英国ヴィンテージのミニチュア・コールスカットル。
コールスカットル/Coal Scuttleとは室内用の石炭入れのことで、コールバスケットとも呼ばれます。
電気やガスがなかった時代からは少なくなったとはいえ、現代でも暖炉をもつ家が多い英国では、とてもよくみかけるアイテム。特にアンティークやヴィンテージのコールスカットルは、インテリアのディスプレイ用としても重宝されています。
ころんと丸い形のものや、本当にバケツのような形のものなど、様々な形がありますが、「持ち手と注ぎ口がある」ことが大きな特徴です。
(ブリキの容器を木箱や家具にいれ、シャベルで掻き出す高級タイプもありますが)
今回ご紹介するコールスカットルはとても小さなミニチュア版。
「持ち手と注ぎ口」をそのまま形にしたような紡錘形のフォルムは、コールスカットルとしては、とても一般的なもの。
ただ、手のひらにのるほど小さい、というのが大きな特徴です。
もちろんコールスカットルとしての機能を求められたわけではなく、愛玩用として作られたものでしょう。
鈍い金色の光をもつ真鍮製で、歳月を経た風合いが魅力的な輝きをもっています。
使い方のおすすめとしてはペンスタンド。
手持ちのペンを立てた画像をアップしておりますので、ご参考になさってください。
底が広い安定感抜群のフォルムは、フラワーアレンジメントや小物入れにも便利にご使用いただけます。
余談ではございますが、ここで英語の言い回しをひとつご紹介いたします。
Don't carry coals to Newcastle.
「ニューカッスルに石炭を運んで行くな」→無駄なことはするな。
ニューカッスルとはイングランド北東部にある都市、ニューカッスル・アポン・タイン/Newcastle upon Tyneのこと。
かつて英国内有数の石炭産地だったことから、そこへ石炭を運ぶなんて無駄なことはするな、という意味で利用される慣用表現です。
産業革命以降、すごいいきおいで石炭を消費してきた英国。
その名残が、そこここに残っていることを感じながら、英国アンティークの小さな小さなひとしなを愛でてみてはいかがでしょうか。
◆England
◆推定製造年代:c.1930-1950年代頃
◆素材:真鍮
◆サイズ:直径幅約4.6cm 高さ約9.1cm
◆重量:84g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、凹み、錆びや変色がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A