英国アンティーク、オークの小抽斗。
長く続く英国家具の歴史のなか、多くの家具が作られてきました。
長く大切に使い、適切なメンテナンスを施せば数百年使い続けられる家具ですが、品物によっては事情により解体されるようなものもございます。それでも、質の良い材を使って真面目に造られている木製家具は、飾りのモールディングや棚板、そして抽斗なども再利用され、再び人々の役に立つべく市場へ出て参ります。
この小抽斗はそのタイプのお品物。
恐らくはドレッサー(もしくはドレッシングチェスト)のミラーの左右に添えられていた小抽斗の片方と思われます。天板の片側だけに凹みがあるので、その部分がミラーを支える支柱が嵌っていたことが想像できます。
それでも、虎斑が浮き出た分厚いオークの天板、しっかりとした側板、そしてがっしりと組まれた抽斗に、誠実につくられた英国家具のエッセンスを十分に感じて頂けると思います。
背板は薄めのベニヤ板ですが、このような仕様は英国アンティークのブックケースやチェスト等ではよく見る仕様ですので、ますます大きな家具の一部であったことを確信します。なお、取手は欠損しておりましたので、私の方で似合うタイプの取手を取り付けました。
一昔前でしたら和室の電話台にちょうどよさそうな小さめサイス。低めのソファーのサイドテーブルとしたり、もしくは玄関ホールのちょっとした物入にもよろしいかもしれません。
英国アンティーク家具の小片をその長い歴史と共に味わいつつ、貴方の暮らしに加えて頂ければ幸いです。
◆England
◆本体推定製造年代:c.1900-1930年代頃
◆素材:木(オーク)、他
◆サイズ:幅約31.6cm 奥行き約21.5cm 高さ約25.5cm
◆サイズ(抽斗内寸):約22.9×16.3cm 深さ約10cm
◆重量:2.8kg
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*しっかりとした作りですが、踏み台や椅子ではございません。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A