西ドイツヴィンテージ、地図用の曲線計(オピソメーター)。
「opisometer/オピソメーター」とは、地図上の曲線をなぞって、その長さ(距離)を測定する器具のこと。
棒の先にある小さなローラーをころがすと、目盛りの付いた円盤の針が連動して動く仕組みです。「曲線計」「マップメジャー」そして「キルビメーター(curvimeter)」とも呼ばれることがあります。初期のバージョンとしては、1873年に英国のEdward Russell Morrisが特許をとったものがあるそうです。
今回ご紹介するオピソメーターは、西ドイツのお品物。文字盤に「W.Germany」という文字がみえます。
文字盤は両面にあり、「W.Germany」の文字がある法の面はキロメートル単位で「1:200000」「1:75000」「1:50000」「1:25000」の目盛りに分かれており、それぞれの縮尺の地図に対応できるようになっています。
試しに、10cmの距離を転がすと「1:200000/20万分の一」の目盛りは20目盛りを指します。20万分の一の地図で1cmは2kmですので、10cmは20kmとなり、ほぼ合っているように思えます。
ウェブで距離をすぐに出せる時代、なかなかこのような器具で実際に距離を測ることはないかとは思いますが、それでも、小さく精密なローラーを転がせば、なんとも愉しく、知的な冒険をしているような気分になりそうです。
デスクトップの息抜きツールとして。
丸環を活かしてちょっとしたキーホルダー代わりとして。
今は無き西ドイツの小さな機器をおそばに置いてみるのは如何でしょうか。
◆West Germany
◆推定製造年代:c.1950-1960年代頃
◆素材:金属・他
◆サイズ:幅約3.4cm 高さ約7.4cm 厚み約1cm
◆重量:26g
◆在庫数:1点のみ
【NOTE】
*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色等がみられます。詳細は画像にてご確認ください。
*正確な計測にはおすすめいたしません。
*画像の備品は付属しません。
*上記ご了承の上、お求めください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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Todd Lowrey Antiques
by d+A