英国ヴィンテージ「鏡の国のアリス」挿絵の花瓶。
あまりにも有名なルイス・キャロルによる1871年発刊「鏡の国のアリス/Through the Looking-Glass, and What Alice Found There」。
今回ご紹介するのはその挿絵が施された花瓶です。
挿絵画家は「ジョン・テニエル/John Tenniel」。
「鏡の国のアリス/Alice's Adventures in Wonderland」は1865年発刊の「不思議の国のアリス」の成功を受けての続編であり、キャロルとしては当然「不思議の国のアリス」の挿絵を担当したジョン・テニエルへまず依頼をしたようですが、テニエルは多忙を理由にこの仕事を拒否。実はキャロルは挿絵に対しての注文がかなり多かったため、面倒くさい依頼主であった、ということも理由であったと考えられています。
他に色々と探しますが折り合わず、結局、キャロルはテニエルに、彼が現在仕事を引き受けている出版者すべてに対して、向こう5か月分の違約金を代わりに支払うという条件を提示し、1868年6月にさらに「暇を見つけては」という条件のもとでこの仕事を引き受けさせることになったといわれています。
そんな裏話をもつテニエルの挿絵。
ややふっくらとした円盤型の花瓶に施されているのは「鏡の国のアリス」の口絵となっている「白の騎士(ナイト)」の挿絵です。
下部には少し文字が剥げておりますが「Alice and the White Knight」の文字がみられます。
白の騎士とは、第8章に登場する、文字通り白の騎士の駒を擬人化したキャラクター。
アリスを捕らえようとしていた赤の騎士に決闘で勝利したのち、アリスを次の桝目まで送り届ける役目を果たします。
その間、馬に取り付けてあるネズミ捕り、鮫に噛まれないための馬具、円錐形の兜といった自身の様々な発明をアリスに披露し、別れ際には「木戸の横木に腰掛けて」という詩をアリスに捧げる・・・という、例によってよくわからないキャラクターです。
一説ではありますが、この白の騎士はルイス・キャロル自身をモデルにした可能性が高いと考えられています。発明を好んであまり実用に即さない、無駄な装置を考案することや、お話しの中でアリスを心から助けた唯一のキャラクターであることも理由となっていますが、はっきりとしたことはわかりません・・・・。
また、底面には以下の文字が見られます。
LIVERPOOL RD. POTTERY LTD.
ENGLAND
FINE BONE CHINA
REG. DESIGN No. 925553
リバプールロードポタリーとは、ストークオントレント、リバプールロードに1956年から1976年にあった陶器の装飾工房。無地の白磁に装飾を施し、自社名で販売するなどの方法で営業しており、この花瓶もそんなものの一つと考えられます。「REG. DESIGN No. 925553」は1965年以降の番号と思われますので、推定製造年代は1960-1970年代としてご紹介させていただきます。
花屋の店先に在ったラナンキュラスのポンポンタイプがとてもきれいだったので、飾ってみました。
丸い形のアートフレームのような存在感をもつ花瓶は、そのまま飾っていただいても、そしてもちろん花を活けていただいてもよく映えます。
いつまでも世界中の人々を魅了してやまないアリスの世界を、是非あなたのおそばでご堪能ください。
◆England
◆LIVERPOOL RD. POTTERY LTD.
◆推定製造年代:c.1960-1970年代
◆素材:陶器
◆サイズ:高さ約10.7cm 幅約11cm 厚み約3.9cm
◆重量:138g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や模様の剥がれなどがございます。
*ワレや欠けはございません。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A












