英国ヴィンテージ、シルバーのスピニングフォブ。
「Fob/フォブ」とは、懐中時計のチェーンに取り付けるための飾りのこと。懐中時計の流行に応じて広がり、単なる飾りとしてのものから印章や方位磁針など機能を持たせたものも多く作られました。紳士のお洒落のポイントとして贅を尽くしたものも多く見られます。現代ではアクセサリーとして、ペンダントチャームとして使われる場合も多くなっているアイテムです。
そして「Spinning Fob/スピニングフォブ」とは、回転する機能を持つフォブのこと。ゴールドやシルバーのフレームにセットされた天然石や紋章パーツが縦方向に回転し、面を変えることができます。色石を面で分けたり、シールを彫った面を分けたりするなど様々なパターンがみられ、遊び心のあるお洒落として愉しまれてきました。
今回ご紹介するのは、そのスピニングフォブ。
英国のアンティークマーケットで手にいれたもので、片面はオニキス、片面がマザーオブパール(MOP)となっており、まるでオセロのように黒の面と白の面を持っています。そして取り囲むシルバーの装飾は、ケルトの組み紐文様、ケルティックノット。まるで一筆書きのように絡みあう古代ケルトより伝わる文様は、形ごとに意味があり、「永遠」や「生命の循環」「幸運」といった意味が込められています。
今回のお品物のケルティックノットの意味まではわかりませんが、組み紐文様に囲まれたオニキスとマザーオブパールは神秘的に輝き、とても印象的な効果を生み出しています。
フォブ本体には買い付け当時から大きな丸環の取付金具がついておりました。こちらは刻印がないので恐らく普通の金属だと思うのですが、ご使用法によっては便利かと思いますので、このままつけて販売いたします。もちろん、フォブだけにしてチェーンや革紐に通し、ペンダントとしてもとても素敵かと思います。
余談にはなりますが、「オセロ」は日本人にはゲーム名として馴染みがありますが、元々の由来はシェイクスピアの四大悲劇の一つ、1602年発表「オセロー/Othello」からきています。黒人(ムーア人)の将軍オセローと白人の妻デスデモーナを中心に敵味方が寝返り、悲劇的な結末を迎える物語は時代を超えて絶大な人気を誇っています。
一方でゲームのオセロは1945年頃に茨城県水戸市の中学生長谷川五郎氏が考案し、英文学者であった父・四郎氏が、黒と白がめまぐるしくひっくり返り形勢が逆転する様子を物語になぞらえて命名しました。玩具メーカー(当時ツクダ)に持ち込み、1973年に同社が「オセロ」を商標登録して発売し、大ブームとなったのは皆様ご存じの通り。実はもともとは19世紀の英国で既に存在していた「リバーシ/Reversi」がありましたが、長谷川氏はそのルールに独自の改良を加え、より戦略性の高いゲームとして完成させた、とされています。
私も子供のころはかなりオセロで遊びました。手軽でありながら十分頭も使うゲームは、当時の担任教師もお気に入りで、クラスで授業時間を使ってオセロ大会が開かれたほど(自由な時代でした・・・)。名前の由来を知ったのは大人になってからですが、覚えやすく独特で、実は意味のある名前に感心したことを覚えています。
さて、そんなオセロを彷彿とさせるスピニングフォブ。今日は黒い面と白い面、どちらを表にしましょうか。
気が付いたときには、そっと入れ替わっているかもしれませんが、それもまた仕方のないことかもしれません。
◆England
◆推定製造年代:c.1950-1970年代頃
◆素材:シルバー925,オニキス、マザーオブパール、他
◆サイズ:本体高さ約4cm 幅約2.4cm(画像ご参照ください)
◆総重量:11g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色等がみられます。
*取付金具にはシルバーの刻印はございません。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A











