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Friday

机上で見る野生の煌めき / Antique Cold Painted Vienna Bronze Fox/526-130

 オーストリアアンティーク、ヴィエナブロンズのキツネ。

















しなやかな体躯を伏せ、身構えている一匹のキツネ。

耳を伏せ眼光は鋭く、警戒態勢に入っている一瞬の様子を切り取った、見事なフィギュアのご紹介です。




これは、当店で何度かご紹介している「Vienna Bronze/ヴィエナブロンズ」。



その歴史は19世紀中頃から始まり、現在に至るまで高級品として高く評価されており、展示や蒐集を目的とした貴族や富裕層に向けて販売されてきました。サイズは、小さな1インチのミニチュアからテーブルランプやセンターピースと同じくらいの大きさまで様々です。モチーフは、漫画や風刺画を題材としたものや、実物そっくりにありのままの姿を詳細に表現したミニチュア化された人物や動物もあれば、エロティシズムを表現したもの、擬人化されたペットや森林動物なども多く、特に猫、カエル、犬の作品はウィーンの名物となっています。


1つのブロンズのフィギュアは、多くの場合「砂の鋳造/sand casting」と呼ばれる方法によってパーツごとに鋳造され、それらを溶接して一体化、毛並みや顔立ち等を彫刻し、髭など細部まで手を加えて、画家に引き渡されます。


その一連のプロセスには、多大な労力と高度に熟練した職人の技術が必要とされ、特にコールドペイントによる着色作業は、重要な要素となる表面仕上げとなり、全てが手作業によって、テクスチャーが与えられ、細部に至るまでシャープに整えられます。コールドペイントは、当初は鉛ベースの塗料で行われていましたが、健康上のリスクがあるため、20世紀の変わり目には、油性顔料のエナメル塗料が使われています。




その歴史あるヴィエナブロンズで作られた小さなキツネ。


もう少し詳細を見てみましょう。


流れるような毛並みの再現が見事で、顔面に多少の塗料の剥がれがあるものの、コンディションは良好。よく見れば口の中の牙まで作られており、緻密な仕事に驚きます。



底面には文字が刻印されています。かなり乱れて読みずらいのですが、2行あり、下の行はおそらく「BRONZE」の文字でしょう。

上の行は「・・・AN」と読めますので、ひょっとしてウィーン・ブロンズの黄金期を築いた有名な工房のひとつ「FRANZ BERGMAN」かもしれません。右下の丸は丸で囲まれたGなどのアルファベットかもしれませんが、詳細はわかりませんでした。全体の雰囲気やコンディションから、製作年代は20世紀初頭、1900-1930年代頃と推測いたします。





キツネは可愛らしいですが、あくまでも野生動物。

このブロンズには、犬や猫とはまた異なる、野生動物の煌めきのようなものが凝縮されているような気がします。




キツネ好きの方はもちろん、フィギュアコレクターやヨーロッパの歴史と文化を愛する方にとてもおすすめな、ヴィエナブロンズの小さなキツネ。


貴方の机上で、そっと観察してみてはいかがでしょうか。





◆Austria(Wien)

◆推定製造年代:c.1900-1930年代頃

◆素材:ブロンズ

◆サイズ:長さ約8.8cm 高さ約2.3cm

◆重量:102g

◆在庫数:1点のみ



【NOTE】

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色、塗装の剥げ等がみられます。

*お子様のおもちゃとしてはお勧めできません。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。




Todd Lowrey Antiques

by d+A