英国アンティーク、ヴィクトリア時代の写真立て。
英国のアンティークフェアで手に入れた写真立て。
小さいながらも最高に美しい透かし細工に心を奪われました。
中を外してみてみれば、写真は厚紙にプリントされており、裏には当時のフォトスタジオのロゴがみられます。
1865
J.B. Smith & Son
Photographers.
1. Portland Road,
Nottingham
Nottingham/ノッティンガムはイングランドの中心部ノッティンガムシャーにある古い街。
イングランドのほぼ中心に位置することから交易や政治の中心とされ、ロビンフッドの伝説の舞台としても有名です。「Portland Road,」は現存しますが、メインの通りから一本入る細い通りで現在ではレンガ造りの住宅が並ぶ静かな通りとなっているようです。おそらく、このアドレスで1865年から写真スタジオを営んでいたのが「J.B. Smith & Son」であったと思われます。
写真スタジオでそのまま写真立てにセットするのは、当時よくあることだったようですが、今回ご紹介する写真はっ少しトリミングされています。たまたま上手く入るサイズがなかったのか、後年セッティングされたのかは不明ですが、写真立て自体も十分な時代を感じさせる美しい物です。
透かし彫り部分の意匠はネオクラシカルを思わせる幾何学形態を中心に、ポイントでアカンサスやリーフなどがあしらわれており、格調の高さを伺わせます。
現状、前板の接地面がリーフの先端となっており、左右が浮いた状態となっていますが、こういう造りなのか、全体が歪んだせいなのかはわかりません。ただ、それがまたより一層軽やかな印象をもたせているような気がします。
背面のスタンドで自立しますが、トップ付近に環もついておりますので、壁に掛けることも可能です。背面に少しペンキの跡がありますので、ひょっとしてある時期に壁に掛けられており、その時ペンキの塗り替えでもあったのかもしれません。
ヴィクトリアンのレディとともに、このまま飾っていただいても。もちろん、ご自身のお気に入りの1枚をセットされても素敵です。
遥かヴィクトリアンから届いた小さく美しい一品。
鈍い金色が切り取る空間の狭間を、ゆっくりと眺めてみるのはいかがでしょうか。
◆England
◆推定製造年代:c.1860-1900年代頃
◆素材:真鍮・ガラス・紙
◆サイズ(たたんだ時):幅約11.6m 高さ約12.5cm 厚み約1cm
◆現状中に入っている写真サイズ:5.1(5.2)×6.8cm(少し歪んでいます)
◆在庫数:1点のみ
◆総重量:116g
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、ペイント跡、錆びや変色、歪み等がみられます。
*はめ込まれたガラスは周囲にざらつきが、角にわずかに欠けがみられます。外からは見えません。
*裏板はスライド式で外れますが、ややきついです。
*外す際は手を傷つけないように、透かし彫りが歪まないように、ゆっくり注意して作業してください。
*詳細は画像にてご確認ください。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A