英国アンティーク、ホーンハンドルとシルバーカラーがポイントのステッキ。
物静かでこだわりの強い英国紳士を思わせるようなステッキを手に入れました。
まず、目に入るのはしっかりとしたカーブを描く持ち手。飴色と象牙色そして黒に近い褐色、暗闇に在る苔のような深い緑色が複雑に溶け合ったようなニュアンスのある色味で、滑らかな手触りが特徴です。材はおそらくホーン(水牛の角)。
英国アンティークのステッキにおいてホーンハンドルは定番のひとつ。色は黒や象牙色、もしくはそれらを混ぜたような色だったりしますが、形としては丸いノブ型か、T字型、もしくは浅めの大曲の形が多いように思います。
今回ご紹介するお品物のように、先端がフラットに近い大曲のデザインはとても珍しく、持ち主のこだわりが生んだスペシャルなデザインなのではないかと推測いたします。フラットに近い先端部分は艶やかでしっかりとしており、ホーンがもつ独特の表情を存分にお楽しみいただけるのではないでしょうか。
シャフトは木製で、濃淡のはっきりとした独特の杢目がお楽しみいただけます。やや細身ではありますが非常にしっかりとした固さをもっており、この杢目と合わせて考えれば、材は銘木ローズウッドの可能性が高いと思います、
次のポイントは渋く光るスターリングシルバーのカラー(グリップの下にあるパーツ)。唐草文様のハンドカーヴィングがわずかに残るスターリングシルバーのカラーは、歳月により少しダメージがあるものの、シャフトのローズウッドと持ち手のホーンをつなぎ、キリリとしめるほど良いアクセントとなっています。
カラーにはかすかではありますが、ホールマークが確認できます。逆さにしてみた時に、右からライオンパサント、デイトレター、横倒しの錨(バーミンガム)。デイトレターは隅を取った矩形に恐らく飾り小文字の「x」。バーミンガムでこのデイトレターは1897年のものとなります。メーカーズマークまでは確認できませんでした。
また、石突(フルール)ですが、英国アンティークのステッキには、真鍮と鉛系の合金がつかわれたものが一般的です。ただ、このステッキにはグリップと同じホーンが使われており、当時としても高級仕上げの部類と言えます。目立たないながらも、持ち主のこだわりを強く反映しているようです。
銘木ローズウッドのシャフト、珍しいカーブのホーンハンドル、高級仕上げのホーンの石突。
決して華美ではなく、物静かに、ただこだわりは深く。そんな英国紳士そのもののような、ヴィクトリア時代のステッキを受け継ぐのは、貴方かもしれません。
◆England
◆推定製造年代:c.1897年
◆素材:木(おそらくローズウッド)、ホーン、スターリングシルバー等
◆サイズ:長さ約87cm グリップ幅約10cm
◆重量:267g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、打痕や変色、カラー部分の若干のダメージがみられます。
*シャフトは力をくわえてもほとんどしなりません。しっかりした印象です。
*実際にご使用になる際は、滑りどめ用としてゴムキャップ等をつけることをおすすめいたします。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A


















