えるべく在る木と銀のひとふりを、貴方のお役に立てていただければ幸いです。
◆England
◆推定製造年代:c.1913年
◆素材:スターリングシルバー、木(おそらくウォルナット)、真鍮、他
◆サイズ:全長約82.5cm グリップ直径約3cm
◆重量:266g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色や歪み、アタリ等がみられます。
*手に持つとしっかり、ずっしりとした印象です。体重をかけてもほとんどしなりません。
*少しばかり反りが確認できますが、突けばしなりはすくなく、頼もしい印象のように思います。
*石突部分の金属はしっかりと固定されています。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A















