Search This Blog

Thursday

エドワーディアンの書見台はいかが / Antique Edwardian Mahogany Book Stand

 英国アンティーク、マホガニー材のブックスタンド。



















古艶が美しい無垢マホガニーで作られたブックスタンドのご紹介です。


アンティーク市場で探そうと思うとなかなか手に入らないのが、程よい大きさのブックスタンド。特に古くて美しい物は、縁が無いと出会うことが出来ないため、見かけたら必ず手に入れるようにしています。今回ご紹介するブックスタンドは、まさにそのような物のうちのひとつ。




高さは約27cmくらいとやや低め。傾斜台はA4サイズがヨコにちょうど納まるような寸法で、低めの割には大きなものが乗せられると思います。材は緑の黄金といわれるマホガニーで、円形のベースと立ち上がる円錐形の支柱で構成されています。


ポイントとしてリズミカルに挽物細工が施されており、幾何学的なフォルムのなかにも人の手の温もりが感じられます。円錐形のトップには金具が嵌めこまれており、そこに傾斜台の一部を嵌めこんで、金属製のネジでとめる、という構造となっています。


このような傾斜式のブックスタンドで、一番負荷かかかる部分なのが、この接合部。当店でご紹介してきたブックスタンドの多くが、この部分に補修跡がありましたが、今回のブックスタンドにも同じように補修跡がみられます。現時点でしっかりとしておりますので、このままお使いいただくのには十分な強度を保っていると思います。


ただ、負荷がかかりやすい部分なのは間違いないので、傾斜台の角度を変える際は、ゆっくりと根元を持ちながら変えて頂きたいと思います。また、接合部のつくりのせいか、それほど直立はいたしません。画像にて「*これ以上直立はしません」をご参照ください。



作られた時代は古く、エドワーディアンの頃と推測いたします。

長く続いたヴィクトリア時代が終わり、新しく始まったエドワーディアンは、意匠的には比較的すっきりとした直線や幾何学的な造形が特徴です。1910-1930年頃にみられるアールデコの萌芽もみられる様式で、このブックスタンドがもつ幾何学的な要素と装飾的な要素がちょうどぴったりと重なります。


深い古艶を持つマホガニーの質感と、シンプルながらもこだわりを持つ意匠がお互いを演出しあい、唯一無二の存在感を放っています。


本を読むのにはもちろん、小さめのアートワークを乗せたり、ショップであればメニューやインフォメーションをディスプレイするのにちょうど良いのではないでしょうか。

是非実用にご使用いただきたい英国アンティークの佳品をお届けいたします。



◆England

◆推定製造年代:c.1900-1910年代頃

◆素材:マホガニー、金属

◆サイズ(一番直立した角度の場合):幅約30.3cm 高さ約27.5cm 奥行約21cm

◆重量:968g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、材のワレ、アタリ、補修跡、変色等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。

*お届けの際は分解して梱包いたします。お手数ですがご自身で組み立てをお願いいたします。工具は必要ございません。

*ネジは締めすぎると破損の恐れがあります。使っているうちに緩くなった場合は、様子を見ながらゆっくりと締めてください。

*正面から見るとごく僅かにに傾きが感じられますが、ご使用の際はそれほど気にならないのではないかと思います。

*傾斜部分の角度を変える際は、根元を抑えながらゆっくりと変えてください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。

Todd Lowrey Antiques

by d+A