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Friday

ポケットから取り出す特別な拡大鏡/Antique Pocket Brass Coddington Magnifying Glass/326-277

 英国アンティーク、携帯式コディントン拡大鏡。
















英国の大きなアンティークフェア。


あらゆるアンティークが集まる広大な敷地の中の一角に、私たちが行く度に訪れるコーナーがあります。つるりとした頭部に眼鏡をかけた、貫禄ある親父殿が営む小さな一角には、レンズや定規、双眼鏡といった光学機器が整然と並んでいます。


彼のポリシーなのでしょう、真鍮はどれもピカピカに磨き上げられており、たとえそれが19世紀のものだとしても、覗きこめばそのまま顔が映りこむほどの輝きをもっています。



今回ご紹介する双眼鏡は、その親父殿からのひとしな。とてもめずらしい、携帯式コディントン拡大鏡です。




「コディントン拡大鏡 / Coddington Magnifying Glass」。



この名前をはじめて聞く方も多いかと思いますが、当店では今までも同種のタイプをご紹介しております。



1枚ものの分厚いレンズは、両面が凸状になっており、外からはわかりませんが、その厚みの半分あたりとなる赤道部分に深い溝が彫られています。この深い溝を設けることでレンズを通る光が絞りこまれ、球面収差を出来るだけ抑える・・・というのが、コディントン拡大鏡の特徴。通常の拡大鏡は5倍くらいがせいぜいといわれていますが、コディントン拡大鏡は10倍から20倍の倍率を持つことが可能となります。



もともとは、1812年に英国の化学者「William Hyde Wollaston/ウィリアム・ハイド・ウォラストン」が、それまでの拡大鏡の改善を目指して、半球状の2枚のレンズを組み合わせたのが始まりといわれています。その後、科学者の「Sir David Brewster/デイヴィッド・ブリュースター」が、その2枚のレンズの隙間にある屈折率の透明なものを挟み込むと、より精度があがることを発見。そして、1枚の厚いガラスの塊から、その形にレンズを削り出すことをはじめます。1829年、「Henry Coddington/ヘンリー・コディントン」がその発明の所有権を買収。そして機能をさらに進化させたことにより、このタイプの拡大鏡は「Coddington Magnifying Glass/コディントン拡大鏡」と呼ばれるようになります。



そんな歴史をもつコディントン拡大鏡。




一般的には柄のついたタイプが多いのですが、今回はポケットタイプ=携帯式です。ポケットタイプでくるりと回してケースからレンズを出す拡大鏡は多くありますが、今回のものはその分厚さにまず驚きます。厚みはなんと3cm超え。コディントン特有の分厚いレンズが繰り出される様は迫力満点で、なにか格別な宝物を持っているような気持にさせられます。



なお、繰り出す機構は摩擦のみで行われているため、力強く振ればレンズ部分はケースから出てきてしまいますが、通常の範囲ではうまくとまっている状態ですので、ご参考になさってください。




拡大率もかなり高いものですので、ポケットに忍ばせてアンティークハントのお供にいかがでしょうか。取り出して覗き込めば、知識のある人であれば思わず目を止めてしまうこと間違いなしの特別な拡大鏡。


所有すること、そして使うことの悦びを感じさせてくれる、英国アンティークの稀有なひとしなをお届けいたします。




◆England

◆推定製造年代:c.1900年代頃

◆素材:真鍮、ガラス、他

◆サイズ:奥行約3.7cm 幅約5.5cm 厚み約3.1cm

◆重量:101g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色などがみられますが、レンズに目立つカケなどはございません。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。 





アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。




Todd Lowrey Antiques

by d+A