クイーンアン様式とはイングランド-スコットランド-グレートブリテン王となったアン女王(在位1702-1714)時代に生じた装飾美術のこと。
それまでの重厚な様式から、家具でいえば曲線を生かした軽やかなもの・・・例えば貫のないカブリオレレッグ(俗にいう猫足)が生まれた時代であります。
今回ご紹介するミニチュアのダイニングセットは、そのクイーンアン様式のもの。
テーブルは「直径約8.3cm 高さ約6.3cm」ですので、12倍すれば「直径約100cmに高さ約75.6cm」。
実際の家具もこのフォルムバランスだとそのくらいが妥当だと思いますので、1/12のドールハウススケールといえるでしょう。
正直、職人のテスト制作や貴族の持ち物のミニチュアのような、高級クオリティではございません。
おそらくは子供用のおもちゃとして制作され、どちらかといえば素朴なつくり。
チェアの座などは、よいジャガード生地を使ってはおリますが、手作業の感じが残ります。
それでも、クィーンアン様式ならではのカブリオレレッグ、つぼ型のバックスプラット(背柱)などが一生懸命に再現されており、微笑ましく眺めることができます。
英国家具史のひとつのエポックメイキングであり、そしていまなお愛され続けるクィーンアン様式の家具。
優雅な曲線をもつ美しい家具を、ぜひデスクトップでご堪能ください。
◆England
◆推定製造年代:c.1970年代頃
◆素材:木・布
◆テーブルサイズ:直径約8.3cm 高さ約6.3cm
◆アームチェアサイズ:幅約4.8cm 奥行約3.8cm 高さ約10cm 座高約4.5cm
◆重量:84g(3点の合計)
◆在庫数:1セットのみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色や塗装の塗りむらがみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A