英国ヴィンテージ、ベスウィック製ニワトリのフィギュア。
黒い帽子とマントを身に着け、2羽の黄色いひよこを足元にかくまったニワトリ。
ユーモラスで可愛らしいフィギュアのご紹介です。
底面には以下の文字がみられます。
" BEATRIX POTTER'S "
" Sally Henny Penny "
F. Warne & Co. Ltd.
Copyright
BESWICK ENGLAND
まず、製作はBESWICK社。
James Wright Beswickと彼の息子によりイングランド、ストークオントレントに1892年に開かれた窯元です。1969年からはロイヤルドルトンの傘下となっていますが、ブランドとしてその後も存続し、多くの作品を製造してきました。特に有名なのは動物を中心としたフィギュア。柔らかく光を反射する陶肌と、フィギュアのいきいきとした表情は多くのコレクターの心をつかんで離しません。当店もいままで多くのBESWICK社のフィギュアをご紹介してまいりました。
そしてこのニワトリは、ピーターラビットで有名なビアトリクス・ポターによる「Ginger and Pickles/ジンジャーとピクルスのおはなし」(1909年発表)に登場するキャラクター「Sally Henny Penny/サリー・ヘニー・ペニー」です。
ピーターラビットオフィシャルサイトより
「ジンジャーとピクルスのおはなし」
あらすじ
猫のジンジャーと犬のピクルスは雑貨店を営んでいます。お店には動物のお客がたくさん来ます。品ぞろえがよく、つけ払いも好評です。でもお店は大ピンチ!いつまでたっても、だれもお金を払わないのです。店主の2匹、一体どうする!?
サリーヘニーペニーは、このあらすじには全く登場しない脇役のひとり。誰もお金を払ってくれないので、主人公の二人の店は閉まってしまい、競合店もうまくいかず、最終的に、お客の一人であったニワトリのサリーヘニーペニーが現金払いのみで店を再開、大繁盛する・・・というお話となっています。
このフィギュアのひよこは二羽ですが、ビアトリクスポターによる挿絵に登場する、サリーヘニーペニーの足元にはもっとたくさんのひよこがいますので、この二羽はダイジェスト版といったところかと思います。
ベスウィック社のサリーヘニーペニー・フィギュアが最初に発売されたのは1974年。そののち1988年にロイヤル・アルバート社が製造を引き継ぎ、1993年まで製造を続けました。また「F. Warne & Co. Ltd./フレデリック・ウォーン社」は絵本の出版元ですので、そこが版権をもっている、ということかと思います。
頑張ったけれど全然売り上げを回収できなかったジンジャーとピクルスのお店。最後に成功したのは、現実的な子沢山のニワトリだった・・・というお話は、ちいさな動物の村においてのちょっとした資本主義のたとえ話のように思えます。
ニワトリの可愛らしい姿を愛でつつ、ビアトリクス・ポターが紡いだおはなしの意味を考えてみるのもよろしいかもしれません。
◆England
◆BESWICK
◆推定製造年代:c.1974-1988年
◆素材:陶器
◆サイズ:高さ約10.2cm
◆重量:83g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、底部分に若干の汚れがみられますが、割れや欠けは見当たりません。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A












