Search This Blog

Friday

策略家の証 / Antique Stanton Style Chessmen with Box by K & C LTD LONDON/526-117

 英国買付アンティーク、チェス駒セット。
















チェスの駒は英語で「chessman」。複数では「chessmen」。今回ご紹介するチェスセットは、スタントンスタイルのチェスメンです。


スタントンスタイルとは、現在も公式に使われている駒の形で、第一回ロンドン国際大会・1851年から使われているもの。それまではまちまちの形をしたチェス駒が使われて、よく問題が起こっていたそうです。この駒の形に決めたのが、当時世界最強プレイヤーといわれていた英国の「Howard Staunton/ハワード・スタントン(1810-1874)」。それ以来、このようなスタイル・形をスタントンスタイルとよぶようになりました。現在、最もメジャーなスタイルといってもよいでしょう。




今回ご紹介するチェスメンは、オリジナルの木箱に収納されています。松系の材でスライド式の蓋のついた、チェスメンには定番の箱。


駒の材は緻密な杢目のボックスウッド。キングの高さが約5.7cmで、チェスメンとしては定番のサイズだと思われます。駒の中でも唯一製法が異なるナイトは、馬部分だけ樹脂でつくられていたりする品物もありますが、この駒は全て木から出来ています。



そして箱の紙ラベルには「K&C Ltd London」のマークがみられます。K&C Ltd Londonとは、20世紀初頭から中期にかけて、チェスやバックギャモン、スヌーカーなどゲーム関連のグッズを販売していた英国の商社。彼らはヨーロッパ大陸(主にフランスやドイツ、ボヘミア地方)の木工職人から駒を大量に買い付け、自社ブランドの箱に詰めて販売するスタイルが多かったようです。そのため、このお品物も製作は大陸、販売は英国だったのかもしれません。




最後にチェスにまつわる格言をひとつご紹介いたします。



Excellence at chess is one mark of a scheming mind.

チェスに秀でていることは、策略家の証の一つである。



これはアーサー・コナン・ドイル卿によるシャーロック・ホームズ「The Adventure of the Retired Colourman/邦題:隠居絵具師(1927年発表)」のなかのシャーロックのセリフをまとめたもの。


彼が小説の中でチェスをする場面はありませんが、この物語の中でこんなセリフを言っています。


「Amberley excelled at chess ? one mark, Watson, of a scheming mind」

「アンバーリーはチェスが得意だった。ワトソン、これは策略家の証拠だ。」


・・・このセリフをまとめたものが、上記の格言として広まったようです。





シャーロックがもしチェスをプレイしたなら(いえ本当はしている設定もあったのかもしれませんが)、間違いなくマスタークラスであろうと思うのですが・・・・そう考える方は多いのではないでしょうか?




今宵は滑らかなボックスウッドのチェスメンをお手元に、久しぶりにシャーロック・ホームズ・シリーズを再読してみるのもよろしいかもしれません。



◆England買付

◆推定製造年代:c.1930-1940年代

◆素材:木(箱は松系、駒はボックスウッド)

◆箱サイズ:幅約15cm 奥行約7.9cm 高さ約5.3cm

◆キング駒サイズ:高さ約5.7cm 直径約2.5cm

◆ポーン駒サイズ:高さ約2.2cm 直径約1.6cm

◆総重量:219g(駒をすべて入れた箱の重量)

◆在庫数:1セットのみ



【NOTE】

*チェス駒32ピースと外箱1点、セットでのお品物です。

*チェスボードは付属しません。

*古いお品物ですので、一部に小傷や汚れ、変色、材のワレ等がみられます。

*ホワイトのルーク上部に割れ(欠損)がございますのでご確認ください。

*詳細は画像にてご確認ください。

*画像の備品は付属しません。

*上記ご了承の上、お求めください。




アイテムのご購入はショップにてどうぞ。

こちらのバナーからご来店いただけます。




Todd Lowrey Antiques

by d+A