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Monday

「神と我が権利」を描いた小さな絵皿 / Vintage Coronation Plate Queen Elizabeth Ⅱ 1977

エリザベス女王戴冠25周年記念プレート。












小さいながらも風格漂う、コロネーション・プレート。

コロネーションとは「戴冠式」の意味ですが、その言葉にちなみ、英国王室において様々な節目を記念して製作される品物をコロネーション・グッズといいます。

モチーフは紋章や肖像画が主で、製作年代がはっきりしていることから、コレクターも多く、人気のアイテムとなっています。


さて、今回ご紹介するのは、エリザベス女王のシルバー・ジュビリー記念プレート。
1952年に戴冠した現エリザベス女王(エリザベス二世)の、即位25周年を記念して1977年に発売されたものです。



まず、「Royal Stafford」は1845年創業、現在もストーク・オン・トレントを拠点として陶磁器を作り続けている老舗陶磁器メーカー。

また、「KAY & Co.Ltd」とはWilliam Kilbourne Kay によって1889年にWorcesterにて創業された会社。
カトラリーや食器、果てはミシンまで色々な商品を扱っていました。
カタログで選んで直接商品を届けるビジネス方式でかなり成功したようですが、現在は既になくなっているようです。



描かれているのは女王(=国)の紋章。
「The Royal coats of arms of the United Kingdom of Great Britain」となります。


まず、央の盾の部分は4つのパートに分かれていて、それぞれが場所を表しています。

左上と右下にはイングランドを表す三頭のライオン(The three lions guardant)。

右上にはスコットランドの紋章、前足をあげた赤いライオン(a lion rampant)。
現在のスコットランド議会の紋章でもあります。

左下はアイルランドの紋章、金のハープに銀の弦(a harp or stringed argent)


そして左右のサポーターはライオンとユニコーンなのですが、
これはそれぞれイングランドとスコットランドの国獣(National Animal)となっています。イングランドのライオンのみ、王冠をかぶっております・・・。



下部に在るモットーは「Dieu et mon droit」。
「神と我が権利」に訳されるフランス語で、王は神の恩寵を給わるイングランド君主であるということを意味し、君主が神の与えた支配権を持っていることを暗示するために使用されております。


そんな絵柄が金彩を用いて華やかに描かれた、コロネーション・プレート。
大きさはごくこぶりなため、実用というよりはディスプレイ用、もしくはピン・ディッシュとしてのご使用がおすすめです。


40年以上前、ネット通販などない時代。
カタログを眺めながら、このプレートを注文したのはどんな人だったのでしょうか。


今回はインターネットを通じて、貴方の元へお届けいたします。


◆England
◆推定製造年代:c.1977年
◆素材:陶器
◆サイズ:直径約11.5cm 高さ約1.5cm
◆重量:95g
◆在庫数:1点のみ


【NOTE】
*古いお品物ですので、製造時からと思われる凹みや黒点がございます。
*カケやヒビはございません。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。



アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。

https://toddlowrey.com/?pid=143847935


Todd Lowrey Antiques
by d+A