ホワイトベースに濃紺のモチーフは、一見して孔雀ですが、よくよくみると羽の中に「CARBORUNDUM」の文字が見えます。
調べてみると、このCARBORUNDUM ELECTRITE とは、プラハのそばにある、研磨剤メーカー。
1893年創業の老舗メーカーで、CARBORUNDUM/カーボランダム/炭化ケイ素を中心とした研磨用の材を生産しています。
参考までにCARBORUNDUM ELECTRITE のオフィシャルサイトはこちら。
http://www.carborundum.cz/
なぜ孔雀なのか、は定かではありませんが、ボヘミアの昔から孔雀がモチーフだったようです。
オフィシャルサイトの歴史紹介に、このような画像が掲載されていました。
推測ではありますが、カーボランダムで磨けば、孔雀の様に美しくなります・・・という意味なのかもしれません。
また、このようなピンはハットピン、もしくはラぺルピンと呼ばれ、帽子やジャケットの襟などに刺して楽しむものです。
男性のジャケットの下襟を「ラペル」とよび、そこにあるボタンホールを「フラワーホール」とよびます。これは、もともとは風よけのためにジャケットの襟を立て、とめていたときのボタンの名残。
だんだんと襟をたてることはなくなりましたが、英国の皇太子がこの穴に花を入れていたことから
フラワーホールと呼ばれるようになったそうです。
現在では社章などのバッジ、ラペルピン、ブローチなどをフラワーホールに挿すことが多いようです。
多くの男性が、いつもは気にもしないフラワーホール。
さすがに花は恥ずかしいとは思いますが、小さなラペルピンであれば、さりげないおしゃれが楽しめそうです。
チェコスロバキア時代のヴィンテージ・ラペルピン。
工夫次第でいろいろ愉しめそうな、ちいさなこだわりのアイテムです。
◆Czechoslovakia
◆推定製造年代:1960~1980年頃
◆素材:金属
◆サイズ:飾り部分幅約1.5cm ピンを含めた全体の長さ約5cm
【NOTE】
*ヴィンテージ品ですので、多少の汚れや歪みなどがございます。
*ピン先端のキャッチは、現代の日本のものです。あったほうが使いやすいと思い、当店にてご用意いたしました。
*装着時には押し込むだけでとまります。
*外すときには、先端部分のみを軽く伸ばす様にしながら、少しひねると外れます。
*キャッチご不要の場合は、その旨ご連絡いただければ、なしで出荷いたします。(価格は変わりません)
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A