雰囲気溢れる佇まいをもつヴィクトリア時代のカッパージャグ。
古い古い銅のジャグは、イングランドの古いマーケットタウン、バンベリーで手に入れたお品物。
ヴィクトリア時代、ロンドンでは水道水は外に設置されたポンプを皆で使用し、室内へは容器に入れて持ち込んでいました。
手や顔を洗うのは、ウォッシュスタンドという天板がタイルや石でできたサイドボードのような家具の上。洗面器と水差し(ジャグ)がセットで置いてあり、その度に洗面器に水を出して行っていたようです。
そのため、ジャグは日々の生活の必需品。
どんな家にもありましたし、ましてや大きなお屋敷ならば数多くのジャグを用意したいたことでしょう。
今回ご紹介するのは、そんな日常品であったジャグ。
素材は恐らくカッパー(銅)。貴族階級というよりは、市井の人々が日常使いとしていたものと思われます。
でも実は、加工しやすく錆びにくく、軽くて手入れが簡単、抗菌性がある銅は、ジャグとしては最適な素材。
やや柔らかいため、多少の凹みはできてしまいますが、日常使いにはなんの問題もなく日々忙しく水を蓄えていた、働き者のジャグです。
水漏れもしませんので、使い方としては花器や植物への水遣り用などにいかがでしょうか。もちろん、ディスプレイ用にもお勧めです。
ころんとした本体と流麗な線の注ぎ口がよいコントラストをもち、簡素な中にも潔い美しさを放っています。
存在感に圧倒されながらも何故か癒される、英国アンティークのひと品です。
◆England
◆推定製造年代:c.1880年代
◆素材:金属(おそらく銅)
◆サイズ:直径約13cm 高さ約21.5cm
◆重量:約328g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、凹みや修繕跡、錆びや変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*飲食用にはご提供しておりません。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A