英国に自生していたオークは、イングリッシュ・オークとよばれ、古くから家具や生活の道具をつくるのに欠かせない木でした。世界の海を制した大英帝国が、南洋のマホガニーやローズウッド等の銘木を手に入れることができるようになった後にも、オークはずっと愛され、様々な物に姿を変えて人々の生活とともにありました。
固く、重く、このような独特の木目をもつオークは精霊が宿る木ともいわれ、ケルトのドルイド（祭司）はオークに寄生するミスルトゥ（宿り木）を神聖視しているといいます。そもそも「ドルイド/Druid/dru-vid-s」の語源が「オークの木を知っている人々」とされる説もあるほど。
今回ご紹介するのはそんなオーク材でつくられたレターラック。
しかも、蓋つきです。
蓋つきのレターラックといえば、かなり大きめのセクレタリーやステーショナリーボックスを思い浮かべますが、このレターラックはごく通常サイズのものに、スライドする蓋が仕込まれた珍しいもの。
蓋を持ち上げ、上部にもっていけば、自然とレターラックの最後列にスライドして収納されるようにできています。はじめはちょっと不安ですが、だんだんと操作するのが楽しくなってくることでしょう。
シンプルなフォルムながらも、蓋部分とトップにはウッドビーズが並べられ、程よいアクセントに。そして左右の側板にはツイストのモールディングが回され、全体のシルエットを引き立てます。
仕切りの中には小さなパーツが2か所。
これは左右にずらせるようになっており、小さなものや細いものを迷子にならないように収納できるようになっています。
もちろん外してお使いいただくことも可能です。
サイズはA4サイズは入らず、A5サイズなら収納可能です。画像に表示しましたのでご参考になさってください。
きちんと片づけることがお好きな貴方に。
蓋を閉めることで、とても「仕舞った」感がでる、英国アンティークのレターラック。
大切な書類やお手紙をオークの蓋で護ってあげてください。
◆England
◆推定製造年代:c.1930年代頃
◆素材：オーク材
◆サイズ：幅約32.5cm 奥行き約12(蓋以外の本体は11)cm 高さ約26cm
◆重量:1.5kg
◆在庫数：1点のみ
【NOTE】
＊古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、塗装の落ちや変色、材のワレ等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
＊内部の仕切り板には、見えない部分でワレがございます。仕切り板は左右の側板に組み込まれておりますので、外れることはございません。
＊画像の備品は付属しません。
＊上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d＋A
