英国アンティーク、スモールフレーム。
英国のアンティークフェアで手に入れた小さく美しいフレーム。
全体の大きさはハガキよりひとまわりほど大きいくらいですが、中の窓部分は約8.7×5.3cmと名刺サイズよりも小さくなっています。つまり周囲の縁が幅4cmほどあり、大きさの割にとても重厚感あふれる縁飾りになっている、ということ。
その縁部分には、アラベスク文様の一種である、くるくるとした唐草が連続している文様が施されており、このフレームを唯一無二のものとしております。
ちなみに「アラベスク」とは、アラビア風の意味。一般にはイスラム美術の装飾模様のことで、唐草などの植物の蔓、葉、花の図案化や幾何学図形によって、左右対称で連続性を重視した模様を構成するのが特徴です。ヨーロッパにおいてはルネサンス美術の彫刻、絵画などでよく使われてきました。
このフレームのアラベスク文様はインレイでもペイントでもなく、立体的になっており、木を彫りこんで作った、もしくはこの形に削り出した木パーツを何らかの手法で張り付けたのではないかと思われます。古来よりフレームに使用されてきた石膏なども使われているかもしれません。背景は1トーンあかるい茶系で凹凸のある独特な塗装で仕上げられており、アラベスク文様を巧みに浮き立たせています。
エッジ部分などをみると、木の化粧材が少しはがれておりますので、構造体はおそらくオークかパイン、その上にローズウッドのような堅木の化粧材を貼りまわして仕上げたように思います。
背面は模様紙が貼られ、窓上部に布が残っているため、おそらくこの布で窓背面に板をつけて開閉可能とした写真立てがオリジナルの形だったのでしょう。後年背面板が失われ、壁掛け用に金具がつけられて、壁掛け用の小さなフレームとして使われてきたように思います。
作られた時代はヴィクトリア時代、中期から後期くらいかと推測いたします。
小さく美しく、重厚感のあるフレームは、英国のアンティーク市場でもなかなか珍しく貴重なもの。
このものひとつで空間の雰囲気を纏める力を持つ逸品を、貴方にお愉しみいただければ幸いです。
◆England
◆推定製造年代:c.1850-1890年代
◆素材:木、紙、他
◆サイズ(外寸):幅約13.3cm 高さ約16.8cm 厚み約2.8cm
◆重量:183g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色や材の欠けや離れ、背面紙の破れなどがみられます。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。
Todd Lowrey Antiques
by d+A