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Friday

マホガニーに埋め込まれた方位計 / Antique Early Victorian Mahogany Cased Travel Compass

 英国アンティーク、マホガニー材に埋め込まれたトラベルコンパス。





















英国の大きなアンティークフェア。

あらゆるアンティークが集まる広大な敷地の中の一角に、私たちが行く度に訪れるコーナーがあります。つるりとした頭部に眼鏡をかけた、貫禄ある親父殿が営む小さな一角には、レンズや定規、双眼鏡といった光学機器やツールが整然と並んでいます。

彼のポリシーなのでしょう、真鍮はどれもピカピカに磨き上げられており、たとえそれが19世紀のものだとしても、覗きこめばそのまま顔が映りこむほどの輝きをもっています。



今回ご紹介するコンパスは、その親父殿からのひとしな。



実は当店ではこれに非常によく似たコンパスを以前取り扱ったことがありました。その記憶もあり、ガラスケースの中から断りつつ取り出して眺めていると、親父殿はにやりと笑い



「これは古いよ。19世紀。前半から半ばくらいかな。マホガニー材で古艶がいいだろう。」


そんなふうに嬉し気に説明してくれました。


わずか5cm強の小さな矩形。無垢マホガニー材を削り、小さなコンパスを嵌めこみ、無垢材の蓋をつけたものであり、箱に入っている、というよりは木にコンパスが埋めてある、という方が良いかもしれません。時を経たマホガニーの杢目が小さな面積ながらも迫力満点で、握りしめればしっくりと手に馴染みます。真鍮の引っかけ部材は親父殿のこだわりでピカピカに光っています。


蓋を開けて手前左側にはごくごく小さな金属の部品が仕込まれており、そこをぎゅっと押せば、コンパス内部の金具と連動して、コンパス針を留めておくことができます。つまり、ストッパーということ。ごくごく小さくて爪先で操作する感じになりますが、そこがまた心をくすぐります。



マホガニー材に護られ、200年近くを過ごしてきた小さなコンパス。掌の中で震える磁針を眺めながら、遥かアーリーヴィクトリアンの景色へと想いを馳せてみてはいかがでしょうか。





◆England
◆推定製造年代:c.1830-1850年代頃
◆素材:木(マホガニー)、金属、紙、ガラス、他
◆サイズ:幅約5.2cm 奥行き約5.3cm 高さ約1.7cm
◆重量:32g
◆在庫数:1点のみ


【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*現時点でコンパスはほぼ正しい方角を指します。
*コンパスは電子機器などの影響を受けやすいので、狂ってしまった場合は磁石で修正することができます。
*蓋は任意の位置でとまります。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
こちらのバナーからご来店いただけます。



Todd Lowrey Antiques
by d+A