英国アンティーク、小さく味わい深い古書。
タイトルは以下の通り。
Guy Sylvester's
Golden Year
作家名は何故か見当たりません。
別に表示されていたカバーのようなものがついていたのかもしれません。
調べたところ、作家は「James Yeames」。
最初の発刊は1882年頃のようです。
James Yeamesはヴィクトリア時代に数冊の本を執筆しているようですが、日本語に訳された物はないようでした。
巻末には出版社からの広告のようなページがあり、いろいろなシリーズものの本の紹介が掲載されています。
クロス仕上げでguild lettered(金箔のタイトル、ということでしょうか)、fully illastrated(沢山の挿絵、ということ?)で各2シリング・・・など。
シリングとは英国においては1971年に廃止された貨幣の単位で、1シリングがポンドの20分の1、もしくは12ペンスに相当したもの。
ヴィクトリア時代1890年頃の物価は、郵便料金(普通の手紙)が1通1ペニー、辻馬車が最初の2マイルまで1シリング、といったところのようです。
なので、2シリングは大体今の日本の感覚だと1000円弱といった感じでしょうか。
本の値段としては、それほど今の感覚と変わらないような気もいたします。
深い緑色の小さな本は、可憐な文字と草花が絡み合う印象的な文様が表紙に施された、シンプルながらも凝った装丁。
控えめに咲く野花のような佇まいです。
このまま置いてディスプレイに。
時計やアクセサリーなどを置いておくステージとしても味わい深いものとなってくれそうです。
◆England
◆推定製造年代:c.1882年頃
◆素材:紙
◆サイズ:幅約11cm 高さ約16.4cm 厚み約1.3cm
◆重量:170g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、傷みや変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A